最近、「ニベアメン モーニング10 クリアジェルが売ってない」という声をSNSや口コミサイトでよく見かけます。ドラッグストアをいくつ回っても見つからない、ネットショップでも「在庫なし」「販売終了」の表示ばかり。いったい何が起きているのでしょうか。この記事では、ニベアメンの人気シリーズ「モーニング10」について、販売終了の背景や再販の可能性をわかりやすく解説します。
ニベアモーニング10とは?朝の10秒ケアで人気を集めたシリーズ
まずは「モーニング10」がどんな商品だったのかをおさらいしておきましょう。
「ニベアメン モーニング10」は、花王が2021年に発売した男性用スキンケアシリーズ。20〜30代男性を中心に、朝の洗顔後に“10秒でケア完了”できる手軽さが話題になりました。化粧水・乳液・美容液の3役を1本にまとめたオールインワン設計で、「朝の準備を少しでも時短したい」というニーズにぴったりのアイテムでした。
ラインナップは以下のように分かれていました。
- ニベアメン モーニング10 クリアジェル(毛穴・皮脂ケア)
- ニベアメン モーニング10 オイリーブロックジェル(テカリ防止)
- ニベアメン モーニング10 トーンアップミルク(肌の明るさケア)
- ニベアメン モーニング10 ドライプロテクション(乾燥対策タイプ)
どれも共通して、清潔感のある香りとすっきりした使用感が特徴で、忙しい朝でもサッと使えることからリピーターが多く存在していました。
売ってないのはなぜ?公式に「生産終了」が発表されていた
「最近どこにも売ってない」という現象の理由は、実はすでに公式で明確に発表されています。
花王の公式サイト「My Kao Mall」や「ニベア公式ページ」では、モーニング10シリーズの一部商品に「製造終了品」のマークが付いており、生産は2024年10月31日をもって終了したことが記載されています。つまり、今出回っている在庫をもって販売が終わるという“終売”の状態に入っているわけです。
家電量販店サイトのヨドバシ.comやビックカメラ.comでも「販売終了」または「生産完了」と表示され、すでに再入荷の予定はないようです。コスメ口コミサイトでも「生産終了・リニューアルのため販売終了」との注釈が確認できます。
このように、モーニング10シリーズが売っていないのは単なる一時的な在庫切れではなく、正式に生産終了が決定しているためなのです。
なぜ販売終了になったのか?その背景を探る
花王から公式に「なぜ終了したのか」という詳細な説明は出ていません。しかし、市場動向やブランドの展開状況から、その背景をいくつか推測することができます。
1. メンズスキンケア市場の変化
2021年当時、男性向けのオールインワンスキンケア市場は急成長期にありました。「時短」「手軽」「清潔感」というキーワードが注目され、各メーカーがこぞって新製品を投入していた時期です。
しかし、2023年以降は競合が増え、ユーザーの関心もより専門的なケア(毛穴ケア・保湿・エイジングケアなど)に分散。市場が細分化する中で、シリーズを継続するよりも、新しいコンセプト商品を投入したほうが戦略的と判断された可能性があります。
2. 販売チャネルとコストの見直し
「モーニング10」はドラッグストアなど一般小売で販売されていましたが、同時期に花王は公式通販「My Kao Mall」を強化しており、販売チャネルの再編が進んでいました。
オールインワン系商品は在庫管理が難しく、複数ラインを維持するにはコストもかかります。短期間での採算見直しが行われ、シリーズ全体の終了が決まったと考えられます。
3. 新製品への切り替え準備
花王は毎年、ニベアメンシリーズの中で新たな機能性商品を発表しています。モーニング10の生産終了は、単なる撤退ではなく、「後継モデル」や「改良版」への切り替え準備という側面もあるでしょう。
実際、2022年には新タイプ「ニベアメン モーニング10 ドライプロテクション」が追加されており、ブランドとして機能ごとの展開を試行していた形跡が見られます。
ネットや店頭での在庫状況
では、今どこで手に入るのかというと、状況はかなり限られています。
楽天市場やAmazonなどの通販サイトでは、在庫限りで販売しているショップもありますが、すでに在庫僅少・入荷未定が多いです。価格も通常より高くなっているケースがあり、転売やプレミア価格での出品も増えています。
メルカリなどのフリマアプリでも「ニベアメン モーニング10 トーンアップミルク」「ニベアメン モーニング10 オイリーブロックジェル」などの未使用品が出品されていますが、いずれも数量限定。購入する際は新品未開封であることを必ず確認しましょう。
また、地方のドラッグストアやスーパーでは、在庫が残っている店舗もまれにあります。どうしても欲しい人は、地域店舗を回って探してみる価値があります。
再販や復活の可能性はある?
