「冷たいものがしみる」「歯ブラシが当たると痛い」——そんな“知覚過敏”に悩む人の強い味方といえば、やっぱりシュミテクトですよね。でも、ドラッグストアで並んでいる種類が多すぎて「どれを選べばいいの？」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、シュミテクトの全ラインナップを“知覚過敏に強いタイプ”という視点から比較し、それぞれの特徴・成分・おすすめの選び方をわかりやすく解説します。
知覚過敏ってどうして起こるの？
まずは原因をおさらいしましょう。
知覚過敏とは、歯の内側にある「象牙質」が露出して、そこを通る細い管（象牙細管）から刺激が神経に伝わってしまうことで、しみる痛みが出る状態のこと。
例えば、以下のような習慣や要因で起こりやすくなります。
- 歯ぎしりや食いしばりで歯ぐきが下がる
- 強いブラッシング圧でエナメル質が削れる
- 酸性の飲み物・食べ物で歯が溶ける（酸蝕）
- 加齢による歯ぐきの退縮
この状態になると、冷たい飲み物や熱い食べ物、歯ブラシの刺激までもが「キーン」としみるようになります。
シュミテクトはどう効くの？主な成分と仕組み
シュミテクトシリーズの共通点は、**知覚過敏専用成分「硝酸カリウム」**を配合していること。この成分は、歯の神経まわりにカリウムイオンを働かせることで刺激を感じにくくする仕組みを持っています。毎日使うことで、徐々に痛みの感じ方をやわらげていくタイプです。
さらに、上位ラインでは「乳酸アルミニウム」などが加わり、象牙細管を物理的にブロックして外部刺激を通さない“ダブルブロック処方”になっています。
ほとんどの製品に**フッ素（再石灰化・虫歯予防）**も含まれており、知覚過敏だけでなく虫歯ケアも同時にできるのが特徴です。
シュミテクトの主な種類と特徴
それでは、ドラッグストアなどでよく見かける代表的なラインを順番に見ていきましょう。
「どんな悩みに強いのか」「どんな成分が入っているのか」を軸に整理します。
シュミテクト プラチナプロテクトEX 集中ナイトケア：最上位の知覚過敏対策
知覚過敏ケアを“とにかく強化したい”人には、**シュミテクト プラチナプロテクトEX**がおすすめです。
硝酸カリウムに加えて乳酸アルミニウムを配合したダブルブロック処方で、象牙細管の内側と外側の両方から刺激をブロック。さらに高濃度フッ素（1450ppm）も入っており、虫歯予防効果も高めです。
「冷たい飲み物がしみる」「風が当たっても痛い」といった強めの症状に悩む方でも、継続使用することで徐々にラクになったという声が多いタイプです。
シュミテクト プラチナプロテクトEX 集中ナイトケア：夜のケア専用タイプ
こちらは就寝中のケアに特化したシリーズ。
夜間は唾液分泌が減って歯が乾燥しやすく、知覚過敏が悪化しやすい時間帯でもあります。この製品は、寝る前に使うことで有効成分が長く歯面に留まり、就寝中も刺激をブロックしてくれます。
「朝起きたときに歯がズキッとする」という方には特におすすめです。
シュミテクト コンプリートワンEX：オールラウンドな万能型
「知覚過敏も気になるけど、歯ぐきや口臭も気になる」という方に向くのが、**シュミテクト コンプリートワンEX**です。
知覚過敏ケアに加えて、虫歯・歯肉炎・歯石・口臭・ホワイトニングなど、計7つの口腔悩みに対応する多機能タイプ。
どの症状が一番つらいかまだ分からない、という“予防的に使いたい”人にも向いています。毎日使いやすいバランス型ラインといえるでしょう。
シュミテクト トゥルーホワイト／シュミテクト やさしくホワイトニングEX：白さとやさしさを両立
