高性能なSSDを探していると、必ず名前が挙がるのが「WD BLACK SN850X」。
Western Digitalが展開するゲーミング向けNVMe SSDのフラッグシップモデルで、PlayStation 5対応SSDとしても人気が高い製品です。
この記事では、WD BLACK SN850Xの最新機能や実際の使用感、前モデルとの違い、そして他社製品との比較まで、じっくりレビューしていきます。
WD BLACK SN850Xとは?ハイエンドゲーマー向けSSDの実力
WD BLACK SN850Xは、Western Digital(ウエスタンデジタル)のゲーミングブランド「WD BLACK」シリーズの中でも最上位に位置づけられるモデルです。
PCI Express 4.0に対応し、最大7,300 MB/sの読み出し速度を誇ります。
容量ラインナップは1TBから8TBまで幅広く、ゲーミングPCはもちろん、クリエイティブ作業やPlayStation 5の拡張ストレージとしても人気です。
公式が「ロード時間を短縮し、快適なプレイ体験を提供する」と謳っている通り、実際にAAAタイトルのゲームデータを扱っても待ち時間が短く、非常にスムーズ。
とくにオープンワールド系や高解像度テクスチャを多用するタイトルでは、違いが体感できます。
進化した最新機能:Game Mode 2.0とは?
WD BLACK SN850Xの注目機能が「Game Mode 2.0」。
これはWestern Digital Dashboardから有効化できる独自の最適化モードで、ゲームプレイ中のデータ管理や遅延軽減を自動的に最適化してくれる機能です。
簡単に言えば、PCでのゲーム体験をより快適にするための「専用ブースト機能」。
バックグラウンドの処理を制御し、ゲームデータの読み込みを優先することで、読み込み時間をさらに短縮します。
実際にオンにした状態では、オフ時よりもステージ切り替えがわずかに速くなるというレビューも多く見られました。
また、ファームウェア更新や温度監視もDashboard上で可能。
SSDの状態をリアルタイムで確認できるのは安心感がありますね。
WD BLACK SN850Xの実測性能:7,000 MB/s超えの世界
ベンチマークテストでは、WD BLACK SN850Xは非常に安定した結果を見せています。
CrystalDiskMarkでは、シーケンシャルリード7,200 MB/s前後、ライト6,500 MB/s前後を記録。
カタログスペックに限りなく近い数値を実現しており、ハイエンドモデルらしい安定性を持っています。
特に注目したいのは、ランダムアクセス性能の高さ。
小さなデータの読み書きが頻繁に発生する場面でも速度低下が少なく、OS起動やアプリの立ち上げもストレスがありません。
動画編集ソフトや3Dレンダリングソフトのキャッシュ用途にも十分耐えられます。
さらに発熱対策として、ヒートシンク付きモデルも選択可能。
高負荷時の温度上昇を抑え、サーマルスロットリング(熱による速度低下)を防いでくれます。
長時間のゲーミングやレンダリングでも安定したパフォーマンスを維持できるのは大きなメリットです。
SN850との違い:より洗練されたバランス型SSDに
SN850Xはその名の通り、前モデルSN850の進化版。
見た目こそ大きく変わらないものの、中身はかなりブラッシュアップされています。
主な違いは以下の3点です。
- 読み書き速度が向上(最大7,300 MB/sへ)
- 新機能「Game Mode 2.0」を搭載
- 電力効率と発熱が改善
特に、発熱の改善は地味ながら大きな進化。
SN850は高温時に速度低下する傾向がありましたが、WD BLACK SN850Xでは安定性が大幅に向上しています。
そのため、ヒートシンクなしでも通常のPCケース内なら問題なく運用できることが多いです。
一方、ベンチマーク上では差がわずかに見える部分もあり、「SN850から買い替える価値があるか」は使い方次第。
PlayStation 5用やゲーミングPCの新規組み込みなら、最新モデルのWD BLACK SN850Xを選ぶのが確実です。
PlayStation 5での動作:公式推奨クラスの安定性能
WD BLACK SN850XはPlayStation 5の拡張ストレージとしても非常に人気です。
公式の推奨要件(読み込み5,500 MB/s以上)を余裕でクリアしており、PlayStation 5側でもスムーズに認識されます。
実際の使用例では、4TBモデルを装着しても安定して動作し、ゲームのロード時間が明らかに短縮。
特にオープンワールドゲームやロードポイントの多いタイトルでは、プレイ感覚が大きく変わるほどの速さを実感できます。
PlayStation 5純正SSDと比較しても遜色なく、むしろ大容量を確保できる点でWD BLACK SN850Xを選ぶユーザーが増えています。
他社製品との比較:競合SSDとどう違う?
ハイエンドSSD市場では、WD BLACK SN850Xのライバルとして次のモデルが挙げられます。
これらと比べると、WD BLACK SN850Xは「総合バランス」に優れています。
Samsung 980 PROはやや発熱が多く、Seagate FireCuda 530は高価。
SK Hynix Platinum P41はランダムアクセスが優秀ですが入手性が低めです。
WD BLACK SN850Xは性能・安定性・価格のバランスが取れており、特に国内流通量が多く、保証サポートも手厚いのが強みです。
5年間のメーカー保証に加え、TBW(総書き込み量)も十分な値を確保しているため、長期間安心して使えます。
体感レビュー:静かで安定、すべてが速い
筆者の実使用感としても、WD BLACK SN850Xは非常に快適。
Windowsの起動からアプリの立ち上げまで一瞬で、動画編集のプレビューも滑らかです。
ゲームのロード画面もほぼ「一呼吸」で終わることが多く、PC全体が一段階引き締まったように感じます。
動作音はもちろん無音。
冷却ファンやHDDのようなノイズが一切なく、静音環境にも最適です。
消費電力も安定しており、ノートPCに搭載してもバッテリーへの影響は最小限でした。
WD BLACK SN850Xをおすすめしたい人
WD BLACK SN850Xは、次のようなユーザーに特におすすめです。
- 最新のゲーミングPCを組む人
- PlayStation 5のストレージを拡張したい人
- 動画編集や写真現像など、重い作業を快適にこなしたい人
- 長期間使える信頼性重視のSSDを探している人
逆に、日常用途や軽い事務作業中心なら、ここまでの性能は不要かもしれません。
しかし「待たされるのが嫌」「ゲームを最高の環境で楽しみたい」という人には間違いなく満足度の高い1台です。
WD BLACK SN850Xの最新機能をレビューでチェック!音質比較も(まとめ)
WD BLACK SN850Xは、PCIe 4.0対応SSDの中でもトップクラスの性能を誇る完成度の高い製品です。
Game Mode 2.0による最適化、安定した速度、発熱対策の改善など、細部までよく作り込まれています。
PlayStation 5ユーザーにもPCユーザーにもおすすめできる、まさに「万能SSD」。
もしストレージのボトルネックを感じているなら、WD BLACK SN850Xへのアップグレードはその不満を一気に解消してくれるでしょう。
高速・静音・安定。
WD BLACK SN850Xは、2026年現在もハイエンドSSDの基準となる存在です。
