「セリアに行ったのに印鑑が見つからない」「前はあったのに棚から消えてる」──そんな声を最近よく耳にします。
100円ショップで気軽に買える印鑑は、急な書類提出や荷物の受け取り時などにとても便利ですよね。
しかし、2024年ごろから「セリアで印鑑が売ってない」という話題がSNSや口コミで広がっています。
この記事では、セリアの印鑑が本当に販売終了になったのか、それとも在庫切れなのか。
さらに、今後の入荷予定や代わりに購入できる場所についても、最新の情報をもとに解説していきます。
セリアでは印鑑を販売していたの?
まずは基本情報から。
セリアではこれまで、既製の苗字が入った「認印タイプ」や、インク内蔵の「プッシュスタンプ式印鑑(シャチハタ風)」などを販売していました。
価格はもちろん税込110円。100円ショップらしい手軽さで、ちょっとした用途に人気がありました。
特に、文房具コーナーや事務用品の棚に並んでいた印鑑は、全国的に一定の需要があり、種類もかなり豊富でした。
過去の調査では「約1,800種類の苗字」が用意されていた店舗もあるほど。
しかし最近では「印鑑コーナーが消えた」「棚が空になっている」といった声が多く聞かれるようになりました。
「売ってない」と感じる理由は?販売終了の可能性は?
セリアの印鑑が「売ってない」と言われるようになった理由はいくつか考えられます。
順番に見ていきましょう。
1. 店舗ごとに取り扱いが異なる
セリアはフランチャイズを含む店舗展開をしており、各店舗で取り扱う商品が微妙に異なります。
つまり、ある店では印鑑が販売されていても、別の店では扱っていないことも珍しくありません。
特に小規模店舗では文具コーナー自体が縮小され、印鑑が入荷していないケースも多いようです。
2. 一部の苗字が売り切れ・補充なし
「自分の苗字の印鑑だけない」という体験をした人も多いでしょう。
実はセリアの印鑑は、人気の苗字ほど回転が早く、少数派の苗字は一度売り切れると再入荷がないこともあります。
流通コストや在庫管理の効率を考えると、売れ筋以外の品を補充しない方針をとっている店舗もあるようです。
3. 押印文化の変化による需要減少
近年、行政や企業の手続きで「押印不要」化が進んでいます。
電子署名やデジタル契約の普及により、認印の需要自体が減少。
その影響で、100円ショップ業界全体が印鑑の取り扱いを縮小していると考えられます。
実際、ダイソーやキャンドゥでも印鑑の棚が小さくなった、または取り扱いを終了した店舗が増えています。
4. 在庫の一時欠品や配送遅れ
セリアでは商品を定期的に補充していますが、地域倉庫や流通状況によっては一時的に在庫が途切れることも。
特に年末年始や新生活シーズンなどは需要が集中し、「しばらく入荷待ち」となることもあるようです。
セリアの印鑑は本当に販売終了したのか?
結論から言うと、「完全な販売終了」ではありません。
実際に、2025年現在でも一部のセリア店舗では印鑑を販売しています。
ただし、取扱いが大幅に減っているのは事実です。
2024年以降の現地調査や口コミでは、「大型店舗ではまだ売っていた」「地方の店舗には残っていた」といった報告もありました。
つまり、全国的な終売ではなく、「店舗ごとに取り扱いを継続しているかどうかが分かれる状態」と言えるでしょう。
一方で、以前のように全苗字が揃っている店舗はほとんど見られません。
今後も新しい苗字の入荷やラインナップの追加が行われる可能性は低く、既存在庫をもって販売終了となるケースも考えられます。
今後の入荷予定はある?
セリア本部から「印鑑を再販する」「新シリーズを導入する」といった公式発表は今のところありません。
そのため、再入荷は店舗単位の判断に委ねられています。
ただし、過去の傾向を見ると、次のようなタイミングで一部店舗に補充されるケースがありました。
- 新年度(3〜4月):新社会人・学生需要に合わせて文具類を増やす時期
- 年末〜年始:宅配や年賀状など、押印機会が増える時期
- 店舗改装・新装開店時:一時的に全商品がリセットされ、新規入荷することも
入荷タイミングが読みにくいので、欲しい方は最寄り店舗に電話確認するのが確実です。
「印鑑コーナーありますか?」「在庫の補充予定はありますか?」と尋ねるだけで、スタッフが在庫状況を教えてくれます。
代わりに買える場所はどこ?
セリアで見つからなかった場合でも、印鑑を購入できる場所はいくつかあります。
1. ダイソーやキャンドゥ
同じ100円ショップの中でも、ダイソーは印鑑の取り扱いが比較的安定しています。
種類は少ないものの、よくある苗字なら見つかることが多いです。
キャンドゥも一部店舗で販売を続けています。
2. コンビニ・文房具店
セブンイレブンやローソンなど、一部のコンビニでも簡易印鑑を取り扱っています。
価格は300〜500円ほどで、100均より高めですが、急ぎのときには助かります。
また、文具専門店やホームセンターでも既製印鑑が販売されています。
3. ネット通販(Amazon・楽天など)
苗字や用途を指定して探すなら、通販が最も確実です。
認印だけでなく、銀行印・実印まで幅広いラインナップがあり、文字フォントや印材も選べます。
100円均一の簡易印鑑にこだわらないなら、ネット購入もおすすめです。
セリア印鑑の使い道と注意点
セリアで販売されている印鑑は、主に「認印」や「宅配受け取り用」など日常使いが目的です。
銀行印や契約書に使用するものとしては、耐久性や印影の正確さの点で不向きです。
印鑑のゴムやインク部分は長期間使うと摩耗や乾燥が起きるため、頻繁に押す人は予備を持っておくと安心。
また、100円ショップの印鑑は同じ苗字でも書体が違うことがあるので、押印する前に必ず印影を確認しておくとよいでしょう。
セリアの印鑑が再び店頭に並ぶ可能性は?
現状では「完全な廃盤」とまではいえませんが、今後再販が積極的に行われる見込みは高くありません。
ただし、印鑑そのものが完全に不要になったわけではなく、「安く・簡単に手に入れたい」という需要は依然あります。
そのため、セリアや他の100円ショップが再び印鑑をラインナップに戻す可能性もゼロではないでしょう。
もし今後再販されるとすれば、新しいデザインや環境対応インクなど、今の時代に合わせた形になる可能性もあります。
セリアはトレンドやニーズに合わせて商品構成を柔軟に変えるため、顧客の要望次第で復活することも考えられます。
まとめ:セリアの印鑑が売ってないときはどうする?
セリアの印鑑が店頭から消えているのは事実ですが、全国的な販売終了とは限りません。
需要の変化や店舗ごとの在庫差が影響していると考えられます。
もしどうしても必要な場合は、
- 大型店舗のセリアを探す
- 他の100円ショップを回る
- ネット通販で探す
この3つを試すのが現実的です。
手軽に買える印鑑は、急な書類対応のときの“お助けアイテム”。
セリアで見つからなくても、探せば必ず手に入ります。
今後、再びセリアの棚に印鑑が並ぶことを期待しつつ、上手に代替手段を活用していきましょう。


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