「歯を白くしたいけど、ホワイトニング剤は刺激が強そう…」という人にぴったりなのがこのライン。
研磨剤を使わず、ステイン除去成分でやさしく着色を落とします。もちろん知覚過敏ケア成分も配合。
コーヒーや紅茶、ワインなどによる着色が気になるけど、歯がしみやすい人に向くタイプです。研磨剤無配合のため、歯面へのダメージが少ないのもポイント。
シュミテクト 歯周病ケア／シュミテクト 歯周病ダブルケア：歯ぐきの健康も守りたい人に
知覚過敏と歯ぐきのトラブルはセットで起こることが多いもの。
歯ぐきが下がることで象牙質が露出し、そこからしみる痛みにつながります。
このシリーズは、歯ぐきの炎症を抑える成分を加えた“歯周病＋知覚過敏ケア”のハイブリッド設計。
「歯磨きのときに血が出る」「歯ぐきが下がってきた」と感じる方は、こちらを選ぶと総合的にケアできます。
シュミテクト プロエナメル：酸蝕歯をケアしながらしみを防ぐ
酸性飲料やフルーツなどでエナメル質が溶けやすい人におすすめなのが「シュミテクト プロエナメル」。
硝酸カリウムとフッ素を配合しつつ、酸によるダメージから歯を守る設計になっています。
特に、炭酸飲料やレモン、ワインなどを日常的に摂る人は、酸蝕によるしみも起こりやすいため、このタイプを選ぶと安心です。
どれを選ぶ？目的別おすすめの選び方
たくさん種類があって迷うときは、次のように「目的×症状の強さ」で考えるとスムーズです。
- 痛みが強い・即効性重視：シュミテクト プラチナプロテクトEX
- 夜にしみる・寝起きがつらい：シュミテクト プラチナプロテクトEX 集中ナイトケア
- 知覚過敏＋歯ぐきケアもしたい：シュミテクト 歯周病ダブルケア
- 着色も気になる：シュミテクト トゥルーホワイト、シュミテクト やさしくホワイトニングEX
- 酸性飲料をよく飲む／エナメル質が弱い：シュミテクト プロエナメル
- 幅広くケアしたい・迷ったとき：シュミテクト コンプリートワンEX
どのシリーズを選んでも知覚過敏成分（硝酸カリウム）はしっかり入っているので、まずは目的に合った1本を継続的に使うことが大切です。
効果的に使うコツ
知覚過敏ケアは“即効”ではなく“積み重ね”。
1日数回、毎日のブラッシングで少しずつ効果が現れます。ポイントは次の3つです。
- 軽い力で磨く：強くこすりすぎるとエナメル質を傷つけて逆効果。
- 長めに磨いてやさしく仕上げる：有効成分を歯にしっかり留めるイメージ。
- すすぎすぎない：何度も口をゆすぐと成分が流れてしまうため、軽く1回程度でOK。
また、痛みが長引く・急に強くなった場合は、虫歯や歯ぐきの病気が原因の可能性もあるので、早めに歯科医院を受診しましょう。
知覚過敏に強いシュミテクト、どれがいい？まとめ
シュミテクトの種類は豊富ですが、基本の知覚過敏ケア成分はどの製品にも含まれています。違いは「＋αの効果」や「処方の濃さ」。
- 強い痛みにはシュミテクト プラチナプロテクトEX
- 夜間ケアにはナイトタイプ
- 歯ぐきケア重視ならシュミテクト 歯周病ケア・シュミテクト 歯周病ダブルケア
- 着色対策ならシュミテクト トゥルーホワイト
- 酸蝕歯にはシュミテクト プロエナメル
- バランス型ならシュミテクト コンプリートワンEX
毎日のケアで少しずつ“しみる感覚”が和らいでいくのを実感できるはずです。
あなたの歯の状態やライフスタイルに合わせて、ぴったりの一本を選んでみてください。
以上が、知覚過敏に悩む方のための「シュミテクトの種類はどれがいい？」という疑問に答える完全ガイドでした。
