書類をきれいにまとめたいときや、契約書・報告書を体裁よく仕上げたいときに欠かせないのが「製本テープ」。見た目もすっきりしていて、貼るだけで簡単に仕上がる便利アイテムです。でも、いざ買おうとすると「どこで売っているの？」と迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、製本テープが買える場所を実店舗とネット通販に分けて徹底解説します。文房具店、ホームセンター、100円ショップなどを比較しながら、自分に合った購入先を見つけていきましょう。
製本テープはどんなときに使う？
製本テープとは、書類を綴じた背の部分に貼り付けて装丁するためのテープのことです。見た目を整えるだけでなく、ページのバラつきを防いで丈夫に保つ役割もあります。
用途は幅広く、契約書や報告書の提出用、社内資料の整理、学校のレポート、同人誌や作品集の簡易製本など。DIYや手帳アレンジにも活用できます。
色は黒・白・紺などの定番色のほか、最近ではカラーバリエーションも増えており、デザイン性を重視した製本にも人気があります。
文房具店で製本テープを買う
最も確実なのが文房具専門店です。オフィス用品や事務用紙を扱う店舗なら、ほぼ間違いなく製本テープを見つけることができます。
たとえば「コクヨ 製本テープ 35mm×10m」「ニチバン 製本テープ BK-35」「プラス 製本テープ 黒 50mm」などのメーカー製品が定番で、幅や長さのバリエーションも豊富。黒や白の一般的なタイプから、タイトルシール付き、契印用など、用途別に選べます。
都市部では伊東屋、世界堂、紀伊國屋書店の文具コーナー、有隣堂などでも取り扱いがあります。地方都市でも大型文具店やオフィス用品を扱う量販店で見つけやすいでしょう。
文房具店のメリットは、実物を見て質感を確かめられること。見た目の仕上がりや粘着力の違いを確認しながら選べるので、重要書類を扱う人には安心感があります。
一方で価格はやや高め。急ぎで必要な場合を除けば、まとめ買いはネット通販のほうが割安なこともあります。
ホームセンターでも製本テープが手に入る
意外に見落としがちなのがホームセンターです。文具コーナーや梱包用品の棚に並んでいることが多く、製本テープも定番商品のひとつ。
コーナン、カインズ、ビバホーム、コメリ、ナフコ、ジョイフル本田などの大手チェーンでは、事務用品の扱いが充実しています。
ホームセンターは「作業系の文具」が強く、契約書用、製図用、割印対応など、実務用途向けの製本テープが揃っています。サイズ展開も広く、35mm幅から50mm幅以上の太めタイプまで選べる点が魅力です。
また、他の事務用品やファイル、綴じ具なども同時に揃えられるので、オフィス備品をまとめて購入したいときにも便利です。
ただし、文具専門店に比べてデザインやカラーバリエーションは少なめ。機能性重視の人に向いています。
100円ショップ（100均）で買える製本テープ
コスパを重視するなら、100円ショップも見逃せません。
ダイソー、セリア、キャンドゥなどでは、製本テープやそれに近い用途のテープが販売されています。
ダイソーでは「製本テープ（黒・白・紺）」と明記された商品が定番で、A4サイズの書類を綴じるのにちょうどいい長さ（2.5m前後）のものが多く見られます。店舗によっては粘着タイプ・アイロンタイプなど複数種類を扱っていることもあります。
セリアでは粘着力がやや強めのロールタイプがあり、契印にも使えると評判です。キャンドゥは色展開がシンプルで、オフィスでの簡易使用に向いています。
100均の良さは、やはり価格と手軽さ。必要なときにすぐ買える安心感があります。
ただし、耐久性や粘着力はメーカー品に比べると控えめ。長期保存が必要な契約書や提出資料には不向きな場合もあります。短期使用や試作用途ならコスパ最強といえるでしょう。
ロフト・ハンズなどの雑貨店でも購入可能
文房具や生活雑貨を扱うロフトや東急ハンズも、製本テープの取り扱いが豊富です。
ロフトでは文具ブランドの「プラス」や「コクヨ」製のほか、少しデザイン性のあるカラーテープも見つかります。
東急ハンズでは製本やノート作りに特化した売り場がある店舗もあり、テープの幅や粘着タイプを比較しながら選べます。
これらの雑貨店は商品の入れ替えが早いため、新しい製品や限定色を試したい人にもおすすめ。
スタッフの知識も豊富なので、どんな用途に向いているか相談しながら購入できるのもポイントです。
家電量販店でも意外と買える
ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店でも、文具コーナーを設けている店舗では製本テープを扱っています。
ネット通販併設型の量販店では「店舗受け取りサービス」もあるため、オンラインで在庫を確認してすぐに受け取ることが可能です。
仕事で急に必要になったときなど、こうした即時性は非常に便利です。
ネット通販で買うメリットとおすすめサイト
今ではネット通販が最も手軽で種類も豊富な購入方法といえます。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでは、主要メーカーの製本テープをほぼ全種類取り扱っています。
たとえば「コクヨ 製本テープ 35mm×10m」「ニチバン 製本テープ BK-35」「プラス 製本テープ 黒 50mm」などは定番の売れ筋です。
ネット通販の強みは、種類の多さと価格の比較のしやすさです。レビューも豊富で、実際の使用感を知ったうえで購入できます。
また、まとめ買いすると単価が下がることが多く、会社や学校単位での利用にも向いています。
カラータイプやタイトル書き込み欄付きなどもネットなら簡単に探せるため、個人クリエイターや自作ノート派にも人気です。
デメリットは実物を手に取れない点と、配送までのタイムラグ。
急ぎの場合はコンビニ受け取りや即日配送オプションを活用するとよいでしょう。
製本テープを選ぶときのポイント
どこで買うかだけでなく、選び方も知っておくと失敗しません。
チェックしたいポイントは次の3つです。
- 幅と長さ
A4サイズの書類を綴じる場合は35mm前後が一般的。書類枚数が多いときは50mm程度あると安定します。 - 粘着力
貼り直しができるタイプと、強力接着タイプがあります。契約書などは強粘着、仮止めや練習用には弱粘着が便利です。 - 色と質感
黒・白・紺のほか、グレーや赤、パステルカラーもあります。書類の目的や雰囲気に合わせて選びましょう。
どこで買うのが一番おすすめ？
結論として、目的によって最適な購入先は変わります。
- 確実に品質を求めるなら → 文房具店やホームセンター
- 安さと手軽さを重視するなら → 100円ショップ
- 種類・在庫の豊富さで選ぶなら → ネット通販
特にネット通販は、必要な幅・色を検索するだけで一括比較できる点が魅力です。
頻繁に使う人や業務用でまとめ買いしたい人には最も効率的な選択肢といえます。
製本テープはどこで買える？文房具店・100均・ネット通販を比較紹介
製本テープは、文房具店・ホームセンター・100円ショップ・ネット通販など、さまざまな場所で購入できます。
用途によって最適な購入先が変わるので、「見た目」「耐久性」「価格」「手軽さ」のバランスを考えて選ぶことが大切です。
仕事用にしっかりしたものを選びたいならメーカー品を、ちょっとした工作や一時的な使用なら100均のものでも十分。
オンラインと店舗をうまく使い分ければ、必要なときにぴったりの製本テープを見つけられるはずです。
次に文書をまとめるときは、自分の用途に合った製本テープを選んで、きれいに仕上げてみてください。
