最近注目を集めている「モペット」。ペダル付きで軽快に走れるうえ、電動モーターを搭載しているため、移動手段としても人気が高まっています。この記事では、モペットがどこで買えるのか、そして公道を走るために必要な条件や注意点を、分かりやすく解説します。
モペットとは?まず知っておきたい基本情報
モペット(MOPED)とは、「Motor」と「Pedal」を組み合わせた言葉。つまり、ペダル付きの原動機付き自転車を意味します。見た目は自転車に近いものから、電動バイク寄りのものまでさまざまです。
最近では電動モーターを搭載した「電動モペット」が主流になっており、環境に優しく、静かで経済的な移動手段として注目されています。
ただし、モペットの中には「公道を走れるモデル」と「私有地専用モデル」があり、購入時にどちらなのかをしっかり確認する必要があります。
モペットはどこで買える?通販サイト編
まず最も手軽なのが通販サイトでの購入です。大手ECモールでは、さまざまな種類のモペットが販売されています。
● Amazon(アマゾン)
「電動モペット」「公道走行可能 モペット」などのキーワードで検索すると、多数のモデルがヒットします。折りたたみ式のコンパクトモデルから、通勤・通学に使える本格タイプまで幅広いラインナップが揃っています。
価格はおおむね 5万円〜20万円台。口コミや評価を確認しながら選べるのが魅力です。
● 楽天市場・Yahoo!ショッピング
楽天市場やYahoo!ショッピングでもモペットの取り扱いが豊富です。ポイント還元やキャンペーンを活用できるため、コスパ重視で購入したい人にはおすすめです。
ただし、商品説明欄に「公道走行可能」「型式認定済」と明記されているかを必ず確認しましょう。記載が曖昧な製品の中には、公道で走れないものも混在しています。
専門販売店での購入もおすすめ
通販で簡単に購入できる一方で、専門販売店や正規代理店での購入も非常に有効です。専門店では、次のようなメリットがあります。
- 実物を見てサイズ感や乗り心地を確認できる
- メーカー保証や修理サポートが充実している
- 登録や保険手続きの相談ができる
- アフターサービスが安心
代表的な例として、電動モビリティを扱う店舗や代理店では、試乗会や展示を行っているところもあります。初めてモペットを購入する場合は、こうした店舗で実際に試乗し、法的に問題のないモデルを選ぶのが安心です。
人気の公道走行可能モデル
● Glafit GFR-02
和歌山発のメーカー「Glafit」が開発したペダル付き電動バイク。
最大の特徴は、「自転車モード」と「バイクモード」をワンタッチで切り替えられる“モビチェン”機能。
型式認定を取得しており、公道走行が正式に認められています。見た目は自転車に近く、街乗りや通勤にも最適です。
● 折りたたみ式電動モペット(汎用モデル)
通販で人気の折りたたみ式モペットは、コンパクトで持ち運びしやすく、室内保管にも便利。航続距離はおおよそ25〜40km前後で、日常の移動には十分です。
ただし、製品によっては公道走行不可の場合もあるため、購入前に「ナンバー登録可能」「保安部品完備」などの記載を要確認。
公道走行に必要な手続きと注意点
「公道走行可能」と書かれているモペットでも、購入後には法的な手続きが必要です。以下を忘れずに確認しましょう。
● ナンバープレートの取得
市区町村の役所で登録し、ナンバープレートを取得する必要があります。登録には販売証明書や身分証明書などが必要です。
● 自賠責保険への加入
原動機付き自転車として扱われるため、自賠責保険(強制保険)への加入が義務付けられています。保険に加入していない状態で公道を走ると罰則対象になります。
● 運転免許
モペットは基本的に「原付一種」扱いとなるため、原付免許または普通自動車免許が必要です。
ペダル付きであってもモーター走行を行う以上、無免許運転にはなりません。
● 保安部品の確認
ウィンカー、テールランプ、ブレーキランプ、ミラーなどが装備されているかを必ず確認しましょう。これらがないと、型式認定を受けていても保安基準を満たさず、公道走行ができません。
通販で買う際に気をつけたいポイント
通販でモペットを購入する際は、以下の点に注意することでトラブルを防げます。
- 「公道走行可能」「型式認定済」と明記されているかを確認
- レビューや評価をチェックして、品質やサポート体制を見極める
- 販売者が国内事業者か、問い合わせ窓口が明記されているかを確認
- 保証内容(初期不良対応・修理・バッテリー交換など)を確認
また、格安モデルの中には、輸入代行や並行輸入品として販売されるものもあります。公道走行を予定している場合は、型式認定の有無が明確な国内正規モデルを選ぶようにしましょう。
モペット購入後のメンテナンスと使い方
モペットは電動アシスト付きのため、定期的な点検が大切です。
- バッテリーの充電・交換タイミングを確認
- タイヤやブレーキなどの消耗部品を定期点検
- 長期間使わない場合は屋内で保管し、防水カバーを利用
また、バッテリーは高温・低温環境に弱いため、夏や冬は保管場所に注意が必要です。メーカーや販売店でのメンテナンス相談も積極的に利用しましょう。
法令を守って安全に楽しもう
モペットは、環境に優しい次世代の移動手段として注目されていますが、同時に法的な規制のもとで利用する必要があります。
「ペダル付きだから自転車のように使える」と思って公道を走行すると、無登録・無保険運転とみなされる場合があります。購入後は必ず登録・保険加入を行い、安全装備を整えましょう。
まとめ:モペットはどこで買える?
モペットは、Amazonや楽天市場などの通販サイト、または専門販売店・正規代理店で購入できます。
手軽に買いたい人は通販、安心して乗りたい人は販売店での購入がおすすめです。
そして何より大切なのは、「公道走行可能」「型式認定済」と明記されたモデルを選び、ナンバー登録・自賠責保険加入・安全装備の確認を怠らないこと。
正しい手続きを踏めば、モペットは日常の移動をもっと快適で楽しいものにしてくれます。
モペットをどこで買えるかを知った今こそ、自分のスタイルに合った一台を見つけて、安全に走り出してみてください。
