「iPhone SE(第3世代)が販売終了したって本当?」
そんな声がSNSやニュースサイトで話題になっています。
手頃な価格とホームボタン付きの安心感で根強い人気を誇ってきたiPhone SE(第3世代)。しかし、ついにその販売が終了したという情報が広がっています。この記事では、販売終了の理由から現在の在庫状況、そして今後の再販や代替モデルの可能性までをわかりやすく解説します。
iPhone SE(第3世代)の販売終了は本当?
結論から言うと、iPhone SE(第3世代)はApple公式で販売終了しています。
2025年2月に発表された「iPhone 16e」の登場と同時に、AppleはiPhone SE(第3世代)をラインナップから外しました。国内のApple公式ストアでも販売ページが削除され、キャリア各社や量販店では「在庫限り」「販売終了」の表示が相次いでいます。
特に注目されたのは、iPhone SE(第3世代)が最後のホームボタン搭載モデルだった点です。Touch IDを使い慣れていたユーザーにとっては、「ついにこの時が来たか」と感じた人も多いかもしれません。
なぜiPhone SE(第3世代)は販売終了になったのか?
1. モデルサイクルの更新
Appleは毎年のように製品ラインを見直しています。iPhone SE(第3世代)は2022年3月に発売され、登場から約3年。
新モデル「iPhone 16e」の発表に合わせて、エントリーモデルの役割をそちらに引き継いだ形です。
つまり、「iPhone SEシリーズの役目が一段落した」と考えるのが自然です。
2. Lightningポートの廃止
EUで義務化された「USB-Cポート統一規制」により、Lightning端子を採用する端末の販売継続が難しくなりました。
iPhone SE(第3世代)はLightningポートを搭載していたため、技術的にも販売終了は時間の問題だったといえます。
3. ホームボタン搭載モデルの終焉
AppleはFace IDを標準仕様に移行させています。
小型・ホームボタン付きのiPhoneは一定層に人気があったものの、製造コストや設計面で旧仕様の維持は難しくなっていました。
このため、**「Touch ID搭載の最後のiPhone」**としてSEが幕を下ろす形になったのです。
4. 戦略的なライン整理
iPhone SEシリーズは「安価でシンプルなiPhone」という立ち位置でしたが、近年はiPhone 13 mini・iPhone 14シリーズの値下げで価格帯が重なり、存在意義が薄くなっていたとも言われます。
Appleとしても、新しいデザインと機能を揃えた「iPhone 16e」へ一本化することで、製品ラインの整理を図ったとみられます。
現在の在庫状況は?まだ買える?
「販売終了」と聞くともう手に入らないように感じますが、実は在庫限りで購入できるケースもあります。
2025年11月時点では、次のような状況が確認されています。
- Apple公式ストア:販売終了(在庫なし)
- キャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど):ほぼ販売終了
- 一部の量販店やワイモバイル系ショップ:在庫わずかにあり
- 中古・整備済品市場:豊富に流通中
新品を希望する場合は、キャリアや店舗のオンラインストアをこまめにチェックするのがポイントです。特に「64GB・スターライト」など人気の容量やカラーは早々に在庫がなくなりやすい傾向にあります。
中古・整備済みでの購入はあり?
新品が手に入りにくくなる一方で、中古や整備済品(リファービッシュ)市場ではiPhone SE(第3世代)が注目を集めています。
価格は状態や容量によって異なりますが、2025年現在では2万円台〜4万円台で購入できる例も見られます。
購入の際は以下の点に注意が必要です。
- バッテリー最大容量(85%以上が理想)
- 修理歴・水没歴の有無
- SIMロック解除の可否
- 保証の有無(販売店による)
Apple公式の「認定整備済製品」コーナーに再登場する可能性もゼロではありませんが、再販は不定期。確実に欲しい場合は中古専門店やネットフリマの早期チェックが重要です。
再販や後継モデルの可能性は?
「またiPhone SEの新モデルは出るの?」という疑問も多いですが、現時点ではAppleがSEシリーズの新型を発表する予定はありません。
これまで噂されていた「iPhone SE(第4世代)」も、最終的にはiPhone 16eに置き換わったと見る向きが強いです。
つまり、SEというブランドは一旦終了し、「iPhone 16e」が新たなエントリーモデルとして引き継ぐ形になったといえます。
小型モデルを望むユーザーにとっては寂しいニュースですが、Appleの戦略的には「全モデルをFace ID・USB-C化」する流れが優先されたようです。
今後もiPhone SE(第3世代)は使える?
販売終了しても、すぐに使えなくなるわけではありません。
Appleは販売終了後も、一定期間iOSアップデートや修理対応を継続します。
ソフトウェアサポート
過去の傾向から見て、iPhone SE(第3世代)は2027〜2028年頃までiOSのメジャーアップデート対象になると予想されています。
セキュリティアップデートはさらに数年続く見込み。つまり、今購入してもあと5年程度は安心して使える計算です。
修理・部品サポート
Appleは販売終了から5年後に「ビンテージ製品」、7年後に「オブソリート製品」として扱う方針です。
したがって、2030年ごろまでは公式修理サポートが継続される可能性があります。
ただし、修理用部品の在庫が減ると修理費用が上がることもあるため、長く使う予定の人はバッテリー交換などを早めに検討するのが安心です。
乗り換えを考えるならどのモデル?
iPhone SE(第3世代)の後継候補として挙げられるのが、**iPhone 16e**です。
ホームボタンはなくなりましたが、Face ID・USB-Cポート・6.1インチの大画面を備え、価格もSEの上位互換的なポジションにあります。
また、処理性能・カメラ性能ともに大きく進化しており、「小型よりも快適さを優先する」ならこちらが現実的な選択肢です。
一方、「どうしても小さめサイズがいい」という人は、中古市場でiPhone 13 miniやiPhone 12 miniを探すのもおすすめです。
iPhone SE(第3世代)販売終了のまとめ
・iPhone SE(第3世代)は2025年2月に販売終了
・Lightning端子・ホームボタン搭載モデルはこれで終了
・新品は在庫限り、中古市場が今後の主流
・再販予定はなく、後継はiPhone 16eに移行
・iOSサポートは2027〜2028年頃まで継続見込み
iPhone SEが販売終了した今、どうする?
ホームボタン付きでシンプルに使えるiPhoneが欲しい人にとって、SEの販売終了は残念なニュースです。
しかし、今後のAppleはUSB-CとFace IDを軸に、より統一されたラインアップへ進んでいきます。
もし今もiPhone SE(第3世代)を愛用しているなら、慌てて乗り換える必要はありません。
ただ、「在庫限り」の新品を手に入れたい人や、Touch ID搭載モデルを記念に残したい人は、早めの行動が鍵になりそうです。
iPhone SE(第3世代)は、シンプルでコンパクトなiPhoneの象徴として、多くのユーザーに愛されたモデル。
販売終了後も、その存在はしばらく語り継がれるでしょう。
