「英語を勉強しよう」と思って教材を買ったはいいものの、気づいたら本棚の飾りになってた。そんな経験、あなたにもありませんか?
実は僕自身、今までに買った英語教材の数は優に50冊を超えています。でも実際に最後までやり切って「これは買ってよかった」と心から言えるものって、ほんの一握りなんですよね。
特にここ数年は、教材の質も学習スタイルも大きく変わってきました。昔ながらの名著はもちろん健在ですが、ビジュアル重視の新しいタイプの教材も続々登場しています。
この記事では、実際に使って効果を実感した教材だけを厳選してご紹介します。「積ん読」にならない選び方のコツもあわせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
買ってよかった英語教材の選び方|失敗しない3つの基準
英語教材で失敗する人の多くは「評判がいいから」「ベストセラーだから」という理由だけで選んでいます。でも本当に大事なのは、自分の学習スタイルに合っているかどうか。
僕がこれまでの失敗から学んだ、教材選びの3つの鉄則をシェアします。
基準1:系統的に学ぶか、一点突破で学ぶか
英語学習には大きく分けて2つのアプローチがあります。
一つは文法も語彙もリスニングもバランスよく積み上げていく「系統的学習」。もう一つは語源や発音など特定の分野を集中的に攻略する「一点突破型」です。
たとえばEnglish Grammar in Useのような世界的ベストセラーは前者。一方でWord Power Made Easyのような名著は後者にあたります。
自分の性格や目標に合わせて、どちらのタイプが向いているか考えてみてください。コツコツ型の人に一点突破はストレスになりますし、飽きっぽい人に系統的学習は続きません。
基準2:旧来の名著か、最新のビジュアル教材か
これも意外と重要なポイントです。
English Vocabulary in Useのような昔ながらの名著は、信頼性と実績が段違い。世界中の学習者が使っているだけあって、カリキュラムの完成度は極めて高いです。
一方で近年注目されているのが、Lifeのようなビジュアル重視の教材。ナショナルジオグラフィックの美しい写真を見ながら学べるので「勉強している感」が薄く、モチベーション維持に困りません。
飽きずに続けられるかどうかは、教材選びの最重要項目です。自分がワクワクする方を選びましょう。
基準3:試験対策か、実践的なコミュニケーションか
TOEICやIELTSなど明確な目標スコアがあるなら、迷わず試験対策特化型の教材を選ぶべきです。
たとえばEssential Words for the IELTSはIELTS受験者から圧倒的な支持を集めている単語帳。試験に出る順に語彙が整理されていて、効率的にスコアアップを狙えます。
逆に「海外旅行で困らない程度に話せればいい」という人は、Oxford Word Skillsのような実用的な語彙をテーマ別に学べる教材がベストマッチします。
語彙力が爆上がりした買ってよかった英語教材5選
単語の暗記ほど退屈で、でも避けて通れないものはありません。ここでは「覚えやすさ」「記憶への定着率」を重視して選んだ単語帳をご紹介します。
Word Power Made Easy
正直、この本に出会えて本当によかった。全編英語で書かれているので最初は身構えますが、中身は驚くほど親切です。
単語を丸暗記するのではなく、語源(ルーツ)から理解させるスタイル。たとえば「 bene- 」が「良い」を意味すると知れば、benefit(利益)もbenevolent(慈悲深い)も一気に頭に入ってきます。
「英語の勘」を養いたい中上級者には、これ以上ない一冊です。
English Vocabulary in Use
ケンブリッジ大学出版の看板シリーズ。初級から上級までレベル別に分かれているので、自分の現在地から無理なく始められます。
特徴は見開き完結型のレイアウト。左ページで新しい単語を学び、右ページで練習問題を解く。このシンプルな構成が学習リズムを作りやすく、毎日続けられる秘密です。
「どの単語帳を買えばいいかわからない」という初心者にこそおすすめしたい。
Oxford Word Skills
