最近、「ニューバランスの2Eが全然見つからない」「店舗に行ってもDしか置いていない」という声をよく聞きます。かつては当たり前のように選べた“2Eワイズ”ですが、ここ数年でその存在感が薄れてきたと感じている人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな“ニューバランス2Eが売ってない理由”を、販売状況・背景・再販の可能性などを交えてわかりやすく解説します。
ニューバランスの「2E」とは？標準幅の基本をおさらい
まず、そもそも「2E」とは何を意味するのでしょうか。
ニューバランスのスニーカーには、足の幅を表す“ワイズ”が設定されています。メンズでは「D・2E・4E・6E（G）」の4段階が基本で、それぞれ幅の広さを示しています。
- D：やや細め
- 2E：標準（日本人の平均的な足幅）
- 4E：幅広
- 6E(G)：超ワイド
つまり「2E」は本来、標準的な幅のモデル。多くの日本人にちょうど良いサイズ感として知られています。しかし実際には、「2Eが選べるモデルが少ない」「店舗ではDしか見ない」といった現象が起きているのです。
ニューバランス2Eが売ってないと言われる理由
1. 店舗での取り扱いが少ない
最大の理由は、実店舗での2Eワイズの取り扱いが極端に少なくなっていること。
スニーカー量販店やセレクトショップでは、在庫や展示スペースの都合から“売れ筋のサイズ”を優先的に置く傾向があります。結果として「Dワイズ」ばかりが棚に並び、2Eは取り寄せ対応やオンライン限定になってしまうのです。
また、2Eワイズを展開しているモデルがそもそも限られているため、「このモデルを2Eで履きたいのに在庫がない」という状況も起こりやすいといえます。
2. 生産量が少なく流通も限定されている
ニューバランスの製品はモデルや生産国によって供給量が異なります。人気モデルであっても、Dワイズが主流で、2Eは生産数が少ないケースが多いです。
とくにアジア市場向けのラインでは、在庫リスクを抑えるために「Dサイズ中心で出荷する」方針が取られることもあり、2Eが流通段階から少ない傾向にあります。
つまり「需要があるのに売っていない」のではなく、「供給自体が抑えられている」構造が背景にあるわけです。
3. モデルごとのワイズ展開差が大きい
ニューバランスのスニーカーはモデルごとにワイズ展開が異なります。
たとえば「ニューバランス 574」や「ニューバランス 996」などの定番モデルでも、2Eが用意されているものとされていないものがあります。さらに、同じモデル名でもカラーや生産時期によってワイズ展開が変わる場合もあり、ユーザーが混乱する原因にもなっています。
「前に買ったニューバランス 574は2Eだったのに、今はDしかない」という声も多く、同一モデル内で仕様変更が起きることも珍しくありません。
4. 終売・モデルチェンジによる展開終了
「2Eが売ってない」と感じる人の中には、以前履いていたモデルがすでに終売しているケースもあります。
ニューバランスは定期的にラインナップを更新しており、旧モデルの2Eワイズが在庫限りで終了していることもあります。たとえば「ML373」や「574LUXE」など、一部の2Eモデルは「生産終了」「在庫限り」と明記されて販売されていました。
新モデルへの移行や仕様統一の影響で、2Eワイズが自然にフェードアウトすることもあるため、「販売終了＝廃盤」と勘違いされやすい点も特徴です。
5. オンライン限定販売へのシフト
最近は、ニューバランス公式サイトやAmazon・楽天などのオンラインストアでしか2Eを扱わないケースが増えています。
実店舗ではDワイズ中心の展開に絞り、2Eや4Eなどの特殊ワイズはオンライン限定として在庫管理を一本化する動きがあるようです。
このため、店頭で探しても「2Eが売っていない」と感じてしまう人が多く、実際には“販売場所が変わっただけ”というパターンもあります。
ニューバランスがDワイズを主流にしている背景
ニューバランスが2EよりもDワイズを中心に展開しているのは、単に流通や在庫の都合だけではありません。
以下のような要因が複合的に関係していると考えられます。
- 海外（特にアメリカ・ヨーロッパ）ではDワイズが標準で、日本でもグローバル基準を優先している。
- 製造・輸送コストを最適化するため、ワイズのバリエーションを絞っている。
- シルエットがスマートでファッション性の高いDワイズの方が需要が増えている。
また、ニューバランス自体が「細身のフィット感」をブランドの特徴の一つとしており、2Eが“特殊サイズ”扱いになりつつあることも背景にあります。
2Eを探すときのコツと購入方法
「それでも2Eを履きたい！」という人に向けて、現状で2Eワイズを手に入れるためのポイントを紹介します。
1. 公式オンラインストアをチェック
ニューバランス公式サイトでは、モデルによってワイズを選べるページがあり、在庫のあるサイズは表示されます。最新モデルのなかでも、一部カラーで2Eが復活している場合もあるため、こまめなチェックが有効です。
2. 大手通販サイトで検索フィルターを活用
楽天市場やAmazonでは「ニューバランス 2E」「ニューバランス 574 2E」などのキーワード検索で在庫を探せます。
ただし、出品者によっては「Dワイズを2Eと誤記している」ケースもあるため、商品ページで“ワイズ表記”を確認してから購入するのがおすすめです。
3. 店舗での取り寄せを依頼する
実店舗で見つからない場合は、スタッフに「2Eワイズを取り寄せ可能か」聞いてみましょう。正規販売店であれば、倉庫や他店舗から取り寄せできることもあります。
特にABCマートやスポーツオーソリティなど、全国展開の店舗では取り寄せ対応に柔軟なケースが多いです。
4. 在庫限りモデルを早めに確保
2Eワイズは需要に対して供給が少ないため、在庫が出たら早めに押さえるのが鉄則です。
「ML373 2E」や「574 2E」などは、在庫限り・再販未定のものも多く、欲しいサイズを見つけたら即購入をおすすめします。
再販・復刻の可能性はある？
「2Eがこのまま消えてしまうのでは？」と心配する声もありますが、完全に廃止されるわけではなさそうです。
実際、過去には一度展開が減ったワイズが後に“復刻”した例もあります。とくに日本市場では「幅広足向けの快適さ」を求める声が根強く、需要が続く限り2Eは何らかの形で残る可能性が高いでしょう。
ただし、2Eの位置づけは今後も“オンライン限定・限定モデル中心”になると予想されます。
定番ラインで復活するかどうかは、今後の販売動向次第といえそうです。
ニューバランス2Eが売ってない理由まとめ
最後に、今回の内容を簡潔にまとめます。
- 実店舗ではDワイズ中心で、2Eは在庫や展示が少ない
- 生産量自体が少なく、流通も限定的
- モデルごとのワイズ展開差が大きく、終売・在庫限りのケースもある
- オンライン限定販売への移行が進んでいる
- 将来的には2Eが限定モデル中心で展開される可能性が高い
つまり、「ニューバランス2Eが売ってない」と感じるのは、“需要の低下”ではなく“供給と販売形態の変化”によるものが大きいのです。
今後も標準幅の履き心地を求めるユーザーが多い限り、2Eが完全に消えることはないでしょう。
店舗で見つからないときは、公式サイトや通販サイトを活用して、賢く探してみてください。
ニューバランス2Eが売ってない理由を理解しておくことで、自分に合う一足を見つけやすくなります。販売終了や再販情報は今後も変化する可能性があるため、気になるモデルがある人はこまめに情報をチェックしてみましょう。
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