ニコンZ6IIは、Zシリーズの中でも「ちょうどいい万能機」として人気の高いフルサイズミラーレスカメラです。
初代Z6の良さを継承しつつ、処理性能・連写・AF・動画機能など、あらゆる面で確実な進化を遂げています。
この記事では、Z6IIの性能や進化点を詳しくレビューしながら、Z6との違いをわかりやすく解説していきます。
- ニコンZ6IIとは?進化したフルサイズミラーレスの中核モデル
- Z6IIで変わったポイント① デュアルEXPEED 6による圧倒的な処理性能
- Z6IIで変わったポイント② デュアルスロット化で安心の記録体制
- Z6IIで変わったポイント③ AF性能の進化で動体撮影にも強く
- Z6IIで変わったポイント④ 4K60p対応など動画性能の強化
- Z6IIで変わったポイント⑤ バッテリーと給電機能の改善
- 画質はどう進化した?Z6IIの描写力
- 操作性とユーザビリティの成熟度
- Z6とZ6II、どちらを選ぶべきか?
- 実際の使用レビュー:Z6IIを手にした印象
- Z6IIの弱点・注意点
- ニコンZ6IIの性能や進化点を徹底比較レビューのまとめ
ニコンZ6IIとは?進化したフルサイズミラーレスの中核モデル
ニコンZ6IIは、2020年11月に発売されたフルサイズミラーレスカメラ。
有効画素数は24.5メガピクセルで、裏面照射型CMOSセンサーを採用。高感度でもノイズを抑えた描写を得意とし、ポートレートから夜景、動画まで幅広く対応できる一台です。
搭載される画像処理エンジンは、ニコン独自の「EXPEED 6」を2基搭載。
これにより、初代Z6から処理速度が飛躍的に向上し、AF追従性能やバッファ処理、動画出力の安定性などが全体的にパワーアップしました。
Z6IIで変わったポイント① デュアルEXPEED 6による圧倒的な処理性能
まず注目すべきは、画像処理エンジンがデュアル化されたこと。
Z6では1基だったEXPEED 6が2基に増えたことで、画像処理がよりスピーディになり、AFや連写、動画記録など同時処理の負荷が軽減されています。
この恩恵で、Z6IIは14コマ/秒の高速連写を実現。
Z6の12コマ/秒から地味に見える差ですが、実際に撮影してみると連写持続時間が大幅に伸びており、RAW+JPEGでも長時間の連写が可能です。スポーツ撮影や野鳥撮影では大きな違いを感じるでしょう。
Z6IIで変わったポイント② デュアルスロット化で安心の記録体制
初代Z6の弱点とされていた「シングルカードスロット問題」が、Z6IIでついに解消されました。
CFexpress(またはXQD)とSDカードのデュアルスロット構成を採用し、バックアップ記録やRAW/JPEGの分割保存が可能に。
この変更により、業務用途や長時間撮影でも安心感が格段に増しています。
プロフォトグラファーの中には、この一点だけでZ6からZ6IIに乗り換えたという人も少なくありません。
Z6IIで変わったポイント③ AF性能の進化で動体撮影にも強く
Z6IIはAFの精度と追従性が大幅に向上しました。
瞳AFや顔検出AFの検出スピードが速くなり、動物瞳AFにも対応。動画撮影時でも被写体追従が自然に働くようになっています。
特に低照度下でのAF能力は顕著で、EV-4.5までの暗さでもピント合わせが可能。
夜景や屋内撮影など、暗いシーンでも安心して撮影できるのは嬉しいポイントです。
実際のユーザーレビューでも、「AFが迷わなくなった」「瞳AFの精度が段違い」といった声が多く、Z6IIの進化を感じる部分となっています。
Z6IIで変わったポイント④ 4K60p対応など動画性能の強化
Z6IIは動画機能も強化され、4K UHD 60p撮影に対応しました(DXクロップ時)。
Z6では4K30pまでだったため、滑らかな動きやスローモーション表現を重視する映像制作者には大きな進化です。
さらに、10bit N-LogやHLG出力にも対応。外部レコーダーを使えば、より広いダイナミックレンジで本格的な映像制作が可能です。
動画と静止画を両立した“ハイブリッドシューター”にとって、Z6IIはまさに理想的なカメラに仕上がっています。
Z6IIで変わったポイント⑤ バッテリーと給電機能の改善
