電子書籍リーダーやEインクタブレットが増える中で、最近注目を集めているのが「bigme b7」。カラー対応の電子ペーパーを搭載し、Androidタブレットとしても使えるということで、「これ1台で仕事も読書も完結できるのでは？」と話題になっています。
この記事では、実際の評判や特徴、使い勝手をもとに、bigme b7の魅力と気になるポイントを徹底的に解説します。
bigme b7とは？7インチのカラー電子ペーパータブレット
まずは基本情報から。
bigme b7は7インチのカラーE Ink（Kaleido 3）ディスプレイを採用した電子ペーパータブレットです。
一般的なモノクロE Ink端末とは異なり、漫画や雑誌、学習資料などのカラー表示に対応。
しかもOSにはAndroid 14を搭載しており、Google Play経由でアプリを自由にインストールできます。
これにより、Kindleや楽天Koboなどの電子書籍アプリはもちろん、クラウドノート、カレンダー、ブラウザなども利用可能。
電子ペーパーの「目に優しい表示」と、Androidの「自由度の高さ」が融合したハイブリッドなデバイスです。
デザインと携帯性：薄くて軽いのにしっかり感あり
bigme b7を手に取ると、まず感じるのはその軽さとスリムさ。
厚みは約5.8mm、重さは約215gと、文庫本よりも軽いレベルです。バッグやポーチにすっと入るサイズ感で、外出先でも気軽に持ち運べます。
ベゼルはやや太めですが、その分握りやすく誤タッチが少ないという利点があります。
また、側面には物理ボタンがあり、電子書籍のページ送りや音量調整をボタン操作で行えるのも嬉しいポイント。画面タップより快適に読書ができます。
本体カラーはシックなグレー系で落ち着いた印象。プラスチック感が少なく、全体的に高級感のある仕上がりです。
ディスプレイの見やすさ：目に優しくカラーも鮮やか
bigme b7の最大の特徴はやはりKaleido 3 カラーE Inkディスプレイ。
反射型ディスプレイなので、太陽光の下でもくっきり読めます。液晶のようなブルーライトによる目の疲れが少なく、長時間の読書でも目が痛くなりにくいのが魅力です。
カラー表示は液晶に比べるとやや淡いものの、漫画の色づけや雑誌の図解を見るには十分な鮮やかさ。
黒のコントラストもはっきりしていて、モノクロ文章の読みやすさも損なわれていません。
ただし、E Ink特有のリフレッシュ時の残像やスクロール時のカクつきは感じます。
動画やゲームなど動きのあるコンテンツには不向きですが、読書・資料閲覧中心なら問題なし。
「紙に近い読み心地」を求める人には理想的です。
スペックとパフォーマンス：Android 14で快適操作
内部スペックは以下の通りです。
- プロセッサ：オクタコアCPU
- メモリ：8GB RAM
- ストレージ：128GB（microSD拡張可）
- OS：Android 14
- 通信：Wi-Fi / Bluetooth / 4G LTE（通話対応）
E Ink端末としては破格の高性能構成。
電子書籍だけでなく、クラウドノートやブラウザ、SNS、PDF閲覧なども快適に動作します。
4G対応により、Wi-Fiがない場所でもオンライン接続が可能。SIMを挿せばスマホ的にも使えます。
アプリはGoogle Play経由で自由にインストールでき、Kindle、Dropbox、Notion、Googleドライブなど、普段の作業環境をそのまま持ち歩けるのが強みです。
ペン入力とノート機能：書く感触が紙に近い
bigme b7はスタイラスペンに対応しており、手書きメモやスケッチもスムーズに行えます。
ペンはワイヤレス充電式で、4096段階の筆圧検知に対応。筆圧の強弱や傾きもしっかり再現します。
書き心地は「少し滑らかすぎる」と感じる人もいますが、ペン先を交換すれば摩擦感も調整可能。
ノートアプリもプリインストールされており、ページ追加や図形描画、PDFへの注釈なども簡単にできます。
電子ノートとしての完成度は高く、会議記録や日記、勉強ノート用途にもぴったりです。
さらに、カメラを使った**OCR機能（文字認識）**も搭載。
紙の資料を撮影してデジタルテキスト化できるので、仕事の効率化にも役立ちます。
実際の使い勝手：読書・仕事・学習まで1台で完結
レビューを読むと、bigme b7は「多用途で万能」という評価が目立ちます。
読書用としてはもちろん、PDF閲覧、メモ、スケジュール管理、SNSチェックなど、日常のさまざまなタスクをこなせます。
特に高評価なのは、
- 目に優しく長時間使っても疲れにくい
- Androidタブレットとしてアプリが自由に使える
- 軽くて外出先でも快適
- 4G通信対応で単体利用が可能
といった点です。
一方で、「動作のもたつき」「バッテリー持ちが期待ほどではない」という意見もあります。
特にバックグラウンドでアプリを多く動かすと消費が増えるため、設定で省電力モードを活用するのがポイントです。
他の電子ペーパー端末との比較
bigme b7のライバルとなるのは、Boox Tab Mini C や Go Color 7 など。
これらと比べると、bigme b7は以下の点で優れています。
- 最新Android 14でアプリ互換性が高い
- RAM 8GBで動作が軽快
- 4G通信・通話対応でスタンドアロン運用可能
- ペン・カメラ・OCRなど多機能
一方で、Booxシリーズに比べるとUIの洗練度はやや劣るとの声もあり、
「機能重視でカスタマイズを楽しめる人」にはbigme b7が向いています。
bigme b7のメリットとデメリットまとめ
メリット
- カラーE Inkで漫画や資料が見やすい
- Android 14搭載でアプリの自由度が高い
- ペン書き込みやOCR機能が実用的
- 4G対応でどこでも使える
- 軽量・スリムで持ち運びが快適
デメリット
- 動作速度は液晶タブレットに劣る
- バッテリー持ちは中程度
- カラー表示は淡く、動画再生には不向き
- UIがやや独特で慣れが必要
こんな人におすすめ
- 目の疲れを軽減しながら本や資料を読みたい人
- メモや手書きノートをデジタル化したい人
- 出張や通勤中にも作業したいビジネスユーザー
- Android環境をそのまま電子ペーパーで使いたい人
- スマホ代わりに通信機能付きE Ink端末を探している人
逆に、「動画やイラスト編集など動きの多い用途」を求める人には不向きです。
あくまで読書と情報整理中心の人向けの端末です。
bigme b7の評判を総括：電子ペーパーの進化を感じる一台
ここまで見てきた通り、bigme b7は従来のE Ink端末の弱点を補い、タブレットとしても実用的なレベルに進化しています。
「カラーで読める」「ペンで書ける」「通信できる」という三拍子が揃った端末は珍しく、まさに電子ペーパーの完成形に近いモデルといえるでしょう。
完璧ではありませんが、読書や情報整理に重点を置くなら現時点で非常に魅力的な選択肢です。
紙のような読み心地とデジタルの便利さを両立させたい人には、ぜひ一度試してみてほしいデバイスです。
bigme b7の評判を徹底レビューしたまとめ
bigme b7は、カラーE Inkの魅力とAndroidタブレットの自由度を組み合わせた次世代型の電子ペーパータブレット。
軽量で持ち運びやすく、目にも優しい。
そして、アプリも使えて通信までできるという、従来にない万能さが魅力です。
「電子ペーパーでここまでできるのか」と驚く完成度でありながら、価格も比較的手頃。
これまでモノクロE Inkで物足りなかった人、デジタルノートを探していた人にとって、bigme b7は注目すべき選択肢になるでしょう。
