神保町といえば言わずと知れたカレー激戦区。
その中でも長年愛され続けているのが「ライスカレーまんてん」です。
平日のお昼時にはいつも行列ができ、店の外にまでスパイスの香りが漂う——そんな昭和の名残を感じるカレー屋さんに行ってきました。
今回は、実際に「ライスカレーまんてん」を訪れて感じた味・雰囲気・コスパを、ありのままレビューしていきます。
神保町の老舗「ライスカレーまんてん」とは
「ライスカレーまんてん」は1981年創業。
カレーの街・神保町で40年以上続く、まさに“老舗”と呼ぶにふさわしい存在です。
場所は神保町駅と水道橋駅のちょうど間あたり。
靖国通りの喧騒から少し外れた路地にあり、カレーの香りに誘われて店に入る人が絶えません。
外観はどこか懐かしい昭和食堂のような雰囲気で、初めてでもどこか安心感を覚えます。
店内はカウンターのみ。20席ほどの細長い空間で、昼時はサラリーマンや学生でいっぱい。
回転率が高く、待っても10〜15分程度で座れるのがありがたいところです。
営業時間は平日が11:00〜20:00、土曜は11:00〜16:00。
日曜・祝日はお休みなので要注意。特に人気メニューは早々に売り切れることもあるため、早めの来店が安心です。
名物「ライスカレー」はとにかくボリューム満点
まんてんのカレーは、いわゆる欧風でもインド風でもありません。
“ライスカレー”という言葉がぴったりな、昔ながらの日本的カレーです。
一番の特徴は、とろみのある濃厚なルー。
スプーンですくうと重みを感じるほどの粘度があり、ひき肉の旨味がたっぷりと詰まっています。
辛さは中辛より少しマイルドで、スパイスの刺激よりもコクと深みを重視した味わい。
まさに“家庭の味の最上位”といった印象です。
そして何より、ご飯の量が圧倒的に多い。
普通盛りでも一般店の大盛りレベル。
「ボリューム満点」という店名の由来を、食べ進めるうちに実感します。
人気No.1はやっぱり「かつカレー」
看板メニューは「かつカレー」。
揚げたてのロースカツがドンとのり、ルーの上からたっぷりソースがかけられています。
サクサクの衣に、濃厚なルーがじんわりと染みていく瞬間がたまりません。
噛むたびに衣の香ばしさと豚肉の旨味が広がり、ルーのまろやかさと一体化します。
この組み合わせの破壊力は、まさに“王道のカレー”。
しかもお値段は700円台と非常にリーズナブル。
千円を超えるカレーが多い神保町で、この価格帯はまさに学生・サラリーマンの味方です。
意外な人気「シュウマイカレー」も見逃せない
まんてんで密かに人気なのが「シュウマイカレー」。
聞き慣れない組み合わせですが、実はこの店の名物の一つです。
大きめの揚げシュウマイが2〜3個ゴロッと乗り、見た目のインパクトも抜群。
外はカリッ、中はジューシー。
豚肉の旨味とルーの濃厚なコクが重なり合って、まるで“肉団子カレー”のような満足感があります。
このメニューは一度食べたらクセになるという声が多く、常連客のリピート率も高いそうです。
トッピングの自由度が高く、味変も楽しい
まんてんの魅力は、トッピングのバリエーションが豊富なこと。
・コロッケカレー
・ウインナーカレー
・メンチカツカレー
・全部のせ(裏メニュー的存在)
どのトッピングも揚げたてサクサク。
食べ応えがあり、どれを選んでもハズレなしです。
さらに卓上には福神漬け・一味唐辛子・ウスターソースが置かれていて、好みで味をカスタマイズ可能。
最初はそのまま、途中から少しソースをかけてコクを足すのがおすすめです。
そして嬉しいのが、アイスコーヒーのサービス。
食後にサッと出してくれる冷たいコーヒーが、濃厚なカレーの後味をすっきり整えてくれます。
この一杯が、昭和の食堂らしい温かさを感じさせてくれるんです。
まんてんのカレーが愛され続ける理由
神保町には有名カレー店が数多くあります。
スパイス系、欧風、インド風——どれも個性派ぞろい。
それでも「ライスカレーまんてん」が長年人気を保っているのには理由があります。
- 気取らない味
派手さはないけれど、毎日食べても飽きない。
「また食べたい」と思わせる親しみやすさがあります。 - 抜群のコスパ
ボリューム満点で700円前後。
学生や社会人にとって、手頃で満足感の高いランチの定番です。 - 人情味あふれる接客
忙しい時間帯でも、店員さんが手際よく動き、笑顔で対応してくれる。
カレーと一緒に、心まで温かくなるような雰囲気があります。
この3つのバランスが、40年以上もの間変わらず愛される理由だと感じます。
昭和の雰囲気が残る店内体験
店内に入ると、まず鼻をくすぐるのは香ばしいルーの香り。
カウンター越しに見える厨房では、カツがジュワッと揚がり、ルーが静かに煮込まれています。
席に座ると、無言で水が出され、「ご注文どうぞ」の一言。
まるで昔からの常連になったような感覚です。
BGMも控えめで、聞こえるのはカレーをすくう音と、客たちの「うまいなあ」という小さな声。
食堂というより、まるで“神保町の記憶”のような空間です。
ボリュームと満足感、そして懐かしさ
一口食べると感じるのは、派手さよりも安心感。
ルーの優しい甘み、肉の旨味、ほんのりとしたスパイス。
どこか懐かしく、子どもの頃の食卓を思い出すような味です。
まんてんのカレーは、単なる食事ではなく“記憶を食べる”ような体験。
仕事で疲れた日でも、ここで食べる一皿が心まで満たしてくれます。
神保町でカレーを食べるなら一度は行きたい名店
「ライスカレーまんてん」は、流行に流されず、自分たちの“おいしい”を貫いてきた店。
神保町のカレー文化を支え続けてきた、まさに原点のような存在です。
スパイスカレーのような刺激はないけれど、
濃厚でまろやか、そして満腹になれる。
そんな一皿を求めている人には、間違いなくおすすめできます。
食後に出てくるアイスコーヒーを飲みながら、ふと「また来よう」と思える。
それがまんてんの魅力であり、愛され続ける理由です。
ライスカレーまんてんを実食レビューのまとめ
神保町の「ライスカレーまんてん」は、
・粘度高めの濃厚ルー
・驚くほどのボリューム
・安心の価格と懐かしい味わい
この三拍子が揃った、昔ながらのライスカレー専門店です。
昭和の香りが漂う店内で、たっぷりのカレーを頬張る時間は、
まるでタイムスリップしたような特別なひととき。
“派手じゃないけど忘れられない味”——
これこそが「ライスカレーまんてん」の真価。
神保町でカレーを食べるなら、一度は足を運んでみてください。
きっとあなたも、このボリューム満点の名物カレーの虜になるはずです。