オックスフォード大学出版局が出しているこちらも名作。『English Vocabulary in Use』とよく比較されますが、こちらの方がより実践的なシチュエーション別の構成になっています。
「レストランで使える表現」「電話応対のフレーズ」など、日常生活で即役立つ語彙が満載。海外旅行や留学を控えている人にぴったりです。
Essential Words for the IELTS
IELTS受験者にとってはまさにバイブル的存在。バロンズ社の教材は試験対策のプロフェッショナルとして定評があります。
この本のすごいところは、単なる単語リストではなく「試験でどう問われるか」まで教えてくれる点。リーディングでもリスニングでも、狙われるポイントが手に取るようにわかります。
IELTSで6.0以上を目指すなら、必須の一冊と言っていいでしょう。
Distinction 2000
日本生まれの単語帳ながら、そのクオリティは世界的にもトップクラス。著者のATSU氏はTOEIC満点・英検1級保持者で、学習者目線の解説がとにかく秀逸です。
ネイティブが実際に使う自然な例文と、日本人が間違えやすいポイントの解説が絶妙。SNSでの口コミ評価も極めて高く「これをやってから英語の見え方が変わった」という声が多数寄せられています。
文法アレルギーが克服できた買ってよかった英語教材4選
「文法って聞くだけで眠くなる」。そんなあなたにこそ手に取ってほしい教材を集めました。
English Grammar in Use
説明不要の世界的ベストセラー。世界中の英語学習者が最初に手にする一冊と言っても過言ではありません。
最大の特徴は、難解な文法用語を極力使わず、豊富な例文と練習問題で感覚的に理解させるスタイル。左ページに解説、右ページに問題という構成も学習効率を最大化します。
「英語の文法書ってどれがいいの?」と聞かれたら、迷わずこれを推します。
一億人の英文法
日本で生まれた革命的文法書。著者の大西泰斗氏は「ネイティブの感覚を日本人に伝える」ことに情熱を注いだ英語教育の第一人者です。
従来の学校文法とは一線を画し「なぜ英語はこう表現するのか」を根本から解説。たとえば「a」と「the」の違いを、ネイティブの脳内イメージから解き明かしていきます。
「今までなんでこんな教え方をしてくれなかったんだ」と膝を打つこと間違いなし。
Mr. Evineの中学英文法を修了するドリル
「文法は中学レベルで十分」と言われても、実際どこから手をつければいいかわからない。そんな悩みに応えるのがこの一冊です。
中学3年間で学ぶ英文法を、30日間で総復習できる構成。一つの単元が見開き2ページで完結するので「今日はここまで」と区切りがつけやすく、挫折しにくい設計になっています。
英語を学び直したい社会人に特におすすめです。
総合英語 FACTBOOK
学校指定の分厚い文法書に苦しめられた経験、ありませんか?このFACTBOOKは「辞書的に使える参考書」として設計されていて、必要な項目だけピンポイントで調べられます。
例文がとにかく豊富で、索引も充実。わからない文法事項にぶつかるたびに引く「頼れる辞書」として、デスクに常備しておきたい一冊です。
リスニング・スピーキングで効果を実感した買ってよかった英語教材3選
「読めるのに聞き取れない」「頭ではわかっているのに口が出てこない」。そんな壁をぶち破ってくれた教材たちです。
English for Everyone
イギリスの名門DK社が総力を挙げて作ったビジュアル教材。写真やイラストをふんだんに使った誌面は、もはやアート作品のような美しさです。
特筆すべきは付属の音声アプリ。書籍の内容と完全連動していて、ネイティブの発音をいつでもどこでも確認できます。視覚と聴覚の両方から英語をインプットできるので、記憶への定着率が段違いです。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
日本人が英語を話せない最大の理由は「日本語から英語への変換速度が遅すぎる」こと。この問題を徹底的に鍛え抜くためのトレーニング本です。
中学レベルの簡単な英文を、日本語を見た瞬間に英語に変換する練習を繰り返します。「こんな簡単な文でいいの?」と思うかもしれませんが、これが意外と口から出てこない。続けるうちに英語の語順が体に染みつき、会話の瞬発力が劇的に向上します。