Z6IIでは新しいバッテリー「EN-EL15c」が採用され、1回の充電での撮影枚数が増加しました。
USB給電にも対応しているため、モバイルバッテリーをつなぎながら長時間の撮影も可能。
動画撮影やタイムラプス撮影など、電源に気を使うシーンでの使い勝手が大きく向上しています。
また、Zシリーズ共通のバッテリー規格を維持しているため、Z6やZ7などの既存ユーザーでも入れ替えが容易なのも嬉しい点です。
画質はどう進化した?Z6IIの描写力
Z6IIの画質は、Z6と同じ24.5MPセンサーを採用していますが、デュアルエンジン化により画像処理の質が向上。
特に高感度域でのノイズ耐性が強化され、暗部の階調もより自然に表現されます。
ポートレートでは柔らかくも立体感のある描写、風景では繊細なディテールの再現力が魅力。
カラートーンもニコンらしいナチュラルさを維持しており、RAW現像での自由度も高いです。
実際の撮影では、ISO6400前後でも実用的な画質を保ち、夜景や星景でも安心して使えます。
ダイナミックレンジも広く、ハイライトとシャドウの階調が豊かに残る点は、同クラスの他社機と比べても優秀です。
操作性とユーザビリティの成熟度
Z6IIは、操作感も非常に洗練されています。
ボタン配置やメニュー構成はZ6を踏襲しつつ、動作レスポンスが速くなり、ライブビューやEVF表示のラグも減少。
連写時のブラックアウトも短縮され、動体撮影でもストレスを感じにくくなりました。
さらに、ファームウェアのアップデートで新機能の追加やAF性能の改善も続いており、長く使える完成度の高い設計です。
USB給電やBluetooth連携も安定しており、撮影から転送・編集までスムーズに行えます。
Z6とZ6II、どちらを選ぶべきか?
ここまでの進化点を踏まえると、Z6IIは確実に“より実戦的”なカメラへと仕上がっています。
ただし、Z6も依然として高いコストパフォーマンスを誇る名機。予算を抑えたい場合や、デュアルスロットや4K60pが不要な人にはZ6も十分な選択肢です。
一方で、以下に当てはまる人にはZ6IIがおすすめです。
- 動体撮影をよく行う
- バックアップを取りながら撮りたい
- 動画撮影を重視している
- プロ・セミプロとして仕事にも使いたい
Z6IIは、“信頼性”と“スピード”を求めるユーザーに最適な機種といえるでしょう。
実際の使用レビュー:Z6IIを手にした印象
実際にZ6IIを使ってみると、最初に感じるのはレスポンスの良さです。
電源を入れてからの立ち上がり、AFの合焦スピード、連写後のバッファ処理まで、全体がとにかくスムーズ。
「ストレスがない」という感覚が、Z6IIの使用体験を大きく左右しています。
そして何より、撮って出しのJPEGが非常に美しい。
肌の質感や色味が自然で、特別な補正をしなくても作品として成立するレベルです。
旅行・ポートレート・スナップなど、オールジャンルで“安心して任せられる”相棒という印象を受けます。
Z6IIの弱点・注意点
完璧に見えるZ6IIにも、いくつか注意点はあります。
まず、4K60p撮影がDXクロップ(APS-C相当)になる点。フルサイズ全域で60pを使いたい場合は制限があります。
また、ボディサイズや重量はZ6とほぼ同じで、コンパクトさを求める人にはやや大きく感じるかもしれません。
さらに、価格はZ6よりも約5〜6万円ほど高め。ただし、信頼性や使い勝手を考えるとその差は十分に納得できる範囲です。
ニコンZ6IIの性能や進化点を徹底比較レビューのまとめ
Z6IIは、初代Z6の弱点を見事に克服した正統進化モデルです。
デュアルエンジンによる処理性能アップ、デュアルスロットの採用、AFと動画機能の強化など、すべてが“現場での使いやすさ”を意識したアップデートとなっています。
Z6から乗り換える価値は十分あり、これからフルサイズミラーレスを始めたい人にもおすすめできる万能機。
静止画も動画も妥協したくない方にとって、Z6IIは長く信頼できる相棒になるでしょう。
ニコンZ6IIのレビューを総合すると、「安定性・性能・バランス」の三拍子が揃ったミドルクラス最強機といっても過言ではありません。
