ペットの健康を考えるうえで、「水をしっかり飲ませること」はとても大切なポイントです。
そんなときに便利なのが、ジェックス(GEX)のピュアクリスタル。でも、いざ購入しようとすると「猫用と犬用、何が違うの?」「フィルターはどれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いはずです。
この記事では、ピュアクリスタルの種類や特徴、犬用・猫用の違い、そしてフィルターの選び方までをわかりやすく解説します。
ピュアクリスタルとは?ペットのための循環式給水器
ピュアクリスタルは、ペットの飲み水を常にきれいに保つ「循環式給水器」です。内部のポンプで水を循環させながらフィルターを通し、不純物を除去。
いつでも清潔でおいしい水を飲めるようにするのが特徴です。
特に猫はもともとあまり水を飲まない動物といわれていますが、流れる水に興味を示しやすい傾向があります。
そのため、ピュアクリスタルを使うと「飲水量が増えた」という声も多く、メーカーのデータでも猫は約30%、犬は約20%の飲水量アップが確認されています。
また、循環によってぬめりやニオイの発生を抑えられるのもメリット。衛生的なだけでなく、飼い主の手間も減らせます。
猫用と犬用、どこが違うの?
ピュアクリスタルには「猫用」と「犬用」があります。見た目は似ていますが、実は細かな部分に大きな違いがあります。
飲み方に合わせた形状設計
猫は流れる水を舌先ですくうように飲むのに対し、犬は舌を勢いよく出し入れして溜まった水をすくって飲みます。
この違いに合わせて、猫用は「流れる水を飲みやすい山型」、犬用は「溜まった水をすくいやすいボウル型」のデザインになっています。
つまり、単にサイズが違うだけではなく、ペットの「飲み方」に最適化されているんです。
色と水流の違い
デザインカラーもわずかに異なり、犬用・猫用で水の流れ方も調整されています。
猫用は上部から水が静かに流れる構造で、好奇心を刺激するように。犬用は勢いを抑え、水がボウル部分に溜まりやすい設計です。
フィルターの中身にも違いがある
フィルター自体の形は共通ですが、中に入っている「活性炭」や「イオン交換樹脂」の量が異なります。
犬用の方が活性炭の量が多く、猫用は軟水化を意識してイオン交換樹脂を多めに配合しています。
ただし、公式FAQでも「形が合っていれば犬用・猫用どちらを使っても問題ない」と明記されています。
ですので、間違って購入しても機能面で大きな差はありません。
ピュアクリスタルの主なラインナップ
現在、ピュアクリスタルには多くのモデルがあります。ここでは人気の代表シリーズを紹介します。
- ミューティー(猫用):コンパクトで静音性が高く、一匹飼いにぴったり。
- well(1.5L/2.5L):スタンダードなモデルで、複数飼育にも対応。
- セラモ(陶器製):重さがあり安定しやすい。インテリアになじむ落ち着いたデザイン。
- グラッシーR/ニャーロ:スタイリッシュな見た目と機能性を両立。
- フィット(兼用):猫・犬どちらにも対応可能なタイプで、高さも調整しやすい。
大きな違いは容量と材質です。
1.5Lタイプは1匹向け、2.5Lは多頭飼い向け。陶器タイプは重みがあって安定しますが、軽量なプラスチックモデルの方が扱いやすいという声もあります。
フィルターの種類と選び方
ピュアクリスタルの性能を支えているのが「交換用フィルター」です。
主に3種類あり、それぞれ特徴が異なります。
活性炭フィルター
もっとも基本的なタイプです。ヤシ殻由来の活性炭がニオイや汚れを吸着し、水を長くきれいに保ちます。
特別な症状がなく、単純に清潔な水を維持したい場合はこのタイプで十分です。
軟水化フィルター
