最近、SNSやDIYコミュニティで「ダイソーのノコギリガイドが売ってない」「どこを探しても見つからない」といった声が増えています。
100円という低価格で木材をまっすぐ切れる便利アイテムとして人気を集めたこの商品ですが、なぜ姿を消してしまったのでしょうか?この記事では、販売状況の現状から販売終了の可能性、そして代替品まで詳しく解説します。
ダイソーのノコギリガイドとは?どんなアイテムだったのか
まずは「ノコギリガイド」という商品がどんなものだったかを整理しておきましょう。
ダイソーのノコギリガイドは、木材をまっすぐ切断するための補助器具です。
鋸(のこぎり)をガイドの角に沿わせることで、直角や一定の角度で切れるように設計されていました。中には磁石が内蔵されていて、刃を安定させやすいタイプもありました。
価格は税込110円前後。
DIY初心者が気軽に試せる価格帯ということで、発売当初からSNSでは「100均でこの精度はすごい」「初心者でも真っすぐ切れた」と話題に。
レビューサイトでも「C3817 ノコギリガイド」という品番で紹介されており、コスパ抜群の便利ツールとして支持を集めていました。
ただし、一部ユーザーからは「磁力が弱い」「切断精度に個体差がある」といった声もあり、100円製品ゆえの限界も指摘されていました。
それでも「ちょっとしたDIYや工作には十分使える」と評価され、長らく人気を保っていたのです。
「売ってない」と言われる現状とユーザーの声
ところが、2024年頃から「ダイソーのノコギリガイドを見かけなくなった」という声が相次ぎます。
X(旧Twitter)では、「何店舗も回ったけど売ってない」「オンラインにも載ってない」といった投稿が複数確認できます。
また、ダイソーのネットストアを調べても、現在この商品は掲載されておらず、検索結果にヒットしない状態です。
ダイソーのFAQを見ると「掲載されていない商品は店舗での在庫をご確認ください」「在庫がない商品の入荷予定はお答えできません」とあります。
このため、公式として「販売終了」と明言はしていないものの、流通が止まっている、あるいは取り扱いが終了した可能性が高いと考えられます。
売ってない理由①:在庫や流通の縮小
ダイソーの商品は、常に新商品が登場し、入れ替わりが激しいのが特徴です。
特にDIY用品は季節商品として扱われることも多く、春や夏などのDIY需要が高まる時期に在庫が増え、秋冬には取り扱いが減る傾向があります。
また、店舗ごとに仕入れ商品が異なり、全店で同じものを扱っているわけではありません。
そのため「以前は売っていた店舗でも今はない」「小規模店には入ってこない」といった状況が起きやすいのです。
このように、供給体制や季節変動の影響で“売ってない”と感じる人が増えている可能性があります。
売ってない理由②:原価とコストの問題
もう一つの理由として、コスト面の課題が考えられます。
磁石付きのパーツや角度調整機構を備えたガイドは、製造コストが比較的高め。
100円(税込110円)という価格でこれらの機能を維持するのは容易ではありません。
近年は原材料費や物流費が上昇しており、100均業界全体で「採算が合わない商品を整理する」動きが進んでいます。
そのため、ダイソーでも「ノコギリガイド」はコスト構造の見直し対象となり、採算面から撤退した可能性があります。
売ってない理由③:品質・安全性への配慮
レビューを見ると、「磁力が弱くてズレた」「刃がブレて危ない」という指摘もありました。
本来、のこぎりは安全に扱うために高い精度が求められる工具。
100円製品ではどうしても個体差が出やすく、使い方によっては安全性に影響するケースもあります。
ダイソーでは安全上のリスクを避けるために、工具の一部商品を段階的に見直しており、
このノコギリガイドもその流れの中で販売終了、または店頭縮小となった可能性が考えられます。
売ってない理由④:競合・代替商品の登場
ここ数年で、他社100円ショップやホームセンターからも多様な「ノコギリガイド」や「カット補助治具」が登場しています。
たとえばセリアやキャンドゥでは、同様の形状をした角度付きガイドが販売されていた時期があり、
SNSでは「セリアで買ったノコギリガイドで真っすぐ切れた」という投稿も見られます。
さらに、ホームセンターや通販サイトでは「ソーガイド・エフ」「シンワ 角度ガイド」など、
より精密なタイプが1,000円前後で販売されており、精度を重視するユーザーはそちらへ移行している傾向もあります。
こうした競合製品の充実により、ダイソーとしても独自ラインを維持するメリットが薄れたと考えられます。
販売終了(終売)の可能性
現時点でダイソーから公式に「ノコギリガイドの終売」が発表されたわけではありません。
しかし、オンライン掲載の削除、在庫の確認不可、店頭での継続入荷が見られない点を踏まえると、
実質的に“販売終了扱い”になっている可能性が高いです。
ダイソーの商品は、公式発表なくひっそりと終売となるケースが多いため、今回も同様のパターンと思われます。
ダイソーで買えないときの代替案
では、ダイソーでノコギリガイドが手に入らない場合、どんな選択肢があるのでしょうか。
ここでは、いくつかの代替手段を紹介します。
他の100均で探す
セリアやキャンドゥでは、角度付きガイドや直角切り補助具を扱っていた例があります。
店舗によっては在庫があるため、近隣店舗を数軒回ってみる価値はあります。
ホームセンター・ネット通販で購入
より正確に切断したい場合は、ホームセンターや通販サイトのガイドツールがおすすめです。
「ソーガイド・エフ」「シンワ 角度ガイド」など、価格は1,000〜2,000円程度ですが精度は格段に上がります。
2×4材などのカットにも対応できるため、DIYを本格的に始めたい人にはこちらが最適です。
自作のガイドを使う
DIY上級者の中には、自分でガイドを作る人もいます。
例えば、木材の端に直角定規を固定して鋸を沿わせるだけでも、まっすぐ切る補助には十分。
コツとしては、木材をしっかりクランプで固定し、刃の動きを一定に保つことです。
失われた「100円でできるDIY」の象徴
ダイソーのノコギリガイドは、安価ながら“DIYをもっと身近にした象徴的な商品”でした。
初心者が工具の使い方を学ぶきっかけになり、SNSで「100均DIY」の楽しさを広めた存在でもあります。
それだけに、販売終了(あるいは入手困難)となったのは残念ですが、
DIYブームが続く中で、今後改良版や新モデルが登場する可能性もあります。
まとめ:ダイソーのノコギリガイドが売ってない理由と今できること
最後に、本記事の内容を整理します。
- 売ってない主な理由
- 季節・店舗による在庫変動
- コスト・原価上昇による採算問題
- 品質・安全性の見直し
- 他社商品の台頭
- 実質的な販売終了の可能性
- 対策
- セリア・キャンドゥなど他100均をチェック
- ホームセンターで高精度ガイドを購入
- 直角定規などを使って簡易ガイドを自作
ダイソーのノコギリガイドは、100円DIYの代表的な存在でした。
今は入手しづらくなっていますが、代替品や自作工夫で同じような作業は十分に可能です。
今後、再販や改良モデルが出ることを期待しつつ、DIYライフを楽しんでいきましょう。

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