ギタリストやベーシストの間で話題になった「BOSS KATANA:GO」。発売当初はそのコンパクトさと高音質で注目を集めましたが、最近「販売終了」という言葉が飛び交っています。いったい何が起きているのか？この記事では、販売終了の真相から再販情報、さらには後継モデルの動きまでをわかりやすく整理して紹介します。
BOSS KATANA GOが販売終了になったって本当？
結論から言うと、**BOSS KATANA:GO**は一度販売終了しています。
理由は「部材の調達が難航したため」で、メーカーが公式に「生産を一時的に停止する」という案内を出していました。
海外のフォーラムや楽器情報サイトでも、「素材の供給が不安定なため、生産を続けることが困難になった」との記述が確認されています。実際、発売からわずか数か月で「販売完了（生産終了）」の告知が出たことから、多くのユーザーが驚きを隠せなかったようです。
日本国内でも、楽器店が「生産完了」「在庫限り」といった表示を出しており、通常販売はストップしていた時期がありました。発売間もなく人気が高まっていた製品だけに、「もう手に入らないの？」と心配する声がSNSでも相次ぎました。
なぜ販売終了になったのか？その背景を解説
では、なぜここまで早い段階で販売終了となったのでしょうか。主な理由は次の2点です。
1. 部材の入手が難しくなった
電子機器全体に言えることですが、ここ数年は世界的に半導体や電子パーツの供給が不安定です。BOSS KATANA:GOも例外ではなく、使用していた部品が確保できず、製造ラインを維持するのが難しくなったとされています。
メーカー側の説明によると、「調達状況の見通しが立たないため、設計変更を行う必要がある」とのこと。この“設計変更”が販売停止の直接的な要因となりました。
2. デザインや内部構造の見直し
もうひとつの要因は、「設計の根本的な変更」による再構築です。製品としての完成度を維持しながら、部材を変更するには相応の時間がかかります。
そのため、一時的に販売を止めて、新仕様の準備に入ったというのが実情のようです。
このように、「人気がなかったから」や「不具合が多かったから」というネガティブな理由ではなく、あくまで生産上の都合による一時的な終了だったといえます。
再販はあった？数量限定で復活したBOSS KATANA:GO
実は、BOSS KATANA:GOは「完全に消えた」わけではありません。
2024年11月には、数量限定で再販されたというニュースがありました。
当時の案内では、「部材が一部確保できたため、限定数で再販売を実施」と説明されています。価格は税込16,500円ほどで、主要楽器店のオンラインサイトでも再入荷情報が掲載されました。ただし、すぐに完売した店舗も多く、再販分もあっという間に市場から姿を消しています。
この再販は“在庫整理”ではなく、“部材の調達回復による一時復活”という意味合いが強く、メーカーの対応としては非常に前向きなものでした。
そして2025年、デザインを一新して再登場！
その後、2025年2月に入ってから、**デザインをリニューアルした新しいBOSS KATANA:GO**が登場しました。
型番こそ同じですが、外観やインターフェイスが見直されており、まさに“改良版”と呼べる内容です。
主な変更点は次のとおりです。
- トップにあった大きなボリュームホイールが、側面の小型ホイールに変更
- 全体のフォルムがよりスリムでスタイリッシュに
- 機能は従来モデルと同等で、音質や内部ソフトは変わらず
つまり、使いやすさを改善した「実質的な新モデル」という位置づけです。
価格は税込18,700円ほどで、初期モデルよりやや上がっていますが、それでも十分に手が届く範囲。限定ではなく一般販売として再展開されており、今後は安定供給が期待されています。
後継モデルは存在する？BOSS KATANA:GOの今後
現時点で「KATANA:GO MkII」や「KATANA:GO Gen2」といった正式な後継機は発表されていません。
しかし、今回のデザイン刷新版が事実上の後継モデルといえます。
機能は従来通り「ヘッドホンで高音質のKATANAサウンドを楽しめる」点に変わりはなく、Bluetooth経由でスマートフォンと連携し、アプリで音作りを行うスタイルもそのままです。
違いは操作性とデザインのみで、実際にユーザーからも「旧モデルより扱いやすくなった」と好評を得ています。
また、部材供給が安定してくれば、今後はカラー展開やベース専用モデルの拡充なども期待できそうです。
在庫や価格の現状は？
販売終了や再販を繰り返しているため、在庫状況にはかなり波があります。
一時期は中古市場で高値取引が行われ、「新品より高い中古」が出回るほどでした。海外では「Reverbでプレミア価格がついた」という声もあります。
2025年現在は、リニューアル版の一般販売が始まったため、公式取扱店で正規価格で購入可能です。とはいえ、人気の高さから品薄になりやすいので、見つけたときに早めに確保しておくのが安心です。
購入の際は、次の点をチェックしましょう。
- 外観写真で「新デザイン版」か「旧デザイン版」かを確認
- 価格が相場より高すぎないか
- メーカー保証がついているか
旧モデルをあえて探す場合は、中古市場で状態の良いものを見極めることが重要です。
BOSS KATANAシリーズ全体の動向もチェック
BOSSのKATANAシリーズは、アンプヘッドからミニサイズまで幅広く展開されており、その中でもBOSS KATANA:GOは“ポータブル型”の位置づけです。
これまでの人気モデル（KATANA-50 MkIIやKATANA AIRなど）と比べても、「ヘッドホンだけで完結する手軽さ」が支持されてきました。
今回の販売終了と再登場の流れを見る限り、BOSSはこのコンセプトを維持しながら改良を続けていく方針と考えられます。
ユーザー層も幅広く、練習用・出張先・夜間プレイなど、さまざまなシーンで需要があるため、今後も発展の余地は大きいといえるでしょう。
まとめ：BOSS KATANA GOの販売終了と再販情報を整理
最後に、今回の内容を簡単にまとめます。
- BOSS KATANA:GOは2024年に一度「販売終了」した
- 理由は部材調達の問題による一時的な生産停止
- その後、限定再販を経て2025年にデザイン刷新モデルが登場
- 現在は新仕様で販売中（価格は約1.8万円前後）
- 機能は変わらず、携帯性と音質のバランスが好評
つまり、「販売終了＝完全消滅」ではなく、「一時停止→改良→再登場」という流れだったわけです。
今後もKATANAシリーズの人気は続くと見られ、BOSS KATANA:GOも再び注目を集めています。
BOSS KATANA GOが販売終了というニュースを耳にして不安になった人も多いと思いますが、安心してください。現在は新しい姿で市場に戻っており、再び手に入るチャンスがあります。これから購入を検討している方は、在庫状況やモデル仕様をよく確認して、自分に合った一台を選んでみてください。
