大人になってからの「お気に入りのペン」って、意外と見つからないものですよね。安価なボールペンでは満足できないけれど、あまりに装飾的だと日常使いには向かない。そんな人に一度は手に取ってほしいのが、**サクラクラフトラボ004**です。サクラクレパスが“書くことを楽しむためのツール”として打ち出したシリーズで、その完成度は想像以上。今回は実際の使用感やデザインの魅力、細かな使い勝手まで、徹底的にレビューします。
サクラクラフトラボ004とは?上質な多機能ペンの魅力
「サクラクラフトラボ004」は、サクラクレパスが展開する高級筆記具シリーズ「SAKURA craft_lab」の中で唯一の多機能ペン。
一本に**ゲルインキボールペン2色(黒・赤)とシャープペンシル(0.5mm)**が搭載されており、中央の金属リングを回転させることで機能を切り替える仕組みになっています。
サクラクレパスというとクレヨンのイメージが強いですが、このクラフトラボシリーズはまったく別路線。
「書くことを通じて心を整える」というコンセプトのもと、上質な素材と緻密な設計で“書く時間そのものを楽しむ”ために作られています。
デザイン:工業製品のような美しさと手触り
最初に手に取った瞬間、誰もが感じるのが「質感の良さ」です。
軸の上部にはヘアライン加工を施したアルマイト素材、下部には真鍮と洋白の組み合わせが使われており、金属の重みとぬくもりが共存しています。
触れるたびにひんやりとした感触が伝わり、長く使うほど味が出るのがこのペンの醍醐味。
中央部のローレット加工は、指にしっかりとグリップするだけでなく、視覚的にも印象的。
カメラのレンズリングを思わせるような機構で、回すたびに小気味よいクリック感があります。
回転するたびに現れる“カチッ”という音が、まるで精密機械を操作しているような満足感を与えてくれるのです。
カラーバリエーションはエボニーブラック、アッシュグレー、ガーネットレッド、ボトルグリーンなど。
どれも落ち着いたトーンで、ビジネスシーンでも違和感なく使えます。光の当たり方によって微妙に変化する色味も、大人の筆記具らしい上品さを演出しています。
書き心地:滑らかで静かな筆記感
サクラクラフトラボ004の書き味は、非常に滑らかで静かです。
ボールペン部分には水性ゲルインキが採用されており、0.4mmの細字でもインクの流れがなめらか。
紙の上を“スルッ”と走る感覚があり、ペン先のブレがほとんどありません。
一般的な多機能ペンのようなガタつきがなく、細字で手帳やノートに書き込む際もストレスを感じません。
一方でシャープペンシル部分も秀逸。
筆圧をかけても先端がブレず、芯の出方も安定しているため、図面やメモ書きにも十分対応します。
まるで単機能ペンのような精度で書けるのは、ペン軸内部の精密な設計によるもの。
長く書いても手が疲れにくく、重みを利用して自然に文字を運べるバランスの良さがあります。
使用感:操作と携帯性のバランス
回転式の切り替え機構はスムーズで、慣れると非常に使いやすいです。
手帳を開きながら片手でくるっと回すだけで、黒から赤、そしてシャープへと直感的に切り替えられます。
書きながら頭を整理する――そんな瞬間にストレスがないのがうれしいポイント。
全長は約133mm、重量は約27g。
決して軽くはありませんが、金属軸特有の安定感があり、持つたびに“良いペンを使っている”という感覚が味わえます。
また、クリップはしっかりとした作りで胸ポケットにも安定して収まり、移動時も安心。
頭冠には消しゴムが内蔵されており、デザインを損なわないよう美しく収納されています。
インクとリフィル:深みのある発色と交換のしやすさ
標準ではブラックとレッドの2色インクが装備されていますが、別売りでブルーブラックやクリムゾンレッドのリフィルも用意されています。
このリフィルはクラフトラボ専用のもので、交換も簡単。
水性ゲルインク特有の深く鮮やかな発色が特徴で、文字がはっきりと見やすいのが魅力です。
ただし、水性インクなので減りが早い点は注意が必要。
長く使う人は替芯をストックしておくと安心です。
また、1本あたりの価格が少し高めなので、コストパフォーマンスよりも“書き味重視”の方向けといえるでしょう。
メリットとデメリットを整理してみる
実際に使って感じた良い点と気になる点を、簡単にまとめてみます。
良い点
- 高級感のある素材と仕上げ
- 滑らかで安定した書き心地
- 操作感に満足感がある回転機構
- 手帳やビジネスシーンに似合う上品なデザイン
- シャープペンシルの精度が高い
気になる点
- 価格が高め(約8,800円)
- インクの減りが早い
- 替芯がやや高価
- 少し重めで重心が後ろ寄りに感じることがある
とはいえ、これらのデメリットを差し引いても、「書く楽しさ」を感じさせてくれる筆記具であることは間違いありません。
他の多機能ペンと比べた印象
同価格帯の他社製品(例えばパイロットの「ドクターグリップ4+1」や三菱の「ジェットストリーム4&1」など)と比べると、サクラクラフトラボ004は“操作感と質感”で大きく差をつけています。
一般的な多機能ペンが「便利さ」を重視しているのに対し、004は「所有する満足感」を追求した設計。
毎日使うツールとしての快適さと、使う時間そのものを豊かにしてくれる感覚が共存しています。
どんな人におすすめ?
- 手帳やノートに細かく書き込むことが多い人
- デザイン性と機能性の両立を求める人
- ビジネスシーンで使える上質な多機能ペンを探している人
- 自分へのご褒美や大切な人への贈り物にしたい人
このペンは“見せるための高級筆記具”ではなく、“使って満足できる道具”。
日常の中で少し背筋が伸びるような、そんな存在です。
サクラクラフトラボ004のまとめ:大人の筆記具にふさわしい完成度
サクラクラフトラボ004は、見た目の高級感だけでなく、操作感・書き味・素材の質感すべてが高い次元で調和しています。
一本8,000円台という価格は決して安くはありませんが、それに見合う価値が確かにあります。
日常の中で使うたびに心が整う――そんな感覚を味わえる筆記具はそう多くありません。
ペンをただの道具ではなく、「自分の時間をつくる相棒」として選びたい人に。
サクラクラフトラボ004は、その期待にしっかりと応えてくれる一本です。
サクラクラフトラボ004の書き心地とデザインを徹底レビュー!大人の高級ペンの実力とは
書くことを楽しみたい人にこそ、ぜひ一度その手で確かめてほしい逸品です。
