「最近、どこに行ってもかむかむ梅が見つからない…」
そんな声がSNSや掲示板で相次いでいます。長年愛されてきた定番おやつだけに、「本当に終売なの?」「もう買えないの?」と気になっている人も多いはず。この記事では、かむかむ梅の販売終了の真相や、再販の可能性をわかりやすく解説していきます。
かむかむ梅とは?噛むほどに広がる梅の旨み
「かむかむ梅」は、三菱食品が展開する「かむかむシリーズ」のひとつ。
国産梅を使用したチューイングキャンディで、ほどよい酸味と甘さ、そして噛むたびに広がる梅の香りが特徴です。クエン酸を含み、気分転換やリフレッシュにもぴったりということで、オフィスやドライブ、勉強中のおやつとして幅広い世代に親しまれてきました。
シリーズには「かむかむレモン」「かむかむ巨峰」など複数の定番フレーバーがありますが、中でも梅味は根強い人気を誇る定番中の定番。紀州産南高梅を使ったこだわりの味わいに、長年のファンが多い商品です。
店頭から姿を消した?終売の噂が広がった経緯
ここ1〜2年ほど、「かむかむ梅を全然見かけない」「スーパーやコンビニから消えた」という声が増えています。
実際、ヨドバシ.comやオフィス用品通販サイトなど複数の販売ページでは「販売終了」「お取り扱い終了」といった表示が確認されています。Amazonや楽天市場でも一部出品のみで、「在庫限り」「現在在庫なし」となっているケースが目立ちます。
また、SNS上では「2月出荷分で販売終了と聞いた」「百均からもなくなった」といった投稿も見られ、ユーザー間で“終売説”が広まりました。
ただし、メーカーである三菱食品から「かむかむ梅は生産終了しました」という公式発表は現時点で確認されていません。つまり、完全な終売ではなく、“実質的な流通終了”の可能性が高いと考えられます。
なぜかむかむ梅は終売した(と見られる)のか
かむかむ梅が店頭から消えた理由を、業界や市場の動向から考察してみましょう。
1. 売上・需要の減少
ガムやチューイングキャンディ市場は、ここ10年ほど縮小傾向にあります。
スマートフォンの普及やマスク生活の長期化により、「口にものを入れながら作業する」習慣が減少。日本チューインガム協会の統計によれば、2004年に1,800億円以上あった市場が、2020年代には半分以下に落ち込んでいるともいわれます。
こうした背景の中で、メーカーがラインナップを整理し、売れ筋のレモン味などに注力した可能性があります。
2. フレーバーの入れ替えやブランド再編
「かむかむシリーズ」は、過去にも季節限定や新フレーバーを多数展開しており、2018年には「かむかむ梅」自体がリニューアル発売されています。
定期的なリニューアルや製品入れ替えが行われているため、「現行仕様のかむかむ梅が終了した」という可能性も十分考えられます。
実際、リニューアル前後に「販売終了→再発売」という流れを繰り返したフレーバーも存在します。
3. 原材料やコストの影響
近年、食品業界では原材料・輸送費の高騰が続いています。梅の価格も例外ではなく、特に国産梅(紀州産南高梅など)は不作の年もあり、調達コストが上昇傾向にあります。
小袋菓子のような低価格商品では、原材料費の変動がそのまま採算に影響するため、一定期間の生産休止や終売判断に至るケースもあります。
4. 流通・販売面での戦略変更
販売チャネルの見直しも要因の一つかもしれません。
かつてはスーパー・コンビニ・ドラッグストア・100円ショップなど幅広い店舗で見られたかむかむシリーズですが、近年は取扱店舗が限定的になっています。メーカーが「主要商品の集中販売」方針をとる中で、売上構成比の低い梅味が対象外となった可能性もあります。
完全に終売?メーカー公式の動きと現状
前述の通り、三菱食品の公式サイトには「かむかむシリーズ」のブランドページが存在し、現在もレモン味や巨峰味などが紹介されています。しかし、梅味に関しては掲載が不安定で、最新ラインナップからは一時的に姿を消しています。
また、ニュースリリース一覧を確認しても、「かむかむ梅終売のお知らせ」という公式文書は掲載されていません。
一方で、通販サイトや小売店の情報を見ると、「製造終了」「在庫限り」「販売予定数終了」と明記されたケースが複数存在。これらはメーカー側の出荷がすでに止まっていることを示唆しており、実質的な販売終了状態とみてよいでしょう。
再販・復活の可能性はある?
ファンとして気になるのは、やはり「もう一度食べられる日が来るのか」という点。
結論から言えば、“完全消滅”の可能性は低く、再販や限定復刻のチャンスは十分にありそうです。
梅味は根強い人気フレーバー
かむかむシリーズの中でも梅味は固定ファンが多く、「酸っぱさがクセになる」「夏場にぴったり」などの声が多数あります。SNSでも「再販してほしい」「あの味が忘れられない」といった投稿が今も続いています。
メーカーとしても、ファン需要の高さを無視することは難しく、時期や仕様を変えて再登場させる余地はあるでしょう。
過去にもリニューアル復活の前例あり
実際、2018年には「かむかむ梅」がリニューアル発売された前例があります。
「リニューアル=再販」として復活したケースが過去にあることを考えると、今後も仕様変更やパッケージ刷新を経て登場する可能性は高いです。
季節・限定販売の形も考えられる
梅味という性質上、春〜夏の季節限定として展開されることも多く、再販される場合は期間限定商品として登場することも考えられます。
また、梅干し・梅スイーツ需要が高まる時期に合わせてリバイバル販売されることもありそうです。
代わりに楽しめる商品は?
もし今すぐ「梅の酸っぱさ」を味わいたいなら、他の梅系お菓子をチェックするのもおすすめです。
- 男梅キャンディ(ノーベル製菓)
強烈な酸味と塩気で人気の定番商品。かむかむ梅よりも濃厚で刺激的な味が楽しめます。 - 小梅(ロッテ)
昔ながらのやさしい酸味が特徴。キャンディタイプですが、後味の余韻はかむかむ梅に近い印象です。 - かむかむレモン
同じシリーズのフレーバー。酸味と甘味のバランスが良く、かむかむ梅ファンにも満足感のある仕上がり。
これらを試しつつ、かむかむ梅の再販情報を待つのも一つの方法です。
今後の動向をチェックするには
再販情報を逃さないためには、メーカーの動きを定期的にチェックしておくのが確実です。
こうした小まめなチェックで、再販の速報をいち早くキャッチできる可能性があります。
かむかむ梅 終売の真相とこれから
まとめると、「かむかむ梅」は現時点で明確な“終売告知”は出ていないものの、流通在庫の消滅や販売終了表示などから実質的に販売が終了した状態と考えられます。
一方で、過去にリニューアル再販の例もあるため、「完全に消えた」と断定するのはまだ早いでしょう。
ガムやチューイングキャンディ市場が縮小する中で、こうした“噛んで楽しむ”系お菓子の存在は貴重です。ファンの声が多ければ、再販や復活の可能性も十分あります。
今後のメーカー動向や新フレーバー情報を見守りつつ、再びあの酸っぱくて懐かしい味に出会える日を期待したいですね。

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