最近SNSなどで「セリアの戦闘フィギュアがどこにも売ってない!」という声をよく見かけます。100円ショップのアイテムとは思えないクオリティで話題になっただけに、「欲しかったのに買えなかった」「再販してほしい」という声も後を絶ちません。
今回は、セリアの戦闘フィギュアがなぜ売っていないのか、その販売中止の背景や再販の可能性を、実際の情報をもとに詳しく解説していきます。
セリアの戦闘フィギュアとは?驚きの完成度で注目を集めた理由
まず、セリアの戦闘フィギュアとはどんな商品なのか。
このアイテムは、2025年初頭に登場したプラモデル型の可動フィギュアで、価格は税込110円。全高は約13センチほどで、関節が動かせる仕様になっており、手足や胴体を自由にポーズさせることができます。
付属品として、武器パーツや交換用の手パーツもセット。
ランナーから切り出して組み立てる“スナップフィット方式”なので、ニッパーがあれば誰でも簡単に作ることができるという点も魅力でした。素材はABS樹脂とされており、100円とは思えないほどのしっかりした作り。
白×黒や赤×黒といったカラーバリエーションもあり、ホビー層を中心に「この価格でこの出来は凄い」と瞬く間に注目を浴びました。
登場直後からSNSでは「見つけたら即買い案件」「4店舗回ってようやくゲットした」などの投稿が相次ぎ、いわゆる“100均ホビー革命”とまで呼ばれた存在だったのです。
発売直後に店頭から消えた?品薄・売り切れが続出した背景
人気が急上昇したことで、全国のセリア店舗ではすぐに品薄状態が発生しました。
地方・都市部を問わず「どこにも置いていない」「入荷予定が未定」といった声がSNSや知恵袋に殺到。多くのユーザーが複数店舗を回っても手に入らない状況となりました。
理由のひとつは、想定以上の需要に対して供給量が追いつかなかったこと。
もともとセリアの商品は、大量生産よりも「限定的に流通→反響を見て再展開」というスタイルが多く、初回ロットで売り切れた商品はすぐに補充されない傾向があります。
また、転売目的での購入も一部で見られ、フリマアプリでは定価の数倍以上で取引されていた時期もありました。
ホビー層だけでなく、イラストや造形を学ぶ人たちの“デッサン人形代わり”としても人気が広がり、結果的に一般消費者の手に届きにくくなったのです。
突然の販売中止、その理由とは?
ではなぜ、一時的に販売そのものが止まってしまったのか。
ここには、ちょっと意外な背景があります。
一部のホビー系ブログやSNSで指摘されたのが、セリアの戦闘フィギュアの“造形データ”に関する問題。
もともとネット上で公開されていた3Dモデル「DUMMY 13」に形状が似ていることから、「このデータを無断利用しているのでは?」という疑念が浮上しました。
このモデルはクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC BY 4.0)で配布されており、商用利用は可能なものの「作者のクレジット表記」が必要とされています。
つまり、表記を誤ったり省略した場合、ライセンス違反にあたる可能性があるのです。
販売元である久野貿易商会はこの問題を受けて、商品の流通を一時的に停止したとみられます。
一部ユーザーからも「作者の方に連絡したところ、確認中との返答があった」などの投稿があり、こうした動きが店頭からの撤去につながったと考えられています。
加えて、素材や安全性の検証を行う過程で、「ABS樹脂ではないかもしれない」「成分が異なる可能性がある」といった検証結果も出ており、品質面でも見直しが行われたようです。
結果として、ライセンス表記の修正と品質再確認を経て、販売は一時的に停止されました。
改良版が再登場!しかし再販後も品薄状態が続く
この販売停止を経て、2025年5月ごろに再販が確認されています。
パッケージには正式なクレジット表記が追加され、製造・販売面の修正が施された“改良版”として店頭に再登場しました。
ただし、再販後も入荷数は非常に少なく、店舗によっては「1人1個まで」の購入制限を設けた例もあります。
SNSでは「やっと買えた!」という喜びの声の一方で、「再販分も即完売」「また見かけなくなった」という投稿も目立ち、依然として入手困難な状況が続いています。
これは、再販によって需要がさらに高まったことに加え、全国一律の流通ではなく地域や店舗によってばらつきがあるため。
大型ショッピングモール内のセリアでは入荷していたという報告もありますが、地方の小型店舗では取り扱い自体がなかったというケースも少なくありません。
つまり、再販はあったものの「見つけたらラッキー」レベルのレアアイテムになっているのです。
なぜセリアの戦闘フィギュアが“売ってない”と言われるのか
ここで改めて、「なぜ売ってないのか」を整理してみましょう。
- ライセンス・知的財産の問題による販売停止
データ使用に関するクレジット表記ミスが発覚し、販売元が一時的に流通を止めた。 - 人気爆発による需要過多
発売直後からSNSで話題になり、想定以上のスピードで売り切れが発生。再販後も需要が続いている。 - 100円ショップ特有の流通制限
セリアでは商品ごとの入荷数が少なく、全国で一斉に再販されるとは限らない。店舗間の在庫差が大きい。 - 転売や買い占めの影響
定価110円のアイテムが、ネット上で高額転売されることで一般ユーザーの入手がさらに困難に。 - 品質・安全性の再確認による製造調整
素材確認や品質テストが行われ、再生産に時間がかかっている可能性がある。
これらの要因が重なった結果、「売ってない」「販売終了では?」という印象が広まっていると考えられます。
再販の可能性は?今後の展開を予想
結論から言えば、再販の可能性は十分にあります。
実際、ライセンス表記を修正したパッケージで一度再流通しており、販売元やセリア側が完全に撤退したわけではありません。
ただし、再販のタイミングや数量は店舗によって大きく異なるため、「いつでも買える」という状態には戻っていません。
再び店頭に並ぶ時期を予測するのは難しいものの、次のようなパターンが考えられます。
- 季節限定やリニューアル品として少数再展開される
- 店舗や地域限定での取り扱い
- 新色や新仕様として改良版が登場する
再販時期を逃さないためには、SNS検索で「#セリア戦闘フィギュア」「#セリア入荷情報」などのタグをチェックしておくと良いでしょう。
実際に入荷報告が上がったタイミングで店舗を回れば、購入できる可能性が高まります。
買えないときの対処法と注意点
どうしても欲しいのに手に入らない場合、いくつかの対策があります。
- 複数店舗をチェックする
地域によって入荷差が大きいため、1店舗で諦めずにいくつか回ってみる。特に大型店舗は狙い目です。 - SNSで情報を追う
X(旧Twitter)やInstagramではリアルタイムの入荷情報が共有されることがあります。 - 転売サイトは慎重に
フリマアプリでは高額で販売されていますが、定価110円の商品に数千円払う価値があるかは冷静に判断したいところ。 - 今後のリニューアル版を待つ
人気商品である以上、形を変えて再登場する可能性もあります。焦らず待つのも一つの選択肢です。
セリアの戦闘フィギュアが売ってない理由と今後の期待
セリアの戦闘フィギュアは、100円とは思えない完成度で多くのファンを生みました。
しかし、その人気ゆえに生じたライセンス問題や品薄、転売などが重なり、現在も“売ってない”状態が続いています。
ただし、過去に再販が行われた実績があることから、今後も改良版や新パッケージとして再登場する可能性は十分にあるでしょう。
もし次に見かけたら、それは運命のタイミングかもしれません。
ぜひその時は迷わず手に取ってみてください。
以上、セリアの戦闘フィギュアが売ってない理由と再販の可能性についての紹介でした。

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