「フォンデュ(FONDUE)」のカラコン、最近どこにも売っていない…そう感じた方も多いのではないでしょうか。人気の「ルナシークレット」や「フィグスカッシュ」を愛用していた人にとっては、在庫が見つからないのはかなりショックですよね。
この記事では、フォンデュのカラコンがなぜ終売になったのか、その理由や背景、そして今後再販の可能性はあるのかをわかりやすく解説していきます。
フォンデュ(FONDUE)ってどんなカラコン?
まずは「フォンデュ」というブランドについておさらいしましょう。
フォンデュは、「重なり合う透明感の三原色」をコンセプトに誕生したカラコンブランド。韓国製の高発色レンズでありながら、日本国内での販売・管理は「日本グローバル株式会社」が行っていました。
特徴的なのは、瞳に溶け込むような自然な透明感。SNSでも「とにかく盛れる」「他にないニュアンスカラー」と話題になり、一時期は人気急上昇でした。
代表的なカラーには、
- ルナシークレット(Luna Secret)
- フィグスカッシュ(Fig Squash)
- カヌレベージュ
- ホリゾングレー
などがあり、いずれも“くすみ感×透明感”を絶妙に掛け合わせたデザインで、多くのファンを獲得していました。
レンズ仕様は1箱2枚入り・使用期間1ヶ月・含水率38%前後。BC8.6mm、DIA14.2〜14.5mmという定番スペックで、日常使いにも向いていたタイプです。
「在庫限りで終売」って本当?販売終了の実態
最近、モアコンタクトやShop-Listなどの通販サイトを見ると、「在庫限りで終売」「こちらの商品は在庫がなくなり次第終了」といった注意書きが目立つようになっています。
特に「ルナシークレット」や「フィグスカッシュ」など人気色のページでは、すでに購入ボタンがグレーアウトしている場合も。
さらに、楽天市場やYahoo!ショッピングでは「終売しました」「パッケージリニューアルのため販売終了」と明記されているケースも確認されています。
つまり、フォンデュのカラコンは事実上“販売終了状態”にあると見て間違いありません。
ただし「在庫限りで終了」という表現が多く、メーカーによる明確な「製造終了発表」は出ていない点がポイント。完全終了ではなく、流通在庫が尽き次第消えるタイプの“静かな終売”です。
フォンデュ カラコンが終売になった理由を考察
公式な発表こそないものの、なぜフォンデュが終売となってしまったのか。その背景をいくつかの視点から考えてみましょう。
1. もともと限定生産モデルだった可能性
通販サイトの説明文にも「在庫がなくなり次第終売」との記載があり、最初から“数量限定”の企画商品だった可能性があります。
カラコン市場では、季節限定やトレンドに合わせたカラーシリーズを短期販売するケースが増えており、フォンデュもその一例と考えられます。
2. ワンデー需要の拡大による市場変化
近年のカラコン市場では、「1ヶ月タイプ」よりも「1日使い捨て(ワンデー)」への移行が進んでいます。
清潔で扱いやすく、衛生面でも安心なワンデーが主流化している中、フォンデュのような「1ヶ月タイプ」は徐々に販売数が落ち込んでいたと考えられます。
このトレンド変化に合わせ、メーカー側が人気の低下したシリーズを整理した可能性があります。
3. コスト・製造面での事情
フォンデュは韓国製のレンズを輸入・国内販売していたブランドです。
輸入コストの上昇や為替変動、さらには国際的な物流遅延の影響を受けたことも考えられます。
また、医療機器としての承認・検査コストも決して小さくありません。そうしたコストバランスを踏まえ、在庫限りで終了とした判断も現実的です。
4. ブランド整理・戦略転換
フォンデュを販売していた「日本グローバル株式会社」は、複数のカラーコンタクトブランドを展開しています。
その中で、販売実績の低下したシリーズを整理し、新ブランドやリニューアルモデルに注力する方針へシフトした可能性も。
実際、同社の関連ブランドでは新カラーや高含水タイプが次々と登場しており、リソース集中の流れが見られます。
