「最近、popメロンソーダを見かけない…」
そんな声をSNSや口コミでよく見かけます。昔ながらの喫茶店を思わせる緑色の炭酸飲料として人気を集めてきたpopメロンソーダですが、「販売終了したの?」「どこにも売ってない!」という噂が広がっています。今回は、その真相や販売中止の背景、そして再販の可能性までを詳しく探っていきます。
popメロンソーダとは?懐かしさとレトロブームを象徴する一本
まずはpopメロンソーダという飲み物についておさらいしましょう。
サントリーが展開する「POP」シリーズのひとつで、1977年に誕生したロングセラー炭酸飲料です。昭和の喫茶店を思わせる鮮やかなメロン色と、クリームソーダにもぴったりな甘く爽やかな味わいが特徴。氷を入れたグラスに注いで、アイスクリームを浮かべるとまさに“昔ながらの喫茶店ドリンク”の完成です。
近年は「レトロブーム」が再燃し、昭和テイストの飲料やデザインが注目を浴びています。その流れの中で、2023年4月には「popメロンソーダ」がリニューアルされ、「POPブルーサイダー」とともに再登場しました。新しいデザインと味わいを維持しながら、当時を知る世代にも新世代にも親しまれる存在となっていたのです。
「販売終了?」と噂されるようになった背景
そんな中、「売っていない」「もう販売されていないのでは?」という声が急増しました。その原因は、主に次の3つに集約されます。
- 店頭での取り扱いが減少した
スーパーやコンビニなど、以前は見かけた店舗で商品棚から姿を消したという報告が相次ぎました。地域によっては一時的に入荷が止まっていたり、取り扱い店舗が大幅に減っているケースがあります。 - 一部サイズやシリーズが製造終了になった
サントリーの公式サイトでは、「POPメロンソーダ ミックスソフトクリーム 600ml」など、一部の派生商品については“製造を終了しました”と明記されています。このような情報が拡散されたことで、「シリーズ全体が販売終了」と誤解された可能性が高いです。 - 在庫切れ・一時的な供給調整
原材料費や物流コストの高騰により、一時的に出荷を制限するケースもあります。特に限定容量品や一部の業務用サイズは流通が不安定になりやすく、「ネット注文がキャンセルになった」という声も見られました。
これらの複数の要因が重なり、「販売終了かも?」という噂が拡散したと考えられます。
実際の販売状況:完全終了ではなく“限定流通”状態
では、本当にpopメロンソーダは終売になったのでしょうか。
結論から言うと、完全な販売終了ではありません。
2025年現在でも、サントリー公式の「POPブランド紹介ページ」には「喫茶店で出てくるようなこだわりの爽やかなメロンソーダ」として現行商品が掲載されています。また、大手通販サイトでも「600mlペットボトル×24本」などの在庫が確認できます。つまり製造は続いており、全国的な終売ではないのです。
ただし、ここで注意すべきなのは流通チャネルの変化。
以前はスーパーやドラッグストアでも比較的容易に手に入ったのに対し、現在は「自動販売機限定」「一部地域限定」「ネット通販中心」といった形にシフトしています。いわば“見つけにくいけどまだある”状態です。
販売縮小・一部製品終了の背景にある要因
なぜ、流通が縮小してしまったのでしょうか。飲料業界の現状を踏まえて考えられる理由を見ていきましょう。
- 原材料・物流コストの上昇
炭酸飲料の製造には糖類、香料、ボトル資材など多くのコスト要素が関わります。特に近年はペットボトル原料や輸送費の高騰が顕著で、採算が取りにくい製品ラインの整理が進んでいます。 - 需要の地域差と販路の最適化
popメロンソーダのような“懐かし系炭酸”は特定の層に熱狂的な人気がある一方、一般市場では回転率が低い傾向にあります。そのため、コンビニよりも自販機・ネット通販に重きを置く形で販売チャネルが見直されたと考えられます。 - ブランド整理とリニューアル
サントリーは2023年のリニューアルで「POPブルーサイダー」を新発売するなど、シリーズ全体を再構築しています。これに伴い、旧仕様や派生フレーバーのいくつかが製造終了となりました。ブランド全体を刷新する過程で、一部が整理された形です。
つまり、販売終了というより「戦略的な縮小・再編」と捉えるのが正確でしょう。
「どこで買える?」現状の入手方法とコツ
「売ってる場所がわからない!」という人も多いはず。現在でも入手できるルートをいくつか紹介します。
- ネット通販サイトを活用する
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどでは、箱売り(24本入りなど)の在庫が定期的に出ています。送料を含めても、スーパーでまとめ買いするのとほぼ同じ価格帯です。 - ドラッグストアやディスカウントストア
ウエルシア、ドン・キホーテなど一部店舗では扱いが残っています。地域によっては棚の片隅にある場合もあるので、飲料コーナーをよく確認するのがおすすめです。 - 自動販売機
一部のサントリー系自販機では、490mlのpopメロンソーダが販売されています。地域差が大きいものの、駅や商業施設周辺で見つけたという報告もあります。 - スーパーへの取り寄せ依頼
お気に入りのスーパーで店員さんに「popメロンソーダの取り扱いはありますか?」と尋ねると、在庫確認や取り寄せ対応をしてもらえることもあります。
入手ルートが限定されているため、見つけたらまとめ買いしておくという人も多いようです。
再販・継続販売の可能性は?
現在、公式サイトやニュースリリースでは「販売終了」「生産終了」といった発表は一切ありません。
むしろ2023年にリニューアルを経ていることから、ブランドとしてはまだ継続中です。したがって、今後も一定の形で販売が続く可能性は十分にあります。
ただし、全国規模での再流通(どこのコンビニにも置かれるような状態)に戻るかどうかは不透明です。近年の飲料業界では、ロングセラーでも販売チャネルを絞る動きが加速しています。popメロンソーダも「限定流通型ブランド」として今後定着するかもしれません。
再販というよりも、「ひっそりと販売継続」していると考えるのが現実的です。ネット通販や一部地域での購入は今後も可能でしょう。
popメロンソーダが愛され続ける理由
それでも多くの人がこの飲み物を探し続けるのはなぜでしょうか。
それは、単なる“メロン味の炭酸”以上の存在だからです。
- あの独特な香りと甘さが、懐かしい気持ちを呼び起こす
- 喫茶店で飲んだクリームソーダの思い出を再現できる
- 鮮やかな緑色がSNS映えする
- 子どものころのご褒美ドリンクとして記憶に残っている
飲み物としての味覚的な満足だけでなく、“記憶を呼び戻す体験”として根強い人気を保っています。レトロブームの再燃もあり、今後も一定の需要は続くとみられます。
popメロンソーダが販売終了?販売中止の理由と再販の可能性まとめ
最後に、今回の内容を整理します。
- popメロンソーダは完全に販売終了していない
- 一部の派生商品(ミックス系など)は製造終了
- 店頭で見つからないのは流通の縮小・限定化が主な原因
- 2025年現在でも通販や自販機では購入可能
- 再販ではなく継続販売中で、今後も一定の流通が続く見込み
つまり、「もう終わった」と思われがちなpopメロンソーダですが、実際は静かに生き続けています。見つけたらぜひ手に取り、懐かしさと爽やかさを味わってみてください。
その一口が、昭和の喫茶店の記憶をそっと呼び戻してくれるかもしれません。
