「牛乳と混ぜるだけ」でおなじみのフルーチェ。その和風版として話題になった「わふーちぇ」を覚えていますか？
抹茶や黒蜜きなこなど、和素材を取り入れた“和風ドルチェ”として登場したこのスイーツ、見た目も味もかわいさ満点でした。
しかし、いつの間にかスーパーの棚から姿を消し、「終売してしまったの？」という声が相次いでいます。
この記事では、わふーちぇの発売当初から現在までの流れを振り返りながら、終売に至った背景や再販の可能性について詳しく解説します。
和風フルーチェとして登場した「わふーちぇ」とは
「わふーちぇ」は、ハウス食品が2018年に発売したデザートベース商品。
名前の由来は「和風＋ドルチェ」。つまり、“和風スイーツ”という新ジャンルを家庭で手軽に楽しめるようにしたシリーズでした。
登場時のフレーバーは「抹茶」「黒蜜きなこ」「あずき」の3種類。
どれも和の味わいを前面に出しながら、牛乳と混ぜるだけで簡単に“ぷるん・とろん”とした食感を作れるのが特徴です。
ハウス食品のニュースリリースによると、発売は2018年8月13日。
「牛乳を混ぜるだけで、こだわり和素材のこく深い味わいが引き立つ、ぷるん・とろんとした口溶け」と紹介されていました。
さらに2019年には“ご好評につき再発売”という形で再登場。新たに「和栗」味が追加され、既存のフレーバーもリニューアルされています。
つまり、当初は季節限定・話題型の商品として発売され、その後人気を受けて一度は復活を果たしたスイーツだったのです。
いつの間にか姿を消した…「わふーちぇ」終売の噂
そんなわふーちぇですが、現在ではスーパーやドラッグストアなどで見かけることはほとんどなくなりました。
SNSやレビューサイトでは「好きだったのに売ってない」「終売になったらしい」といった投稿が相次ぎ、ファンの間で話題になっています。
実際、ハウス食品の公式サイトで現在の製品一覧を確認すると、「わふーちぇ」の名前は掲載されていません。
さらに、公式の「販売終了製品一覧（過去2年）」にも記載がないため、明確な“終売告知”はされていないものの、製造・出荷自体はすでに終了しているとみられます。
一部のブログでは「2021年頃にはすでに公式HPで終売扱いになっていた」との記述もあり、消費者の間では“実質的に終売”という認識が広がっています。
Amazonなどでは今も在庫が販売されているケースがありますが、どれも過去の在庫や並行品が中心。メーカーによる継続販売は行われていないと考えられます。
終売に至ったと考えられる理由
ハウス食品から公式な説明は出ていませんが、いくつかの要因が重なって終売に至ったと考えられます。
1. 期間限定の位置づけだった
最初の発売時から「期間限定」と明記されていたため、当初から短期販売を想定していた可能性があります。
こうした限定シリーズは、話題性を重視して発売され、一定期間で終了するケースが多くあります。
2. コストと採算の問題
「わふーちぇ」は宇治抹茶や黒蜜、丹波黒豆きなこ、北海道産あずきなど、素材へのこだわりが強い製品でした。
特に2019年のリニューアル時には「抹茶約2.5倍」「きなこ約1.3倍」など原料の増量を行っており、コストが上がったとみられます。
その結果、価格と採算のバランスが難しくなった可能性が高いでしょう。
3. 市場トレンドの変化
フルーチェシリーズは長く愛される一方で、牛乳を混ぜるデザート市場は新製品の入れ替わりが激しいジャンルです。
「和素材スイーツ」というテーマは一定の人気を持ちつつも、トレンドの中心ではなく、ブームが落ち着くと需要が減少します。
消費者の関心が他のスイーツ（コンビニデザートや冷凍スイーツなど）に移ったことも影響した可能性があります。
4. プロモーションの縮小
発売当初は特設サイトやレシピ提案、メディア露出も行われていましたが、再販以降は露出が減少。
定番化するほどのマーケティング展開が続かなかった点も、自然消滅的な終売につながったと考えられます。
こうした複数の要因が重なり、「期間限定→再発売→販売終了」という流れをたどったのではないでしょうか。
ファンが愛した“かわいさ満点スイーツ”の魅力
わふーちぇが多くのファンに愛された理由は、その「かわいさ」と「手軽さ」にあります。
まず、ネーミングとパッケージ。
“和風×ドルチェ”という響きがすでにかわいらしく、和柄をあしらったデザインも目を引きました。
次に、味と食感。
「ぷるん・とろん」としたやわらかな口当たりは、まさに和風プリンのよう。
抹茶や黒蜜の上品な甘さに、牛乳のまろやかさが加わって癒しの味わいを演出していました。
さらに、アレンジが自由だったのも人気の理由。
小倉あんや白玉をトッピングしたり、グラススイーツ風に盛りつけたりと、“SNS映え”する可愛さを楽しむ人も多かったようです。
「簡単なのに見た目も味もかわいい」。
この手作り感と和スイーツらしい上品さのバランスこそが、わふーちぇの魅力の核心でした。
再販の可能性はある？
気になるのは「また食べられる日は来るのか？」という点。
実は、わふーちぇには過去に“再発売”の実績があります。
2019年に「ご好評につき再登場」として復活した経緯があるため、将来的な再販の可能性はゼロではありません。
では、再販が実現する可能性を探るヒントを見ていきましょう。
限定復活の可能性
期間限定で再登場するパターンは十分ありえます。
例えば、秋冬シーズンに「和栗」「黒糖きなこ」などの限定フレーバーとして発売すれば、季節感と話題性の両方を兼ね備えられます。
SNS時代との親和性
現在は「手軽で映えるスイーツ」がトレンド。
牛乳と混ぜるだけで簡単にかわいいデザートができる「わふーちぇ」は、SNS映え・動画映えの点でも非常に相性が良いです。
もし今再登場すれば、若年層を中心に再び注目を集める可能性があります。
コスト面での工夫次第
前回の課題だった原料コストを抑えつつ、品質を維持する工夫ができれば、数量限定の再販も現実的でしょう。
“ご当地素材”や“コラボ企画”として展開することで、新しい価値を付加できるかもしれません。
手に入れるなら今？在庫はまだあるのか
現在、「わふーちぇ」は公式販売こそ終了していますが、オンラインでは一部流通が続いています。
Amazonやフリマアプリなどでは在庫品や旧パッケージの販売が確認できます。
ただし、いずれも数量が限られており、再生産がない以上、今後は入手困難になっていくでしょう。
もしもう一度食べてみたい方は、在庫が残っているうちにチェックしてみるのも一案です。
とはいえ、保存期限や品質に注意し、正規販売店・信頼できるルートから購入することをおすすめします。
まとめ｜わふーちぇ終売の背景と今後に期待
「わふーちぇ 終売」の噂は本当でした。
現在は公式ラインナップから外れ、店頭で見かける機会もほぼなくなっています。
終売の理由は、期間限定販売という企画性、和素材によるコスト高、そして市場トレンドの変化など複数の要因が重なった結果と考えられます。
しかし、一度再発売された実績があることや、今の“かわいい手作りスイーツブーム”との相性を考えると、再販の可能性は十分にあります。
懐かしいあの“ぷるん・とろん”をもう一度味わいたい。
そんなファンの声が多ければ、いつか再び“和風ドルチェ”として私たちの食卓に帰ってくるかもしれません。
わふーちぇ 終売というニュースは寂しいものの、今なお語り継がれるほど愛されたスイーツ。
再びあのかわいさとやさしい味わいに出会える日を、楽しみに待ちたいですね。
コメント