Life
ナショナルジオグラフィックと共同制作された、まさに次世代の英語教材。世界中の探検家や写真家のストーリーを通じて英語を学べるので、ページをめくる手が止まりません。
「勉強しなきゃ」ではなく「この写真の続きが見たい」という純粋な好奇心で学習を続けられる。こんな教材は他にありません。英語学習に疲れてしまった人、モチベーションが続かない人にこそ手に取ってほしい一冊です。
試験対策でスコアが伸びた買ってよかった英語教材3選
TOEICやIELTSなど、具体的なスコアアップを目指すなら迷わずこれ。実績と信頼性で選んだ試験対策教材です。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
TOEIC界のレジェンド、TEX加藤氏による単語帳。累計発行部数は驚異の300万部を突破しています。
最大の特徴は「実際のTOEICに出る順」に単語が並んでいること。最初の200語を覚えるだけでスコアが目に見えて変わると言われるほど、効率性を極めた構成です。スマホアプリとの連携もスムーズで、通勤時間を有効活用できます。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集
試験対策の基本にして最強の武器。本番と同じETSが作成しているので、問題の質・難易度ともに本番そのものです。
「模試はこれだけやればいい」と言い切れるほど完成度が高い。特にリスニングは本番と同じ声優が担当しているので、耳を慣らすのに最適です。試験前に必ず2回は通して解くことをおすすめします。
Destination Grammar & Vocabulary
近年評価が急上昇している統合型教材。文法と語彙を別々に学ぶのではなく、同じテーマの中で両方を同時に習得できる設計になっています。
たとえば「旅行」というテーマの中で、関連する語彙とそこで使われる文法をセットで学ぶ。これにより知識がバラバラにならず、実際のコミュニケーションで即活用できるようになります。
IELTSやケンブリッジ英検など、総合力が問われる試験対策に特に効果的です。
「積ん読」を防ぐ!買ってよかったを確実にする3つの習慣
せっかくいい教材を買っても、やり切れなければ意味がありません。最後に、僕が実践している「教材を確実に使い切る習慣」をお伝えします。
習慣1:最初の1週間は1日5分だけ
新しい教材を買った直後は誰でもモチベーションが高いもの。しかしその勢いで1時間も2時間も勉強すると、確実に3日で息切れします。
最初の1週間は「1日5分だけ開く」を目標にしてください。たった5分でも、毎日続けることで脳が「この教材を開くのは日常の一部だ」と認識し始めます。
習慣2:付箋とマーカーを惜しまない
本をきれいに使おうとする心理、よくわかります。でも英語教材は「使い倒すもの」と割り切ってください。
わからない単語には付箋、重要なポイントにはマーカー。書き込みも遠慮なく。そうやって自分だけの「汚れた一冊」を作り上げたとき、英語力は確実に伸びています。
習慣3:終わらせることを目的にしない
教材は最後まで終わらせることがゴールではありません。その教材から何を学び、自分の英語力がどう変わったかがすべてです。
途中で「この本はもう十分だ」と思ったら、潔く次に進んでいいんです。むしろ「全ページやり切らなきゃ」という強迫観念が学習の妨げになることも多い。自分の成長を最優先に考えてください。
まとめ|本当に買ってよかった英語教材は「続けられる」一冊
ここまで15冊の教材を紹介してきましたが、結局のところ「買ってよかった」と思えるかどうかは、その教材をどれだけ使い倒せるかにかかっています。
僕自身、これまで数えきれないほどの教材を買っては積み上げてきました。そんな中で最後までやり切れた教材に共通していたのは「開くのが苦にならない」という一点です。
あなたにとって「今日も開きたい」と思える一冊。それがきっと、数ヶ月後に「買ってよかった」と心から言える英語教材になるはずです。
この記事で紹介した中に、そんな一冊が見つかれば嬉しく思います。あなたの英語学習が実り多きものになりますように。
