くさやはどこで買える？東京や通販で買える店・値段・おすすめ品を紹介

独特な香りと深い旨味で知られる「くさや」。一度食べるとクセになる珍味として人気ですが、「どこで買えるの？」と疑問に思う人も多いはずです。
この記事では、くさやを東京で買えるお店や、通販でお取り寄せできるショップ、値段の目安、初心者におすすめの商品までをわかりやすく紹介します。

くさやとは？東京の離島発の伝統珍味

くさやは、主に東京都の伊豆諸島（八丈島・新島・大島など）で作られる発酵食品。
むろあじやトビウオなどの魚を「くさや液」と呼ばれる発酵液に漬け込み、天日で干して作られます。

最大の特徴は、あの独特な香り。初めて嗅ぐと驚くほど強烈ですが、慣れるとその香りの奥にある旨味と深みがやみつきになるという人も少なくありません。
東京の島々では古くから保存食として重宝され、現在も島の代表的な特産品として全国にファンを持っています。

東京で「くさや」を扱う店舗は限られていますが、探せばいくつかの選択肢があります。

まずチェックしたいのが「東京愛らんどショップ」や「しまーけっと東京」など、伊豆諸島の特産品を集めたアンテナショップです。
新島や八丈島のくさやを常時取り扱っており、真空パックや焼きくさやなど、初心者にも試しやすいタイプが揃っています。

また、アメ横の海産物専門店「丸茂商店」でも新島産のくさやを販売。真空パックにされているため、匂いを気にせず持ち帰れる点がうれしいところです。
八丈島出身の人が営む居酒屋や島料理の店でも、メニューにくさやが登場することがあります。まずは味見をしてみたい人には、こうしたお店もおすすめです。

ただし、一般的なスーパーやコンビニでくさやを見かけることはほとんどありません。都心で手軽に買いたい場合は、特産品ショップや百貨店の催事コーナーを狙うとよいでしょう。

近くに取り扱い店がない場合でも、通販なら全国どこからでも購入できます。
本場の伊豆諸島から直送される新鮮なくさやを、自宅で味わうことができます。

東京都が運営する離島特産品の公式ショップ。楽天市場などでも展開しており、八丈島や新島のくさやを幅広く取り扱っています。ギフト用のセットも人気です。

新島産くさやの干物を真空パックで販売。1枚700円前後から手に入るため、初めて試す人にもぴったりです。匂いが漏れにくい仕様で保存もしやすいです。

干物の老舗として知られる専門店。青むろくさややトビウオのくさやなど、通好みの品揃えが魅力。家庭用だけでなく贈答にも利用できます。

八丈島を代表するくさや屋のひとつ。昔ながらの製法で仕上げた本格派くさやを販売しており、通販でも購入可能です。焼きくさやや燻製タイプもあります。

通販の場合、冷凍・冷蔵発送が多く、送料が別途かかることが一般的です。
配送方法や賞味期限、保存方法などを確認してから注文すると安心です。

くさやの価格は、魚の種類やサイズ、加工方法によって幅があります。

・1枚あたり400円〜800円程度（真空パック）
・贈答用セットは2,000円〜5,000円前後
・燻製や焼きくさやなど加工品は1,000円前後から

初心者には、匂いが抑えられた焼きくさやや燻製タイプがおすすめ。
一方で、伝統の風味を堪能したい人は、八丈島や新島の青むろくさやが最適です。
通販では「匂い控えめ」「初心者向け」と明記された商品を選ぶと失敗しにくいでしょう。

保存は冷蔵または冷凍が基本。開封後は早めに食べきるのがポイントです。
匂いが強いので、保存袋を二重にするなど少し工夫するだけで扱いやすくなります。

くさやは、焼くだけでなくアレンジも可能です。

・軽く炙っておつまみに
・細かくほぐしてお茶漬けに
・マヨネーズやチーズと合わせて洋風おつまみに
・炊き込みご飯の具にして風味をプラス

匂いが気になる場合は、トースターで軽く温める程度にすると香りが立ちすぎません。
また、焼いた後にレモンを絞ると、爽やかさが加わって食べやすくなります。

くさやは製造地が伊豆諸島に限られており、職人が代々受け継いだ「くさや液」で作られます。
この液の中には、数十年もの間に培われた独自の発酵菌が生きており、各店ごとに香りや味が微妙に異なります。
そのため、島ごと・店ごとにファンがいるほどの奥深い世界が広がっています。

通販で購入できる“島直送”の商品は、こうした伝統の味をそのまま届けてくれる点が魅力です。
現地まで行けなくても、家庭で伊豆諸島の風味を味わえるという特別感があります。

くさやを探しているなら、東京のアンテナショップや通販が最も確実な方法です。
「東京愛らんどショップ」や「丸茂商店」などをチェックすれば、初心者向けから本格派まで幅広く揃います。
値段も1枚400円〜と手頃で、贈り物にも人気です。

通販を使えば、島直送の新鮮なくさやが自宅に届く時代。
まだ食べたことがない人も、まずは匂い控えめの焼きくさやや真空パックタイプから試してみてはいかがでしょうか。
独特の香りの奥に広がる深い旨味を知れば、「くさやはどこで買える？」と探す時間もきっと楽しくなるはずです。