福岡といえば、言わずと知れたラーメンの聖地。濃厚で香ばしい豚骨スープが街に漂い、地元の人はもちろん観光客もその魅力に引き寄せられる。そんな激戦区・北九州市小倉に登場したのが「new ラーメン ショップ福岡1号小倉店」だ。関東発祥の“ラーショ系”がついに九州に進出——ということで、今回はその人気メニューや味の特徴、地元での反応をじっくり検証してみた。
福岡に上陸した「NEWラーメンショップ」とは？
全国で300店舗以上を展開する「NEWラーメンショップ」。関東地方では昔ながらのロードサイド店として親しまれ、背脂入りの豚骨醤油ラーメンが看板メニューだ。その“ラーショ文化”が、ついに九州の地にやってきたのが「new ラーメン ショップ福岡1号小倉店」である。
オープンは2025年3月。場所は小倉北区の香春口三萩野エリアで、モノレール駅からも徒歩圏内。駐車場も36台分と広く、車でもアクセスしやすい。営業時間は朝9時から夜8時まで、ラーメン店としては珍しく朝から営業しているのも特徴的だ。
関東発祥の豚骨醤油ラーメンを、九州の人々がどう受け入れるのか——その挑戦が、この1号店に詰まっている。
定番から限定まで！new ラーメン ショップ福岡1号小倉店のメニュー
豚骨醤油ラーメン：関東風の骨太スープ
看板メニューはもちろん「豚骨醤油ラーメン」。濃厚な豚骨をベースに、醤油のキレを加えたスープは、九州ラーメンの白濁スープとは異なる“関東スタイル”だ。背脂のまろやかさが加わり、見た目よりも飲みやすく、コク深い味わいが広がる。
スープは熱々で提供され、丼ぶりも大きめ。麺は中太のストレートタイプで、しっかりした弾力がある。細麺に慣れた福岡の人からは「新鮮な食感」と評されることも多い。
シンプルながら中毒性のある一杯で、関東ラーショファンなら“これこれ！”と頷く味だろう。
ネギチャーシューメン：SNSで話題の一杯
SNSで特に注目を集めているのが「ネギチャーシューメン」。丼いっぱいに盛られた白髪ネギが印象的で、スープとの相性も抜群。豚骨醤油のコクをネギの香味が引き立て、最後まで飽きずに食べ進められる。
チャーシューはしっとり柔らかく、スープを吸って旨味が倍増。写真映えするビジュアルも相まって、リピーターが多い人気メニューだ。特製タレが絡むピリ辛ネギもクセになるポイント。
味噌ラーメン：意外な人気の“濃厚系”
「味噌ラーメン」も隠れた人気メニュー。北海道味噌をベースに、豚骨スープの旨味を掛け合わせた濃厚タイプで、香ばしい味噌の香りが食欲をそそる。太めの縮れ麺がスープをよく絡め取り、寒い季節には特に人気が高い。
豚骨醤油と比べるとややマイルドで、野菜の甘みも感じられるため、女性客や家族連れにも好まれている。
サイドメニューとセットメニュー
定番の「高菜炒飯」や「ミニチャーシュー丼」などのサイドも充実。ランチタイムにはセット注文でボリューム満点だ。味玉サービスや限定トッピングキャンペーンなども定期的に行われており、通う楽しみがある。
地元・福岡での評判と評価
オープン直後からSNSや口コミサイトでは大きな話題に。ラーメン激戦区・福岡に登場した“異色のラーショ系”として、多くのラーメンファンが足を運んでいる。
良い評価
- スープが熱々で濃厚、背脂のコクがクセになる
- 関東風のラーメンを九州で食べられるのが嬉しい
- 丼が大きくボリューム満点でコスパが高い
- 駐車場が広く、家族連れでも入りやすい
気になる評価
- 九州豚骨に比べると醤油のキレが強く、好みが分かれる
- 麺が太めで、細麺派には少し重く感じる
- スープの豚骨感が控えめと感じる人もいる
つまり、地元の豚骨文化とは少し違う個性があり、その“差”こそが話題の源になっているのだ。
九州ラーメンとの違いを楽しむ
九州のラーメンといえば、博多や久留米に代表される濃厚豚骨。スープは白く濁り、臭みが強いほど“本格派”とされる。一方、new ラーメン ショップ福岡1号小倉店のラーメンは豚骨のコクを残しつつ、醤油ダレのキレで全体を引き締めている。
このスタイルは「関東豚骨醤油」または「ラーショ系」と呼ばれ、九州のラーメンとは別の進化を遂げた系統。麺も細麺ではなく中太で、もちもちとした食感を楽しむものだ。
つまり、福岡にいながら“もうひとつの豚骨文化”を味わえるのが、この店の最大の魅力といえる。
実際に訪れてみた印象
昼時の店内は常に満席。食券機でオーダーし、回転は速いが客足は途絶えない。スタッフの対応も明るく、清潔感のある店内は家族でも入りやすい雰囲気だった。
注文した豚骨醤油ラーメンは、見た目からして迫力満点。背脂がキラキラと光り、スープを一口すすると醤油の香りと豚骨の旨味が広がる。塩気は強めだが、クセになる後味でレンゲが止まらない。
チャーシューは分厚く、脂身のとろけ具合が絶妙。ネギの香ばしさも良いアクセントになっていた。九州ラーメンに慣れた舌にも新鮮な刺激を与える一杯だった。
人気の理由を探る
- 味の個性
福岡では珍しい関東風豚骨醤油。地元では逆に新鮮に映る。 - ボリュームとコスパ
680円前後でこの満足感。コスパの良さが口コミを後押し。 - アクセスと駐車場
車で行ける便利さ。ファミリー層にも好まれる。 - SNS映え
ネギチャーシューメンなど、写真映えするビジュアルが話題を呼ぶ。
これらの要素が重なり、オープンから短期間で人気店へと成長している。
new ラーメン ショップ福岡1号小倉店の今後に期待
“ラーショ”という関東文化が九州でどこまで浸透するのか。その試金石となるこの店舗には、ラーメンファンの期待が集まっている。福岡のラーメン文化の中に新しい流れを生み出す存在になるかもしれない。
今後は限定メニューや季節限定のスープ展開なども期待されており、地域密着型の人気店として根付く可能性が高い。
まとめ：new ラーメン ショップ福岡1号小倉店の人気メニューを検証してわかったこと
new ラーメン ショップ福岡1号小倉店は、
・関東風豚骨醤油という新ジャンルを福岡に持ち込んだ挑戦的な一店
・豚骨醤油、ネギチャーシューメン、味噌ラーメンなど個性豊かなラインナップ
・ボリュームとコスパの良さで地元客にもリピーター多数
九州の豚骨文化とは異なるアプローチで、“ラーメンの多様性”を感じさせてくれる存在だ。福岡のラーメン地図に新しいピンを打ったこの店は、今後さらに注目を集めるだろう。
ラーメン好きなら一度は味わってみたい一杯。あなたも「new ラーメン ショップ福岡1号小倉店」で、関東発の豚骨醤油を体感してみてはいかがだろうか。
