乾燥の季節になると「ボディクリーム何を使おう?」と悩む人も多いですよね。そんなときによく名前が挙がるのが、保湿ケアで有名な「ニュートロジーナ」。でも、赤・青・緑などラインがいくつもあって「結局どれがいいの?」と迷ってしまう人も少なくありません。
この記事では、ニュートロジーナの代表的な3シリーズ(インテンスリペア ボディエマルジョン〈赤〉、ディープモイスチャー ボディミルク〈青〉、インテンスリペア CICA ボディエマルジョン〈緑〉)の違いをわかりやすく解説しながら、乾燥肌タイプ別の選び方を紹介していきます。
ニュートロジーナとは?高保湿ブランドの特徴
ニュートロジーナはアメリカ発のスキンケアブランドで、もともとは皮膚科医監修の下で誕生した高保湿ケアブランド。日本ではジョンソン・エンド・ジョンソン(現Kenvue)が販売しており、特に「ノルウェーフォーミュラ」というシリーズ名で知られています。
ブランドの特徴は、純度99%のグリセリンを中心とした保湿力の高さ。グリセリンは水分を肌の角層に引き寄せ、うるおいを保つ力が非常に高い成分です。さらに、肌の水分を逃がさない“保護膜”を作る設計で、乾燥や外的刺激から肌を守ります。
このため、乾燥が気になる冬場はもちろん、エアコンによる冷暖房で一年中乾燥する人にも支持されています。
人気の3ラインは色で見分けよう
ニュートロジーナのボディケア・ハンドケアは、パッケージの色でシリーズが分かれています。それぞれの特徴を知っておくと、自分の肌に合うラインがすぐに見つかります。
赤:インテンスリペア(超乾燥肌向け)
「とにかく乾燥がひどい」「粉をふく」「ひび割れる」そんな人に向いているのが赤のインテンスリペアシリーズ。
代表的な製品は「インテンスリペア ボディエマルジョン」や「ハンドクリーム 超乾燥肌用 無香料」などです。
テクスチャーはかなり濃厚で、肌に密着するような感触。塗った後は“しっとり膜”ができるような使用感で、夜の集中ケアにぴったりです。
保湿成分には高純度グリセリンが使われており、水分をしっかり抱え込み、長時間乾燥を防ぎます。
口コミでも「翌朝までしっとり」「手荒れが落ち着いた」と高評価。一方で、「ベタつきが気になる」という声もあり、朝の忙しい時間帯よりは夜のお手入れ向きです。
おすすめの使い方
- 乾燥のピーク時(冬・暖房の季節)
- かかと・ひじ・手など特に乾燥がひどい部位
- 寝る前の集中保湿ケア
青:ディープモイスチャー(普通~やや乾燥肌向け)
赤が“濃厚”タイプなら、青は“なじみやすい日常ケア”タイプです。
「ディープモイスチャー ボディミルク」や「ハンドクリーム 乾燥肌用 微香性」などが代表的なアイテム。普段のスキンケアに取り入れやすい軽い使い心地が魅力です。
テクスチャーはミルク状で、肌にすっと伸びてベタつきにくい仕様。塗った後すぐに服を着ても気にならないという声も多く、忙しい朝やお風呂上がりに全身へサッと使えます。
保湿力は赤よりマイルドですが、グリセリン配合でうるおいは十分。乾燥が進んでいない肌や、季節の変わり目のケアにぴったりです。
おすすめの使い方
- 毎日のボディケア・ハンドケア
- 普段は乾燥しないけど時々つっぱる人
- 冬以外の季節や冷暖房対策
緑:インテンスリペア CICA(敏感肌・ゆらぎ肌向け)
「乾燥+肌荒れ」「かゆみ」「赤み」が気になるときは、緑のCICAラインが心強い味方です。
CICAとはツボクサ由来のエキス(センテラアジアチカ)が配合されたもので、肌のバリア機能をサポートし、荒れがちな肌を整える効果が期待されています。
「インテンスリペア CICA ボディエマルジョン」や「ハンドクリーム CICA 敏感肌用」は、無香料・アルコールフリー・アレルギーテスト済みと低刺激設計。乾燥によって敏感になった肌にもやさしく使える処方です。
口コミでは「かゆみが落ち着いた」「敏感な時期でも使えた」との声も多く、乾燥だけでなく肌トラブルを防ぎたい人に人気です。
おすすめの使い方
- 季節の変わり目で肌が不安定な時期
- 花粉や紫外線、摩擦による肌荒れ対策
- 顔まわり・首・デコルテなどデリケートな部位
乾燥肌さんのための選び方ガイド
ニュートロジーナを選ぶときは、肌質と使用シーンの2つを意識するのがポイントです。
- 肌質で選ぶ
・超乾燥肌 → 赤のインテンスリペア
・軽度~中度の乾燥肌 → 青のディープモイスチャー
・敏感・ゆらぎ肌 → 緑のCICA - 使用するタイミングで選ぶ
・夜の集中ケアや冬場の乾燥 → 赤
・日中やお風呂上がりの全身ケア → 青
・肌荒れや季節の変わり目 → 緑 - テクスチャーの好みで選ぶ
・こってり系が好き → 赤
・軽くてベタつかない → 青
・やさしくしっとり → 緑
乾燥が強い冬だけでなく、冷暖房の効いたオフィスや夏の屋内でも乾燥は起きます。季節によって使い分けるのもおすすめです。
シリーズを“使い分け”てより効果的に
「どれか一つに決める」よりも、肌の状態に合わせて使い分けるのが賢い使い方です。
たとえば…
- 冬は赤、春・秋は青、敏感な時期は緑
- ボディ全体は青、かかとやひじには赤を重ねる
- 日中は青で軽く保湿、夜は赤で集中ケア
このようにライフスタイルや肌の状態に合わせて調整すると、乾燥トラブルを防ぎやすくなります。
乾燥肌対策は“保湿タイミング”も大事
ニュートロジーナの効果を最大限に引き出すには、塗るタイミングも重要です。
おすすめは「入浴後の3分以内」。肌がまだしっとりしているうちに塗ることで、水分を逃さずしっかり閉じ込められます。
また、暖房や冷房を長時間使うときは、乾燥が進む前にこまめに塗り直すのもポイントです。
注意点と安心して使うためのコツ
- ボディ用として設計された製品が多いため、顔に使う場合はパッチテストをしてから。
- 肌に傷やひび割れがある場合は、刺激を感じることがあるので注意。
- 敏感肌の人は、まず緑のCICAシリーズから試してみるのがおすすめ。
どのシリーズも医薬部外品や医薬品ではないため、「治す」という表現はできませんが、乾燥による肌の不快感をやわらげる日常ケアとしては非常に優秀です。
ニュートロジーナはどれがいい?まとめと選び方のコツ
結論として「どれがいい?」は、あなたの肌質と生活スタイルで変わります。
- 乾燥が深刻でガサガサする人 → 赤のインテンスリペア
- 普段使いでしっとり保湿したい人 → 青のディープモイスチャー
- 敏感肌・ゆらぎ肌・肌荒れが気になる人 → 緑のCICA
保湿の持続力やテクスチャーの違いをうまく使い分けることで、季節を問わずうるおいのある肌を保つことができます。
毎日のケアに取り入れやすく、ドラッグストアでも手に入るニュートロジーナは、乾燥肌に悩む人にとって頼れる味方になるはずです。
自分の肌に合う1本を見つけて、うるおいを味方に冬も快適に過ごしましょう。
