「最近、ビーノを全然見かけない」「スーパーの棚から消えてる…」——そんな声がSNSや口コミサイトでじわじわ増えています。
東ハトのロングセラー豆スナック「ビーノ」は、えんどう豆の風味と軽い食感で長年親しまれてきた定番商品。ところが、ここ数年「売ってない」「終売になった?」という疑問が多く検索されているようです。
そこで今回は、ビーノのお菓子が売ってないと感じる理由や、実際に販売終了したフレーバー、そして再販や入手方法について詳しく掘り下げていきます。
ビーノってどんなお菓子?
まずは改めて、ビーノというお菓子の基本をおさらいしましょう。
「ビーノ(BEANO)」は、東ハトが1991年に発売したえんどう豆を主原料とするスナック菓子。生地の穀物部分をえんどう豆100%で作り、直火焙煎で香ばしく焼き上げたヘルシー系スナックとして人気を集めてきました。
発売当初は「ビールにビーノ」というキャッチコピーで、大人のおつまみ系スナックとして展開。その後、ビーノ うましお味・ビーノ ブラックペッパー味といった定番フレーバーを中心に、梅味やトムヤムクン味など、期間限定や地域限定のバリエーションも多数登場しました。
軽やかな歯ごたえと豆の風味、そして飽きのこない塩味のバランスで、長年ファンが多いブランドです。
「売ってない」と感じる人が増えている理由
近年、「ビーノがどこにも売ってない」「コンビニで見なくなった」といった声が目立っています。実際、ネット上の質問サイトやSNSでも同様の投稿が複数あります。
では、なぜそう感じる人が増えているのでしょうか。考えられる理由をいくつか整理してみましょう。
1. 取扱店舗の減少
東ハトの公式サイトでは「店舗により取扱いがない場合や、売り切れ・販売終了の場合がございます」と明記されています。つまり、全てのスーパー・コンビニで常に並んでいるわけではないのです。
近年は流通コストの見直しや棚スペースの競争が激しく、メーカー各社が“限られた主力商品だけを置く”方針を取ることもあります。ビーノもその影響を受け、店舗ごとの取扱いが減っていると考えられます。
2. フレーバー整理と終売商品の存在
ビーノ うましお味やビーノ ブラックペッパー味は現在も公式サイトに掲載されていますが、過去には多くの期間限定・派生商品が登場していました。
たとえば梅香るビーノ 紀州の梅味・トムヤムクン味・麻辣ビーノ うま辛味・のりしお味・ガーリックバター味などはすでに終売となっています。
こうした限定商品を愛用していた人にとっては、定番が残っていても「売ってない」と感じてしまうのは自然です。
3. 地域差と流通の偏り
東ハト製品は全国展開しているものの、ビーノは地域によって取扱状況が異なります。
特に都市部のコンビニでは棚替えサイクルが早く、入れ替わりが激しいため、時期によってはまったく見かけないことも。
一方で、地方のスーパーやディスカウントストアでは継続的に扱っているケースもあり、「場所によって全然違う」という状況が生まれています。
4. 在庫切れや一時的な供給調整
食品メーカーでは、需要や原材料の価格変動に合わせて一時的に製造量を調整することがあります。人気商品の在庫切れや物流遅延なども、「売ってない」印象を強める原因になります。
SNSで「久々に見かけた」「再入荷してた!」という投稿が出ることからも、供給が波状的になっていることがわかります。
実際に販売終了したビーノの種類
「ビーノ=全部終売」と思っている人も多いようですが、ブランド自体は継続しています。
ただし、過去の人気フレーバーには明確に販売終了とされているものが多数あります。代表的な終売フレーバーを一部挙げると――
- 梅香るビーノ 紀州の梅味
- 麻辣ビーノ うま辛味
- トムヤムクン味
- のりしお味
- 七味マヨ味
- ガーリックバター味
- 旨豆ビーノ 二種の塩味
これらは一定期間のみ販売された限定フレーバーで、再販予定は発表されていません。とはいえ、東ハトは過去にも「復刻ビーノ」を企画した実績があり、周年イベントなどで再登場する可能性はあります。
今も買える「ビーノ」定番ラインナップ
2025年現在、東ハトの公式サイトに掲載されているビーノの定番商品は以下の通りです。
いずれも全国のスーパー・ドラッグストア・一部コンビニで流通しています。
ただし、在庫状況は店舗によって異なり、公式も「お取扱いがない場合がございます」と案内しているため、確実に購入するなら通販サイトを利用するのが安心です。
Amazonや楽天市場では常時複数の出品があり、まとめ買いパックや箱売りも取り扱われています。
「売ってない」と感じている人は、店頭ではなくネット通販で探すと意外と簡単に見つかるでしょう。
ビーノの再販・復刻の可能性
ビーノは、東ハトの中でも根強い人気を誇るブランドです。
2021年には発売30周年を迎えており、過去にも「復刻版ビーノ」が発売されたことがあります。こうした節目に合わせた再販や新味展開は、今後も十分あり得るでしょう。
また、近年は「健康志向」や「植物由来たんぱく質」など豆製スナックへの注目が再び高まっていることもあり、ブランド再強化の動きが出てくる可能性があります。
実際、類似系スナックの人気が再燃していることから、ビーノもリニューアルやコラボなどで再注目される余地があります。
ビーノを確実に手に入れる方法
「どこにも売ってない」と感じる人のために、入手方法をまとめておきます。
- スーパー・ドラッグストア:イオン、マルエツ、ウエルシア、ドン・キホーテなどで確認報告あり
- コンビニ:ローソンやファミリーマートで一部取扱い報告
- ネット通販:Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで常時購入可能
- 業務スーパーや地域量販店:在庫が不定期に入ることがあるため、見かけたら即購入がおすすめ
また、地方によっては小規模スーパーやドラッグストアの菓子棚に継続的に置かれている場合もあります。特に「どっさりパック」系は大型店で扱いやすいサイズのため、スーパーで見つけやすい傾向です。
消費者の声とメーカーの姿勢
SNSでは「ビーノが好きなのに見つからない」「あの豆の味が恋しい」といった投稿が今も続いています。
一方で、「業務スーパーで売ってた!」「通販で箱買いした」という報告もあり、流通量自体はまだ一定数あることが分かります。
東ハトとしても、完全にブランドを終了させる動きは見られず、定番ラインを維持しています。
ただし、時代の嗜好変化や原料コストの高騰など、スナック業界全体の事情もあり、商品構成が変化しているのは確かです。
長期的に見れば、より健康志向・高付加価値な方向へリニューアルされる可能性もあるでしょう。
まとめ:ビーノのお菓子は「終売」ではなく「見つけにくくなった」だけ
ここまでの調査を整理すると、結論は次の通りです。
- ビーノブランド自体は現在も販売中
- ただし、特定の味や限定商品はすでに終売
- 店舗によって取扱いが大きく異なるため、「売ってない」と感じることがある
- 通販では常時購入可能で、ネットなら確実に手に入る
つまり、「売ってない=販売終了」ではなく、「店舗で見かけづらくなった」というのが実態です。
ファンの根強い支持がある限り、今後も復刻や新フレーバーの登場に期待が持てそうです。
もし近所で見つからないときは、通販サイトで検索してみてください。意外なほど簡単に、あの懐かしい味に再会できるかもしれません。
ビーノのお菓子が売ってない理由を探ると、その背景には市場変化や流通事情がありました。
しかしブランド自体は健在で、今も静かに全国で愛され続けています。
「また食べたいな」と思ったときが、再発見のチャンス。見つけたら、ぜひ久しぶりに手に取ってみてください。

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