「ダイソーに発泡スチロールカッターを探しに行ったけど、どこにも見当たらない……。」
そんな声がSNSや掲示板でも増えています。以前はDIYコーナーや工作グッズの棚に並んでいたのに、最近はまったく見かけない。
この記事では、「ダイソーで発泡スチロールカッターが売ってない理由」と「代わりにどこで手に入るのか」をわかりやすくまとめます。
そもそも発泡スチロールカッターとは?
発泡スチロールカッターとは、発泡スチロールを滑らかにカットするための専用工具です。
通常のカッターで切るとボロボロ崩れたり、静電気でくずがまとわりついたりしますよね。
この問題を解決してくれるのが「熱線式カッター」や「専用刃タイプ」の発泡スチロールカッターです。
熱線式はニクロム線を電気で熱して、発泡スチロールを“溶かしながら切る”タイプ。
切り口がとてもきれいで、模型作りや看板制作、コスプレ小道具の制作などにも人気があります。
一方で、手動の波刃タイプやナイフ式もあり、電源不要で軽作業に向いています。
ダイソーではなぜ売ってないの?
結論から言うと、現在ダイソーでは「発泡スチロールカッター」はほぼ取り扱われていません。
店舗だけでなく、ダイソーネットストアにも掲載がなく、全国的に“売ってない”状況です。
以前は電池式の熱線カッターがあったという情報もありますが、今は廃盤扱いになっています。
では、なぜ販売されなくなったのでしょうか。考えられる理由はいくつかあります。
安全性の懸念
熱線式の発泡スチロールカッターは、高温になる金属線を使うため、火傷や発煙のリスクがあります。
発泡スチロールを溶かす際に独特の臭いや煙が出ることもあり、安全面で注意が必要。
100円ショップのように幅広い層が利用する店舗では、こうしたリスクのある商品を扱うのは難しかったのかもしれません。
原価と仕入れコストの問題
100円で販売できる範囲には限界があります。
発泡スチロールカッターは金属線・電池ボックス・耐熱パーツなどを含む構造で、原価が高め。
円安や輸送費の高騰もあり、100円で提供するのが難しくなった可能性があります。
売り場の入れ替え・需要の低下
ダイソーでは季節や流行に合わせて商品が入れ替わります。
模型工作やコスプレ関連の需要が落ち着いたことで、工具コーナーの棚から外された可能性もあります。
また、利用者が限られるため、売上効率を重視して他の商品に置き換えられたと考えられます。
他の100円ショップでは売ってる?
セリアやキャンドゥなど、他の100円ショップでも調査されましたが、こちらも同じく取り扱いはほとんどありません。
一部で「以前見かけた」という口コミはありますが、現状では在庫が見つからないケースが大半です。
つまり、100円ショップ全体として、発泡スチロールカッターの販売は終了していると考えてよさそうです。
代替品を買うならどこがおすすめ?
「どうしても発泡スチロールをきれいに切りたい」
そんな場合は、ホームセンターや通販サイトを活用しましょう。
いくつか代表的な入手先と、タイプ別のおすすめを紹介します。
ホームセンター(カインズ・コメリ・コーナンなど)
ホームセンターでは、電池式やコンセント式の熱線カッターを取り扱っています。
価格帯は1,000円〜2,000円ほど。DIYコーナーや模型用品売り場をチェックしてみましょう。
スタッフに「発泡スチロールカッターはありますか?」と聞くと、案内してくれる店舗が多いです。
家電量販店・東急ハンズ
ヨドバシカメラや東急ハンズなどの大型店でも購入可能です。
精密な模型や造形作業をする人向けに、温度調整機能付きの製品もあります。
価格は2,000〜5,000円程度と高めですが、耐久性や切れ味は抜群です。
通販サイト(Amazon・楽天市場など)
種類が最も豊富なのは通販サイトです。
レビューや写真で比較でき、用途に合わせて選びやすいのがメリット。
電池式の手軽なタイプから、卓上固定タイプまで揃っています。
100円ではありませんが、1,000円前後から購入できる手頃なモデルもあります。
100円ショップで買える「代用品」
専用カッターがないなら、代用品で工夫するのも一つの手です。
100円ショップで揃うものでも、ちょっとしたコツで発泡スチロールをきれいに切れます。
- カッターナイフ:薄い発泡スチロールなら十分対応可能。刃を新しくして、ゆっくり切るのがコツ。
- 段ボールカッター:ギザ刃タイプを使うと切りやすい。やや切り口は荒れるが実用的。
- 温めた包丁:金属の包丁をお湯やライターで温めて切ると、熱で溶けて滑らかに切れる。ただし火傷注意。
- 糸のこ風DIY工具:プラスチック工作用の糸のこや小型鋸も代用できます。
これらの方法を使えば、ちょっとした工作や梱包用の加工なら十分対応できます。
発泡スチロールカッターを使うときの注意点
どの方法を選ぶにしても、安全面には注意が必要です。
特に熱線タイプを使うときは、次の点に気をつけましょう。
- 使用中は必ず換気をする(発泡スチロールが溶ける際に臭いや煙が出る)
- 高温部に触れないよう、手袋や耐熱マットを使う
- 小さな子どもやペットの近くでは使用しない
- 使用後は完全に冷めてから収納する
また、刃物タイプを使う場合も、まっすぐ切ろうと力を入れすぎないことが大切です。
数回に分けて軽くスライスするように切ると、きれいに仕上がります。
再販や取り扱い復活の可能性は?
現時点では、ダイソーから「再販予定」や「入荷情報」は発表されていません。
ただし、100円ショップでは商品が周期的に入れ替わるため、将来的に類似品が再登場する可能性はあります。
特にDIY需要が高まる春先や夏休みシーズンなどに、関連グッズが一時的に入荷するケースもあります。
見かけたら早めに購入しておくのが良いでしょう。
まとめ:発泡スチロールカッターがダイソーで売ってない理由と代替策
ダイソーで発泡スチロールカッターが売ってないのは、安全性やコスト、需要の変化などが影響していると考えられます。
現在は廃盤・在庫なしの状態が続いており、他の100円ショップでも同様の傾向です。
とはいえ、ホームセンターや通販サイトではさまざまなタイプの発泡スチロールカッターが入手できます。
また、カッターナイフや段ボールカッターなど、身近な道具で代用することも可能です。
今後の再販情報は未定ですが、DIYや模型作りをする方は、専用工具を一つ持っておくと作業の幅がぐっと広がります。
「発泡スチロールカッターがダイソーで売ってない」と困った方は、この記事を参考に、自分に合った方法で作業を楽しんでみてください。
