「マヌカハニーって気になるけど、種類が多すぎてどれを選べばいいの?」
そんな疑問を持つ人は少なくありません。最近ではスーパーやネット通販でもよく見かけるようになりましたが、ラベルには「UMF」「MGO」といった英数字が並び、何を基準に選べばいいのかわかりにくいですよね。
この記事では、マヌカハニーの基本から、UMF・MGOの違い、そして用途別のおすすめグレードまで、わかりやすくお伝えします。
マヌカハニーとは?特別なはちみつと呼ばれる理由
マヌカハニーは、ニュージーランドやオーストラリアの一部地域に咲く「マヌカ」という植物の花から採れるはちみつです。
他のはちみつと違うのは、マヌカ特有の成分「メチルグリオキサール(MGO)」や「レプトスペリン」が含まれている点。これらがマヌカハニーの深い風味と“特別感”を生み出しています。
その希少性も人気の理由です。マヌカの花は一年のうち、ほんの数週間しか咲かないため、採蜜できる量が限られています。さらに、非加熱・無添加のまま瓶詰めされるタイプは風味も濃厚で、世界中で“プレミアムハニー”として扱われています。
UMFとMGOって何?違いを理解して賢く選ぶ
マヌカハニーのラベルには、よく「UMF」や「MGO」と書かれています。どちらも品質を示す大切な指標ですが、意味が異なります。
MGO(メチルグリオキサール)とは
「MGO」は、マヌカハニーの抗菌活性に関わる成分「メチルグリオキサール」の含有量を示す数値です。
たとえば「MGO263+」とあれば、1kgあたり263mg以上のMGOを含むという意味になります。数字が大きいほど成分量が多く、風味も濃厚になりやすいです。
ただし、MGO値が高ければ必ず良いというわけではありません。MGOは1つの指標にすぎず、全体的な品質や製造過程も考慮することが大切です。
UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)とは
「UMF」は、ニュージーランドのUMF協会(UMF Honey Association)が定めた認証基準です。
MGOだけでなく、レプトスペリンやDHA(ジヒドロキシアセトン)など複数の成分を検査し、総合的な品質評価を行います。
つまり、UMFの数字が高いほど“しっかり検査された本物のマヌカハニー”である可能性が高いということです。
UMFとMGOの関係をざっくり言うと、
- UMF5+ ≒ MGO83+
- UMF10+ ≒ MGO263+
- UMF15+ ≒ MGO514+
- UMF20+ ≒ MGO829+
といった目安で対応しています。
マヌカハニーの選び方:自分の目的に合うグレードを探そう
マヌカハニーは数値の意味を理解した上で、「何に使いたいか」を明確にすると選びやすくなります。
1. 毎日の健康維持に使いたい人は
毎朝スプーン1杯をヨーグルトに混ぜたり、紅茶に入れたりするような“日常使い”なら、UMF10+(MGO263+)前後がちょうど良いです。
このあたりのグレードは味のバランスも良く、クセが少ないので続けやすいという声が多くあります。
2. 体調が気になる時や季節の変わり目に
のどの調子を整えたい時や、寒い季節に体調管理を意識したい場合は、**UMF15+(MGO500前後)**が目安です。
風味が濃く、少量でも満足感があります。価格は少し上がりますが、「特別な時のケア用」として一本持っておくのもおすすめです。
3. ギフトや特別な用途に選ぶなら
プレミアムなギフトや、自分へのご褒美として選ぶなら、UMF20+(MGO800+)以上を選ぶと特別感があります。
希少性が高く、パッケージも高級感のあるものが多いので、贈り物にもぴったりです。
信頼できるブランドを選ぶのが大切
マヌカハニーは人気が高い分、残念ながら偽物や品質の低い商品も出回っています。
安心して選ぶためには、以下のようなポイントを確認しましょう。
- UMF認証マークがあるか(公式ライセンス番号がラベルに記載されているか)
- ニュージーランド産かどうか(原産地表示をチェック)
- 非加熱・無添加の表記があるか
- 正規代理店・公式販売ルートから購入できるか
特に「MGO値だけが大きく書かれていて、UMF認証がない商品」には注意が必要です。
見た目は似ていても、中身の品質が大きく異なる場合があります。
味や風味の違いにも注目
数値が高いマヌカハニーほど、味にも特徴が出てきます。
UMF5+〜10+あたりはやさしい甘さで、一般的なはちみつに近い味わい。
UMF15+以上になると、コクと苦みが強くなり、“薬草のような”濃い香りを感じる人もいます。
「苦いのが苦手」という人は、まずUMF10+前後から試すのがおすすめです。
ヨーグルトやトーストに合わせやすく、使いやすさと味のバランスが取れています。
健康食品としての理解を忘れずに
マヌカハニーは一般食品であり、医薬品ではありません。
「風邪が治る」「病気が防げる」といった断定的な効果をうたうものではなく、あくまで“健康的な食生活をサポートする食品”として楽しむのが基本です。
また、糖分を多く含むため、摂りすぎには注意が必要です。
特に糖質制限中の人や、1歳未満の乳児には与えないようにしましょう。
保存方法と使い方のコツ
マヌカハニーは直射日光を避け、涼しく乾いた場所で保存するのが基本です。
冷蔵庫に入れると固くなることがあるので、常温でOK。
開封後は蓋をしっかり閉め、清潔なスプーンを使って取り出すようにすると、風味を長持ちさせられます。
使い方はとてもシンプル。
そのままスプーンで食べるのはもちろん、ヨーグルト・パン・紅茶などに少量加えるだけで、日常の味が少し贅沢になります。
マヌカハニーはどれがいい?まとめ
マヌカハニーを選ぶときは、「目的」と「数値」を意識することがポイントです。
- 普段使いなら UMF10+(MGO263+)前後
- 体調ケア用なら UMF15+(MGO500前後)
- 特別な用途・ギフトなら UMF20+(MGO800+以上)
さらに、UMF認証の有無や産地表示を確認し、信頼できるブランドを選ぶことで、安心して続けることができます。
味の好みや予算に合わせて、まずは自分に合う一本を見つけてみてください。
毎日の習慣に取り入れることで、自然の恵みを感じながら心地よく続けられるはずです。