イオン交換樹脂がカルシウムやマグネシウムを除去し、水を「軟水」に近づけます。
特に猫の下部尿路の健康を考える方に人気です。
日本の水道水は比較的軟水ですが、硬度が高い地域やミネラルの摂取を抑えたい場合におすすめです。
お口すこやかフィルター
りんごの香り付きで、口内環境を意識したタイプです。
飲み水からのリフレッシュをサポートし、口臭が気になるペットにも向いています。
フィルター交換のタイミングとお手入れ
フィルターは使い続けると、毛やホコリ、フードカスを吸着して効果が落ちていきます。
メーカー推奨では「約1か月ごと」に交換するのが目安。
夏場や多頭飼いの場合は、2〜3週間での交換を意識するとより清潔に保てます。
また、本体の水受け皿やポンプ内部にも汚れが溜まるので、フィルター交換の際に一緒に洗浄するのがおすすめです。
定期的な清掃は雑菌繁殖を防ぎ、ぬめりやニオイを抑えます。
サイズと設置場所をチェック
給水器を選ぶときは、ペットの体格や設置場所も重要です。
- 高さ:猫はヒゲが器に当たるのを嫌うため、浅めの設計が快適。
- 犬の場合:マズル(鼻先)が長いため、少し深めのボウル型が飲みやすい。
- 設置場所:リビングに置くなら静音性やデザイン性を重視。ケージ内ならコンパクトタイプが便利。
- 多頭飼い:容量2.5L以上を選び、フィルター交換頻度も高めに。
特に陶器製モデルは安定感があり、水をこぼしやすい子にも安心です。
使い続けるコツと注意点
ピュアクリスタルは便利なアイテムですが、使い方を誤ると効果を十分に発揮できません。
以下のポイントを押さえておくと、長く清潔に使えます。
- 週1回は本体を丸洗いする。
ポンプやフィルター周辺にぬめりが溜まりやすいため、定期的な清掃が必要です。 - フィルターの汚れをチェック。
色が変わったり、異臭がしたらすぐ交換しましょう。 - 水道水を使用する。
ミネラルウォーターや井戸水は硬度が高く、フィルターの寿命を縮める場合があります。 - 電源を切らずに循環を維持する。
水を止めると雑菌が繁殖しやすくなるため、常に循環させておくのが理想です。
これらを守るだけで、フィルターの効果が長持ちし、ペットの健康管理にもつながります。
よくある疑問:犬用・猫用フィルターを間違えたら?
「うっかり猫用フィルターを犬用に付けてしまった」
そんなときも安心してください。形が同じであれば基本的に使用できます。
違いは中の成分量だけなので、安全性やろ過性能に大きな問題はありません。
ただし、より最適な効果を求めるなら、できるだけ対応モデルのフィルターを使うのがおすすめです。
ピュアクリスタルはどれがいい?選び方のまとめ
ピュアクリスタルを選ぶときは、次の3点を意識しましょう。
- ペットの種類と飲み方に合った形状を選ぶ。
猫=流れる水、犬=溜まった水を好む。 - 飼育環境に合った容量を選ぶ。
1匹なら1.5L、多頭飼いなら2.5Lタイプがおすすめ。 - 目的に合わせたフィルターを選ぶ。
清潔重視なら活性炭タイプ、尿路ケアを意識するなら軟水化タイプ、口臭が気になるならお口すこやかタイプ。
どのモデルを選んでも基本性能は高く、フィルター交換と清掃をきちんと行えば長く快適に使えます。
「うちの子があまり水を飲まない」「いつもボウルの水を嫌がる」と感じている飼い主さんは、ぜひピュアクリスタルを検討してみてください。
毎日の水分補給が自然にできるようになり、健康維持にもつながります。
ピュアクリスタルはどれがいい?という疑問に対する答えは、ペットの性格や飲み方、環境によって変わります。
大切なのは、「その子が安心しておいしく水を飲めること」。
お気に入りのモデルとフィルターを見つけて、愛犬・愛猫の暮らしをもっと快適にしてあげましょう。
