最近、ドラッグストアやSNSでよく見かける「シカシリーズ」。トナーパッドや化粧水、クリームなど種類も多く、「どれを選べばいいの？」と迷う人も多いですよね。この記事では、シカシリーズの特徴や効果、アイテム別の選び方をわかりやすく解説します。
シカ（CICA）って何？肌にどういいの？
まず、「シカ」とは特定のブランド名ではなく、ツボクサ（Centella Asiatica）というハーブに由来したスキンケア成分の総称です。主に「ツボクサエキス」や「マデカッソシド」などが代表的で、肌荒れを防ぎ、乾燥や赤みをケアしてくれることで知られています。
ツボクサは昔から「タイガーハーブ」と呼ばれ、傷ついたトラが体をこすりつけて癒していたという伝説もあるほど。実際、肌の炎症を鎮め、修復をサポートする働きがあると言われています。
つまり、シカシリーズは「ゆらぎ肌」「敏感肌」「マスク荒れ」など、外的刺激に弱くなった肌をやさしく整えるためのライン。特に季節の変わり目やストレス、乾燥などで肌バランスが崩れやすい時期に心強い味方です。
シカシリーズが人気の理由
韓国コスメブームの中で「CICAケア」が話題となり、日本でも一気に定着しました。人気の背景には次のような理由があります。
- マスク生活による肌荒れ対策
長時間のマスク着用で刺激や蒸れが増え、赤みや吹き出物ができやすくなったこと。 - ナチュラル志向の高まり
植物由来成分や低刺激処方を重視する人が増えていること。 - SNSでの口コミ拡散
韓国ブランドを中心に「鎮静ケア」として注目され、トナーパッドやシートマスクの動画が拡散されたこと。
つまり「シカ＝肌にやさしく、荒れた肌を整えてくれる」というイメージが多くの人に広がったのです。
効果別に見る！シカシリーズの基本アイテム
シカシリーズにはさまざまなアイテムがありますが、大きく分けると3タイプ。目的に合わせて選ぶのがポイントです。
1. トナーパッド（拭き取り＆導入ケア）
洗顔後すぐに使うトナーパッドは、角質ケアと鎮静ケアを同時に叶えるアイテム。シートに化粧水がたっぷり含まれていて、軽く拭き取るだけで古い角質や皮脂をオフし、次のスキンケアのなじみを良くしてくれます。
おすすめの使い方
- 朝は皮脂や寝ている間の汚れを軽くオフ。
- 夜は洗顔後、肌のざらつきや赤みが気になる部分をやさしくパッティング。
- 拭き取り後は必ず化粧水や乳液で保湿する。
こんな人におすすめ
- ニキビや毛穴の詰まりが気になる人
- 角質で肌がごわつく人
- 忙しくても簡単にスキンケアを済ませたい人
韓国ブランドの「VT CICAトナーパッド」や日本製「CICA method トナーパッド」は定番人気。どちらも低刺激で使いやすく、初心者にもおすすめです。
2. シカ化粧水（ローション）
肌にうるおいを与えながら、刺激を受けた肌を穏やかに整えるのがシカ化粧水。乾燥や赤み、ピリつきが気になるときに頼れる存在です。
主な特徴
- ツボクサエキスやマデカッソシド配合で肌を保護
- 水分補給をしながらバリア機能をサポート
- 肌のキメを整えてメイクのりを良くする
使い方のポイント
- 洗顔後すぐ、手のひらでやさしく押し込むように使用。
- コットンで強くこすらず、摩擦を避ける。
- 乾燥がひどいときは重ねづけやコットンパックも効果的。
乾燥しやすい人や敏感肌の人は、アルコールや香料が少ないタイプを選ぶと安心。保湿力を求めるなら「とろみ系」、さっぱりした使用感を好むなら「さらさら系」を選ぶとよいでしょう。
3. シカクリーム・美容液・マスク（仕上げケア）
スキンケアの最後に使うクリームは、肌を守りながらうるおいを閉じ込める役割。CICA配合クリームは“鎮静×保湿×保護”を兼ね備え、寝ている間に肌を整えてくれます。
こんな悩みにおすすめ
- 繰り返す肌荒れ・赤み
- 乾燥やハリ不足
- 季節の変わり目の不調
使い方のポイント
- 夜のスキンケアの最後に薄く塗布。
- 肌荒れがひどい部分には重ねづけして“集中ケア”。
- 朝使う場合は、ベタつきが少ないライトタイプを選ぶ。
CICA配合のシートマスクも人気で、週1～2回のスペシャルケアとして取り入れる人も増えています。肌の調子を整えたいとき、イベント前などにぴったりです。
肌悩み別・あなたに合うシカシリーズの選び方
どのアイテムを選ぶかは、今の肌状態で決めるのがポイントです。
- ニキビ・角質・ざらつきが気になる → トナーパッド
- 乾燥・赤み・ゆらぎ肌 → 化粧水
- 肌荒れが続いている・ハリツヤ不足 → クリーム・美容液
また、「トナーパッド＋化粧水」「化粧水＋クリーム」など、組み合わせて使うとより効果的です。たとえば、拭き取りで余分な汚れを落としてから化粧水を重ねると、浸透感がアップします。
シカシリーズを選ぶときの注意点
どんなに話題の成分でも、すべての肌に必ず合うとは限りません。購入前に次のポイントをチェックしておきましょう。
- 成分表示を確認する
「ツボクサエキス」や「マデカッソシド」などが前方に記載されていれば、比較的配合量が多いと考えられます。 - アルコール・香料・酸などの刺激成分に注意
敏感肌の場合、刺激になりやすい成分が含まれていないか確認を。 - 使う頻度は肌の様子を見ながら調整
トナーパッドは毎日使うと摩擦になりやすいので、肌の状態に合わせて。 - パッチテストを行う
初めて使うときは腕やあご下で試してから顔全体に使うと安心。
肌が炎症を起こしている場合や、かゆみ・赤みが強い場合は無理に使わず、皮膚科の受診をおすすめします。
継続して使うためのポイント
スキンケアは“続けられること”が何より大切。高価すぎるものより、無理なく続けられる価格帯を選ぶのがおすすめです。使用感や香りも、自分がリラックスできるかどうかを基準にしましょう。
また、シカシリーズを使い続けるときは、「肌を守るためのサポートアイテム」として考えること。短期間で劇的な変化を求めるより、日々のケアを積み重ねて肌のコンディションを整えていく意識が大切です。
まとめ｜シカシリーズはどれがいい？トナーパッドや化粧水・クリームを効果別に紹介
ここまで、シカシリーズの基本と選び方を紹介しました。
改めてポイントをまとめると――
- シカ（CICA）はツボクサ由来の肌荒れ防止・鎮静成分
- トナーパッドは角質・皮脂ケア向き
- 化粧水はゆらぎ肌や乾燥ケアにぴったり
- クリームやマスクは肌修復や保湿の仕上げに最適
- 自分の肌悩みや使うタイミングに合わせて組み合わせるのがコツ
「シカシリーズはどれがいい？」と迷ったら、まずはトナーパッドや化粧水など、使いやすいアイテムから試してみてください。肌の調子が整ってくると、スキンケアがもっと楽しくなるはずです。