5. 規制・安全基準への対応
カラコンは「高度管理医療機器」に分類されるため、製造・販売には厚生労働省の承認や品質基準の遵守が求められます。
仕様変更や新基準への適合にコストがかかる場合、旧モデルを終売とする判断もあり得ます。
ただし、フォンデュについて安全性上の問題や回収情報は見当たらず、単純な戦略的終了とみるのが自然です。
終売でもまだ買える?在庫状況と注意点
2025年現在でも、一部の通販サイトや店舗ではわずかに在庫が残っている場合があります。
特に「ルナシークレット」や「フィグスカッシュ」は人気が高く、在庫が残っていれば早めに完売する傾向です。
ただし、ここで注意したいのは“正規品の確認”です。
終売商品は流通在庫が少なくなるにつれて、並行輸入や非公式ルートの販売も増える傾向があります。
購入する際は、以下の点を必ず確認しましょう。
- 医療機器承認番号が記載されているか
- 販売元・輸入元が正しく表記されているか
- 公式・大手通販サイト経由であるか
特にコンタクトレンズは目に直接触れる医療機器なので、安さだけで選ぶのは危険です。
「終売品をどうしてももう一度使いたい」という場合でも、信頼できる販売経路から購入しましょう。
再販・リニューアルの可能性はある?
ファンとして一番気になるのが「また販売してくれるの?」という点ですよね。
結論から言うと、現時点では公式から再販予定の告知は出ていません。
ただし、「在庫限り終了」との表現が多いこと、また一部で「パッケージリニューアルに伴う販売終了」という記載があることから、
同ブランド名ではなくても“後継モデル”として再登場する可能性はゼロではありません。
過去にも、人気カラコンが「新デザイン・新ブランド」として再リリースされるケースは珍しくありません。
そのため、「フォンデュ風のデザインを継承した新シリーズ」が今後登場する可能性もありそうです。
フォンデュの代わりにおすすめできるカラコン傾向
「フォンデュのような透明感が好きだった!」という人は、以下のようなタイプのレンズを探してみると近い仕上がりが得られます。
- くすみカラー×高発色系のナチュラルデザイン
→ “透明感”を重ねる設計のカラコン(例:ルーチェ、トパーズ、モラクなど) - 韓国製レンズのナチュラルシリーズ
→ 柔らかい発色や水光感が特徴。1DAYタイプが主流。 - 国内ブランドの高含水レンズ
→ 着け心地を重視したタイプも選択肢に。
「ルナシークレット」のような透明グレージュ系なら、
「モラク ダズルグレー」や「トパーズ オパール」なども方向性が似ています。
ただし装着感や発色は人によって違うため、購入前にレビューや装用画像をチェックするのがおすすめです。
ファンが今できること
すでに販売終了となっているフォンデュシリーズを愛用していた人にとっては、悲しいニュースですよね。
しかし、在庫がわずかに残っているうちに確保することもできますし、似たテイストのブランドも続々と登場しています。
カラコンは「出会い」と「別れ」が多いアイテム。
お気に入りが終売になっても、似た質感やデザインを持つ新しいブランドが必ず見つかるはずです。
少し視野を広げて、新しいレンズを探す楽しみも感じてみてください。
フォンデュ カラコン 終売のまとめ
- フォンデュのカラコンは、モアコンなどで「在庫限りで終売」と明記されている
- 終売理由は、限定販売・市場変化・コスト・ブランド戦略の見直しなど複合的要因の可能性
- 再販予定は現時点で未発表だが、リニューアルや後継ブランド登場の可能性は残る
- 終売品の購入は正規ルートで。非公式販売には注意
- 透明感・くすみカラー系が好きな人は、類似コンセプトの他ブランドも検討を
お気に入りのレンズがなくなるのは寂しいものですが、カラコン市場は常に進化しています。
これをきっかけに、自分の新しい“似合う瞳”を探すのも素敵なタイミングかもしれません。

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