現時点では、花王やニベア公式から「モーニング10シリーズの再販」や「新パッケージでの復活」といった発表は出ていません。
ただし、過去のニベアメン製品には、一度販売終了した後にリニューアルして戻ってきた例もあります。人気のあった要素(オールインワン設計や10秒ケアなど)は、今後の新シリーズに受け継がれる可能性があります。
また、花王公式サイトでは「製造終了品は改良・リニューアルなどにともない、内容成分や使用感を見直すことがある」と明記されています。つまり、全くの廃止ではなく、「別商品として生まれ変わる」可能性があるということです。
そのため、「モーニング10」のコンセプトが好評だったことを踏まえると、数年後に似たコンセプトの商品が登場することも十分考えられます。
モーニング10が買えないときの代替アイテム
「今すぐ代わりになるものがほしい」という人に向けて、似た使い方・使用感の代替候補を挙げておきます。
- ニベアメン オールインワンジェル
シリーズは異なりますが、保湿・整肌を1本で完了できる男性用オールインワン。ベタつかず爽やかな使い心地が特徴です。 - ギャツビー パーフェクトスキンローション
手軽に使えるメンズ化粧水。スーッとした清涼感があり、皮脂対策重視の人に向いています。 - ウーノ スキンケアタンク
脂性肌・乾燥肌などタイプ別に選べるオールインワンタイプ。全国のドラッグストアで入手しやすく、価格も手頃です。
いずれも“朝の時短ケア”という目的に沿う商品なので、モーニング10を愛用していた人には乗り換え候補になるでしょう。
賢く在庫を探すコツと注意点
終売品を探す際は、次のポイントに注意しましょう。
- 公式通販での在庫表示を最優先に確認
花王グループの「My Kao Mall」や「ニベア公式サイト」で販売ステータスを確認。製造終了の正式日も記載されています。 - ドラッグストアの実店舗をチェック
在庫限りで販売を続けている可能性があります。店舗によっては棚替え前の在庫が残っていることも。 - 転売品の価格に注意
メルカリ・Amazonなどで高額出品されていることがあります。定価の2〜3倍になっているケースもあるため、無理な購入は避けましょう。 - 代替品を試す柔軟さを持つ
スキンケアは継続が大切です。入手困難になった場合は、近い使い心地のアイテムに早めに切り替えるのが賢明です。
ニベアモーニング10が売ってない理由まとめ
・「ニベアメン モーニング10 クリアジェル」シリーズは、2024年10月31日で生産終了
・ 現在は店頭・ECともに在庫限りで販売終了状態
・ 終了理由は市場縮小・ライン整理・コスト見直しなどが背景とみられる
・ 再販の公式発表はなし。ただしリニューアルの可能性は残る
・ 購入希望者は、在庫のある店舗やフリマアプリを早めにチェック
おわりに:今後の動きに注目を
ニベアメン モーニング10 クリアジェルが売ってないのは、公式に生産が終了しているためです。多くのファンが「使い心地が良かったのに残念」と声を上げていますが、ブランドの流れを見ると、これは“完全な消滅”というよりも「次の進化のための整理」とも捉えられます。
今後、花王が新しい形の「朝ケア商品」を再び展開する可能性もあります。そのとき、モーニング10のエッセンスがどのように受け継がれるのか。スキンケア好きとしては、少し期待して見守りたいところです。
以上、「ニベアメン モーニング10 クリアジェルが売ってない?販売終了の真相と再販情報を徹底調査」でした。

コメント