妊娠中、「お腹の赤ちゃんが元気にしているかな?」と気になる瞬間ってありますよね。そんなとき、自宅で赤ちゃんの心音を聞ける「エンジェルサウンズ」は、多くの妊婦さんに選ばれている人気の家庭用胎児心音計です。
ただ、いくつかモデルがあって「どれを選べばいいの?」と迷う方も多いはず。そこで今回は、エンジェルサウンズの種類や違い、選び方のポイントを分かりやすく解説していきます。
エンジェルサウンズとは?自宅で赤ちゃんの心音を聞ける安心ツール
エンジェルサウンズは、超音波を利用して胎児の心音を拾う家庭用ドップラー心音計です。妊娠12週頃から使用できるとされており、自宅でも赤ちゃんの「トクン・トクン」という鼓動を確認できます。
国内では医療機器認証を受けた製品として販売されているため、品質や安全性にも一定の基準が設けられています。
ただし、これは診断目的の医療機器ではありません。あくまで家庭で「赤ちゃんの存在を感じる」ための補助的なツールです。
心音が聞こえたからといって医師の診察を省略することはできませんし、聞こえないからといって必ずしも異常があるわけでもありません。正しい使い方を理解したうえで、安心感を得るために活用するのがポイントです。
いつから使える?心音の聞こえ方とコツ
公式サイトでは「妊娠12週ごろから使用可能」とされていますが、実際には週数や胎児の位置によって聞こえやすさが変わります。
多くのママたちは「16週以降に安定して聞こえた」と感じているようです。
聞こえる音は「ドクドク」と速めのリズムで鳴る音が特徴です。自分の心拍と混同しないよう、リズムの速さを意識して聞くのがコツ。
また、下腹部の恥骨付近など、意外と低い位置に当てると聞こえやすいことがあります。
聞こえにくいときは、専用ジェルや保湿クリームを薄く塗って音の伝導を良くすると効果的です。
静かな場所でリラックスして使うと、ノイズが減ってよりクリアに心音が感じられます。
エンジェルサウンズの種類と違い
エンジェルサウンズには複数のモデルがあり、見た目や機能が少しずつ異なります。ただし、どのモデルも基本的な心音の性能はほぼ同じ。
違いは「使いやすさ」や「機能の有無」にあります。
- JPD-100S mini(ミニタイプ)
軽量で価格も手ごろ。イヤホンでのみ音を聞くタイプで、初めての方にも人気です。コンパクトで持ち運びしやすく、シンプルな設計が魅力。 - JPD-100S(スタンダード)
イヤホンジャックが2つあるため、夫婦で同時に心音を聞けます。録音ケーブルにも対応しており、シェアや記録に便利。 - JPD-100S9(スピーカー付きモデル)
本体スピーカーから直接音が出るタイプ。家族みんなで心音を共有したい人におすすめ。音量調整も簡単です。 - JPD-100S6/JPD-100S4(液晶モニター付き)
心拍数を数値で確認でき、録音機能を備えた上位モデル。より詳細に記録したい方や、安心感を重視する方に向いています。
どのモデルも「聞こえ方の差」はほとんどないため、選ぶポイントは「どんな使い方をしたいか」。
一人で静かに聴きたいのか、家族と一緒に楽しみたいのかによって、最適な機種が変わります。
モデル別おすすめの選び方
「どれがいいのか」迷ったら、次の基準を参考にしてみましょう。
- コスパ重視でまず試したい人 → miniタイプ
- 夫婦で一緒に聴きたい人 → スタンダードタイプ
- 家族みんなで共有したい人 → スピーカー付きモデル
- 心拍数や録音も活用したい人 → 上位モデル(S6/S4)
- 短期間だけ使いたい人 → レンタルもおすすめ
使用期間が限られる場合や「まず試してみたい」という方には、レンタルサービスを利用する方法もあります。1〜2か月単位で利用できるので、必要な期間だけ手軽に使えます。
使い方のポイントと注意事項
安心して使うためには、いくつかの注意点があります。
- 使う時間は短く
1回あたり1〜2分程度を目安に。長時間当て続けるのは避けましょう。
超音波は微弱とはいえ、頻繁すぎる使用は控える方が安心です。 - 静かな環境で行う
ノイズの多い場所では心音が聞き取りづらくなります。テレビやエアコンを止め、落ち着いた状態で行うと聞こえやすくなります。 - 焦らず探す
妊娠初期は心音を見つけにくいことがあります。聞こえない日があっても焦らず、数日後に再挑戦しましょう。
聞こえない=異常とは限りません。 - 医師の健診を必ず受ける
エンジェルサウンズは安心をサポートするためのツール。健診の代わりにはなりません。
不安や異変を感じたときは必ず医師に相談しましょう。 - 正規品を選ぶ
医療機器認証を受けた正規販売ルートから購入することが大切です。非正規品や模倣品には注意しましょう。
利用者の声:安心感と家族のつながり
実際に使った妊婦さんの口コミを見ると、「心音が聞こえた瞬間に涙が出た」「夫と一緒に聴けて感動した」といった声が多く見られます。
特にコロナ禍以降、立ち会い健診が制限されるケースも増えたため、「家でも赤ちゃんの存在を実感できるのがうれしい」という声が目立ちます。
一方で、「焦って使いすぎた」「音が聞こえなくて不安になった」という意見もあります。
こうした声からも分かるように、あくまで“安心を補うツール”として付き合うことが大切です。正しい知識を持って使えば、妊娠期の心の支えになってくれます。
レンタル・購入どちらがいい?
使用期間が限られる妊娠グッズの中でも、エンジェルサウンズはレンタル需要が高いアイテムです。
1〜3か月だけ使いたい場合は、レンタルのほうがコスパが良く、気軽に試せます。
逆に「2人目以降も使いたい」「家族にプレゼントしたい」という場合は購入のほうが長期的にお得です。
レンタルで気に入ったら、後から購入するというステップもおすすめです。
エンジェルサウンズを安心して使うためのまとめ
- 妊娠12週ごろから使用可能(個人差あり)
- 聞こえやすい位置は下腹部〜恥骨付近
- 使用時間は1〜2分、連続使用は避ける
- 聞こえなくても焦らない
- 医療機関での健診は必ず継続
- 用途に合わせてモデルを選ぶ
- 正規品を信頼できるショップで購入
エンジェルサウンズは、妊婦さんにとって「お腹の中の命を身近に感じられる」心強いアイテムです。
一人で使っても、家族と一緒に使っても、赤ちゃんの鼓動は毎日の安心につながります。
ただし、あくまで「補助的なツール」として、医師の診断や健診を大切にしながら使いましょう。
エンジェルサウンズはどれがいい?自分に合ったモデルを選んで安心を
結論として、どのモデルを選んでも心音を聞く性能には大きな差はありません。
だからこそ、使う目的やシーンに合わせて「自分に合ったモデル」を選ぶのが一番大切です。
軽くてシンプルなJPD-100S miniから、家族みんなで楽しめるJPD-100S9、記録を残せる上位機種のJPD-100S6やJPD-100S4まで、あなたの妊娠ライフに寄り添う一台がきっと見つかるはず。
エンジェルサウンズで、日々の不安を少しでも減らし、赤ちゃんとの時間をよりあたたかく感じてください。
