最近、「DEATH STRANDINGのSteam版が販売終了したらしい」「ストアから消えた？」とSNSや掲示板で話題になっています。実際に検索しても、Steamストアで“DEATH STRANDING（無印）”のページが見つからないという声がちらほら。
本当に販売終了してしまったのでしょうか？ それとも何か別の理由があるのか？
この記事では、現在の販売状況や噂の真相、今後の見通しを分かりやすく整理していきます。
Steam版DEATH STRANDINGの現状：販売は終了しているのか？
結論から言うと、2025年11月現在、「DEATH STRANDING Director’s Cut」版はSteamで購入可能です。
Steamの公式ストアにアクセスすれば、しっかり販売ページが存在し、通常価格で購入できます。セール対象になることも多く、最近では半額以下で購入できたタイミングもありました。
ただし、ここで多くの人が混乱しているのが「オリジナル版（無印）」の扱いです。
もともと2020年7月に発売されたPC版『DEATH STRANDING』は、2022年に強化版となる『DEATH STRANDING Director’s Cut』が登場したことで、販売体制が変わりました。現在はストアで“無印版”単体を見かけにくくなっており、これが「販売終了では？」と誤解される原因になっているようです。
「無印版が消えた」と言われる理由
SteamコミュニティやSNSでは、「ライブラリからDEATH STRANDINGが消えた」「ストアに見当たらない」といった声が実際に投稿されています。
これにはいくつかの可能性が考えられます。
1. DEATH STRANDING Director’s Cutへの移行が進んだため
505 Games（PC版の販売元）は、無印版を所有しているユーザーに対し、DEATH STRANDING Director’s Cutへのアップグレードを提供しています。アップグレード済みのユーザーは、ライブラリ上で“Director’s Cut”のみが表示されるようになるケースがあるようです。
この仕様変更が、「オリジナルが消えた」と感じる一因になっていると考えられます。
2. ストア構成の変更
Steamのストアでは、新しいエディションやアップデート版が出ると、古いバージョンの販売ページが非公開設定になることがあります。
『DEATH STRANDING』もこのパターンで、無印版が検索では出てこないようになっている可能性が高いです。実際、販売そのものを終了したという公式発表は出ていません。
3. 一部ユーザーの表示不具合や設定の影響
Steamのライブラリ表示は、所有タイトルのアップグレード状況やフィルタ設定によって変化します。
特定のバージョンが“見えなくなる”ことは過去にも例があり、これが「削除された」と誤解されることもあります。
販売終了の可能性は？その真相を探る
では、今後Steam版が本当に販売終了する可能性はあるのでしょうか。
現時点で、公式に「販売終了」や「配信停止」を告知する情報は存在しません。
むしろ、次のような動きから見ても、販売継続の方が自然と考えられます。
・DEATH STRANDING Director’s Cutが積極的に販売中
最新のDirector’s Cut版は今も定期的にセール対象になっており、人気タイトルとして扱われています。特にSteamサマーセールやウィンターセールでは毎回注目の作品に入るほど。
これだけ販売促進が続いている中で、「配信停止に向けた準備」をしているとは考えにくいでしょう。
・続編の存在
小島秀夫監督が手掛ける続編『DEATH STRANDING 2 ON THE BEACH』がすでに発表済みで、PlayStation向けに2025年発売予定と報じられています。
シリーズの知名度を維持するためにも、前作を完全に配信停止にする理由は乏しいと考えられます。
・Steam以外のプラットフォームでも健在
Epic Games Storeなど他のPCストアでも同様に販売が続いており、販売権の契約切れや著作権問題などの兆候も見られません。
むしろ、複数のプラットフォームで同時に展開していることからも、販売終了ではなく「エディション統一」が進んだと見る方が自然です。
「Director’s Cut」と「無印版」の違いとは？
混乱を避けるために、ここで改めて両者の違いを整理しておきましょう。
- DEATH STRANDING（無印）：2020年7月発売。オリジナルのストーリー体験版。
- DEATH STRANDING Director’s Cut：2022年3月発売。グラフィックの最適化、新ミッション、レースモード、追加装備などを収録した強化版。
ゲーム内容としてはDirector’s Cutの方が上位互換であり、特に新規プレイヤーがあえて無印版を選ぶ理由は少ないと言えます。
そのため、販売元が旧バージョンの露出を抑え、Director’s Cutに一本化するのは自然な流れです。
販売終了と混同されやすい「フェーズアウト」とは
ゲーム業界では、強化版や完全版の発売に合わせて、旧バージョンの販売を段階的に取り下げることがあります。
これは「販売終了」ではなく、**フェーズアウト（段階的移行）**と呼ばれるプロセスです。
- 新規ユーザーには最新版を購入してもらう。
- 既存ユーザーにはアップグレードオプションを提供する。
- ストア上では旧版を非公開扱いにして、サポートを一本化する。
『DEATH STRANDING』の場合もこの方式が取られている可能性が高く、「無印版が見えない＝販売終了」というわけではありません。
裏を返せば、ユーザーの混乱を防ぐための整理とも言えるでしょう。
今後の販売・配信の見通し
現状の情報を整理すると、次のような展開が考えられます。
- 無印版の新規販売は終了または限定化
既存ユーザーのみが再ダウンロード可能になるケースもあります。 - DEATH STRANDING Director’s Cut版に一本化
今後はこのバージョンがPC版の主軸として販売されていく見込み。 - セールやバンドル販売は継続
大型セール時期には引き続きラインナップに登場する可能性が高いです。 - 続編発売に合わせて再注目される
新作リリース前後に旧作が再販・値引きされるのは業界の定番パターンです。
つまり、“無印版の販売終了”という表現は半分正しく、半分誤解とも言える状況です。
オリジナル版単体での販売は確かに減っていますが、シリーズとしての配信自体は継続中。プレイしたい人はDEATH STRANDING Director’s Cut版を選べば問題ありません。
これから購入するならどのバージョンが良い？
これから『DEATH STRANDING』を遊ぶなら、間違いなく**DEATH STRANDING Director’s Cut**がおすすめです。
アップグレード費用を別途払うより、最初から完全版を購入したほうがコスパも良く、最新の環境でプレイできます。
また、セール時期を狙えば非常にお得に手に入ることも多いため、Steamのウィッシュリスト登録をしておくのもおすすめです。
購入時には、販売ページの表記（バージョン名・販売元・価格など）を必ず確認し、非公式販売サイトなどではなくSteam公式ストアから入手するよう注意しましょう。
これは特定商取引法や景品表示法などの観点からも、安全で誤解のない購入方法です。
DEATH STRANDINGのSteam版販売終了の噂を整理して
最後にもう一度まとめると──
- Steamでは「DEATH STRANDING Director’s Cut」が現在も販売中。
- 「無印版が見つからない＝販売終了」は誤解の可能性が高い。
- 強化版への移行で旧版の販売が非公開化された可能性がある。
- 続編の発表もあり、シリーズ全体としてはむしろ拡大路線。
つまり、「Steam版DEATH STRANDINGが販売終了した」という断定的な情報は誤りです。
実際には、作品の進化に合わせて販売形態が整理されただけのようです。
もし「もう買えないの？」と不安に思っていた人は、まずSteamで「DEATH STRANDING Director’s Cut」を検索してみてください。
今もちゃんと販売されていますし、これから初めて遊ぶ人にもおすすめの一本です。
