スキンケアの仕上がりを左右する「コットン」。化粧水をなじませたり、拭き取り化粧水で余分な皮脂をオフしたり、日々のケアには欠かせない存在です。
中でも人気なのが「無印良品のコットンシリーズ」。価格も手頃で種類も多く、「どれを選べばいいの？」と迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、拭き取り用途に向く無印のコットンを中心に、敏感肌でも使いやすいタイプや選び方のコツを詳しく紹介します。
無印良品のコットンは種類が豊富！まずはラインナップを整理
無印良品のコットンは、見た目も使い心地も少しずつ違うものが複数あります。代表的なものを挙げると、以下のようなラインナップです。
- 生成カットコットン（無漂白タイプ）
- カットコットン（白色・漂白タイプ）
- はがして使えるコットン
- コットンパフ（不織布タイプ）
どれも無印らしいシンプルなパッケージで、180枚入り・250枚入りなど枚数の多さも魅力。1枚あたりのコスパが良く、毎日のスキンケアに気兼ねなく使える点が人気の理由です。
それぞれの特徴を理解しておくと、「拭き取り」「パッティング」「パック」など用途に合わせて選びやすくなります。
拭き取り用コットンを選ぶときのポイント
拭き取り化粧水やクレンジング後の余分な汚れを落とすときに使うコットンは、「肌への刺激の少なさ」が最も大切です。特に敏感肌や乾燥肌の方は、摩擦や繊維残りによって赤みやかゆみが出ることもあるため、次の4点を意識して選びましょう。
1. 毛羽立ちが少なく繊維が残らないこと
コットンの繊維が肌に残ると、拭き取り後にチクチク感や乾燥の原因になることがあります。繊維が長く、つなぎ目のない構造のコットンを選ぶと、拭いても毛羽立ちにくく快適です。
2. 厚みとサイズのバランス
拭き取り化粧水を使うときは、顔全体を一枚でカバーできるサイズ感が理想。薄すぎるとすぐにヨレてしまい、厚すぎると余分に化粧水を吸ってしまいます。無印のコットンは約60×50mmのサイズが多く、手に収まりやすい大きさです。
3. 肌あたりのやわらかさ
敏感肌の方は「無漂白タイプ」の生成コットンを選ぶと安心です。漂白されていない綿は繊維が柔らかく、摩擦を感じにくい傾向があります。
4. コスパの良さ
拭き取りは毎日使うものなので、1枚あたりのコストも大切です。無印のコットンは100円台〜300円台で180枚以上入っているものが多く、1枚1円前後とかなり経済的です。
【比較】無印コットン4種類の違いと拭き取り適性
生成カットコットン（無漂白）
最も人気の高い定番タイプ。繊維が長い綿を無漂白で使用しており、自然な生成り色とふんわり柔らかい肌触りが特徴です。
口コミでは「肌触りが優しく、拭き取り化粧水でもヒリつきにくい」「毛羽立ちが少ない」と高評価。一方で、「乾いた状態で使うと少し繊維が残る」との声もあるため、化粧水をしっかり含ませてから使うのがポイントです。
敏感肌の方や、拭き取り用とパッティング用を兼用したい人に特におすすめです。
カットコットン（漂白タイプ）
生成タイプより白く仕上げられた漂白タイプ。見た目の清潔感を重視する人に人気があります。
漂白処理により毛羽立ちがやや抑えられている一方、敏感肌には刺激を感じる場合も。拭き取り化粧水より、パッティングやコットンパック用途で使う人が多い印象です。
肌が丈夫で、見た目の白さや清潔感を重視する方に向いています。
はがして使えるコットン
一枚を4枚にはがして使えるタイプ。化粧水を含ませてパックする用途で人気があります。
拭き取り用として使うと、薄いためにヨレやすく、毛羽立ちを感じるという口コミもあります。顔全体を拭くというよりは、部分的な拭き取りや優しく押さえるケアに向いています。
コットンパックをよくする方や、部分的に使いたい敏感肌の方には便利です。
コットンパフ（不織布タイプ）
不織布で包まれているため、毛羽立ちにくく繊維残りも少ないタイプです。
拭き取り化粧水を使うときや、マスカラなどポイントメイクを落とすときにも向いています。顔全体に使うと薄さが気になる場合もありますが、目元・口元など繊細な部分には最適です。
敏感肌が拭き取りコットンを使うときの注意点
拭き取りはスキンケアの一環ですが、やり方によっては肌に摩擦を与えてしまうことがあります。敏感肌の人が快適に使うためには、以下のような工夫が大切です。
化粧水をたっぷり含ませる
コットンが乾いた状態で使うと摩擦が強くなります。化粧水をたっぷり含ませ、コットン全体がしっとりするまで浸透させてから肌にのせましょう。コットンが透けるくらいの量が目安です。
力を入れず、撫でるように拭く
強くこすると角質層を傷つけてしまうことも。顔の中心から外側へ、軽く滑らせるように拭き取るのが理想です。特に頬や目元など皮膚が薄い部分は、ほとんど触れる程度の圧で十分です。
拭き取り後はすぐ保湿する
拭き取り化粧水を使った後の肌は一時的にバリア機能が下がっています。そのまま放置せず、すぐに化粧水や乳液などで保湿を重ねましょう。無印良品の敏感肌シリーズなど、低刺激なスキンケアとの組み合わせもおすすめです。
無印のコットンの選び方まとめ
無印良品のコットンはどれも品質が安定しており、コスパも良好です。拭き取り用途に限定して考えると、以下のように使い分けるのが目安です。
- 顔全体の拭き取りに使うなら…生成カットコットン
- 目元や口元など部分ケアには…コットンパフ
- コットンパックをメインに使うなら…はがして使えるコットン
- 白くて清潔感のある見た目が好みなら…カットコットン
肌質や季節によって使い分けてもOK。たとえば乾燥が気になる冬場は無漂白タイプを、皮脂が気になる夏は毛羽立ちにくいパフタイプを選ぶなど、自分の肌状態に合わせて調整するとより快適です。
無印のコットンはどれがいい拭き取り用？まとめとおすすめ
拭き取り化粧水をよく使う人や、肌への優しさを重視したい人には、やはり「生成カットコットン」が最もバランスの取れた選択です。
柔らかく自然な肌あたり、毛羽立ちの少なさ、コスパの良さ、そして敏感肌でも安心して使える無漂白素材。毎日のスキンケアを快適にしてくれるベーシックな一枚です。
一方で、拭き取りだけでなくパックや部分使いなど多用途に使いたい人は「はがして使えるコットン」や「コットンパフ」を組み合わせるのもおすすめ。
無印のコットンはどれも手頃な価格なので、複数種類を試して自分の肌に合う使い方を見つけるのがいちばんです。
拭き取りの習慣を、やさしく心地よい時間に変えてくれるコットンを選んでみてください。
