花粉やホコリ、ニオイなどが気になる季節になると、「空気清浄機をそろそろ買い替えたい」と思う人も多いのではないでしょうか。中でも人気が高いのがスウェーデン発の「ブルーエア」。スタイリッシュな見た目と高い清浄性能で知られていますが、シリーズがいくつもあって「どれを選べばいいの？」と迷う人も多いはず。この記事では、ブルーエアの特徴からシリーズごとの違い、選び方のポイントまで分かりやすく解説します。
ブルーエアってどんなブランド？
ブルーエア（Blueair）は、スウェーデン・ストックホルム生まれの空気清浄機ブランドです。北欧らしいミニマルなデザインと、世界的にも高く評価されるフィルター技術が特徴。日本国内でも正規代理店を通じて販売されており、花粉やPM2.5、ニオイなどに悩む家庭やオフィスで広く使われています。
ブルーエアの最大の特徴は、「HEPASilent（ヘパサイレント）」という独自技術。これは高性能フィルターと静電気の力を組み合わせ、0.1マイクロメートル以下の微粒子まで99％以上除去できるというもの。一般的なHEPAフィルターよりも低い圧力で空気を通せるため、運転音が静かで省エネなのも魅力です。
また、デザイン性も北欧ブランドらしく秀逸。シンプルでインテリアになじみやすいフォルムが多く、部屋に置いたときに生活感が出にくいのも人気の理由です。
ブルーエアの空気清浄機の特徴
ブルーエアの空気清浄機は、どのシリーズにも共通して「高性能」「静音」「デザイン性」の3つの軸があります。具体的な特徴をもう少し掘り下げてみましょう。
- 微粒子除去性能が高い
花粉やハウスダストはもちろん、ウイルスレベルの小さな粒子にも対応。モデルによっては0.03マイクロメートルの粒子を99.97％除去できるものもあります。 - 静かで省エネ
最小運転時の騒音は18dB前後。これは「木の葉がふれあう音」ほどの静かさで、寝室にも向いています。消費電力も少なく、1日中稼働させても電気代がわずか数円程度。 - フィルター交換が簡単
フィルターをカートリッジ式で交換できるため、掃除機などで吸う手間がなく、お手入れもシンプルです。 - スマート機能対応
一部モデルではWi-Fi接続やスマホアプリ連携が可能。空気の状態を自動で検知して運転を切り替えるスマートモードも搭載されています。 - 北欧デザインで部屋になじむ
無駄のないフォルムと柔らかい色使いで、家具のように自然に置けるデザインも魅力の一つです。
シリーズ別に見るブルーエアの違い
ブルーエアの空気清浄機はシリーズごとに特徴がはっきり分かれています。ここでは、代表的なラインナップを用途別に紹介します。
Blue Max 3250
コスパ重視で選ぶならこのシリーズ。適用床面積はおよそ22畳までで、寝室や一人暮らしの部屋にぴったりです。花粉除去スピードが従来比で2倍、静音・省エネ性能も高水準。シンプルながらも空気の質をしっかり整えたい人におすすめです。
DustMagnet 5440i
家具のようなデザインが特徴的なシリーズ。床上30cmの位置に吸引口を配置し、ハウスダストを効率よく吸い取る構造です。ペットを飼っている家庭や、床付近のホコリが気になる方に好評。活性炭フィルターで脱臭性能も高く、生活臭対策にも向いています。
Blue 3610
エントリーモデルとして人気のシリーズ。軽量で持ち運びしやすく、カラー展開も豊富。単身世帯や子ども部屋など、コンパクトな空間におすすめです。
Protect 7770i
ブルーエアのフラッグシップモデル。70畳前後の広い空間まで対応でき、0.03マイクロメートルの粒子を99.99％除去。センサーによる自動運転や高性能アプリ連携など、最新機能がそろっています。家族全員の健康を守りたい方や、花粉・ウイルス対策を徹底したい方にぴったり。
加湿一体型モデル（DH3i・ComfortPure T20iなど）
空気清浄だけでなく加湿もしたい人には、2in1・3in1タイプがおすすめ。冬場の乾燥や静電気を防ぎながら、清潔な空気を保てます。オールシーズン使える点が魅力です。
自分に合ったブルーエアの選び方
シリーズが多いブルーエアですが、選ぶときは次のポイントを意識すると失敗しません。
- 部屋の広さに合ったモデルを選ぶ
空気清浄機は対応畳数が重要。小さな部屋に大きすぎるモデルを置いても無駄が多く、逆に広い部屋に小型を置くと効果が薄れます。
・寝室・個室：20畳前後のBlue Max 3250
・リビング：30～50畳対応のDustMagnet 5440iやProtect 7770i - 花粉・PM2.5・ニオイ対策のどれを重視するか
花粉やハウスダスト重視ならBlue Max 3250やProtect 7770i。ニオイやタバコ臭、ペット臭には活性炭フィルター搭載のDustMagnet 5440iシリーズが向いています。 - 静音性や電気代も確認する
24時間運転を前提にするなら、静音性と省エネ性能がカギ。ブルーエアは全体的に静かですが、スペック上のdB値をチェックするとより安心です。 - メンテナンスやフィルター交換の手間
どのモデルもフィルター交換が必要。交換時期の目安は半年～1年。交換フィルターの価格や入手のしやすさも確認しておきましょう。 - デザインと置き場所
北欧デザインが特徴のブルーエアは、リビングの雰囲気にもなじみます。ただしモデルによってサイズ感が異なるため、設置スペースを事前に確認するのがおすすめです。
ブルーエアを選ぶときの注意点
ブルーエアは高性能で信頼できるブランドですが、購入前に気をつけたいポイントもあります。
- フィルター交換がランニングコストになる
年に1回程度の交換が推奨されており、機種によっては1万円前後かかる場合もあります。長期的なコストを考慮しましょう。 - 試験データは理想条件での数値
「99.97％除去」などの表示は試験環境下のもの。実際の部屋では家具配置や換気状況などによって効果が変わります。 - サイズと重量に注意
大型モデルは重量があり、移動や設置スペースに制約が出ることも。購入前に寸法を確認しましょう。 - 正規品の購入を推奨
海外輸入品や並行輸入品では保証が受けられない場合もあります。日本国内の正規販売店からの購入が安心です。
ブルーエアはどれがいい？まとめ
「ブルーエアはどれがいい？」と迷ったら、まずは部屋の広さと目的を整理するのがおすすめです。
- 手頃で静かに使いたい → Blue Max 3250
- ニオイ・デザイン重視 → DustMagnet 5440i
- 高性能で家族全体をカバーしたい → Protect 7770i
- 加湿も欲しい → DH3i／ComfortPure T20i
いずれのシリーズも、静かでパワフル、デザイン性の高い仕上がりです。花粉やPM2.5、生活臭が気になる季節も、部屋の空気を整えて快適に過ごせます。
ブルーエアの空気清浄機は、「清潔な空気を、静かに、そして美しく」を叶えてくれる存在。用途と環境に合わせて、自分にぴったりの一台を選んでみてください。
