バドミントンをやっていると、ラケット選びと同じくらい悩むのがガット選び。
「打感」「反発性」「耐久性」——この三つのバランスは人によって好みが分かれます。
今回は、ゴーセンの人気ストリング「ライゾニック65」を実際に使ってみた感触やユーザー評価をもとに、性能や使いやすさをじっくりレビューします。
ライゾニック65とは?どんなガットなのか
ライゾニック65(RYZONIC 65)は、日本のガットメーカー・ゴーセンが開発した0.65mmゲージの細めのバドミントンストリングです。
細めのゲージと特殊なナイロン構造により、高反発とコントロール性の両立を狙った設計になっています。
素材は芯糸が超強力ナイロン、外側には高強度ブレイディングナイロンが使われ、表面には特殊樹脂コーティングが施されています。
この構造によって、打球時のシャトルの食いつき感を保ちながらも、素早い弾きが得られるのが特徴です。
カラー展開も豊富で、ホワイトやブラック、レッド、イエローなど、多くのプレーヤーが好みに合わせて選べる点も魅力。
価格は単張りで1,000円前後、ロールタイプでも10,000円台と比較的手が届きやすい設定になっています。
打感と反発性:軽快な弾きと程よいソフト感
実際にライゾニック65を張って打ってみると、まず感じるのは軽快な反発力です。
ドライブやレシーブなど、スピードを重視するプレーで特に生きるタイプ。
シャトルがガットに触れた瞬間の「パチン」という感覚が心地よく、打ち出しスピードも安定しています。
打感は「柔らかいけれど芯がある」といった印象。
完全にソフトではなく、しっかりとした弾きの中にクッション性を感じます。
同じ0.65mmクラスでもBG66フォースなどと比べると、ライゾニック65の方が少しマイルド。
そのため、長時間の練習や試合でも腕や肘への負担が少なく感じられます。
一方で、シャープな打感を求める人には少し物足りないという声もあります。
特にスマッシュを主体とするプレーヤーは、もう少し硬さのあるガットを好む傾向があります。
ただし、速いドライブ戦やネットプレーでの繊細なコントロールを重視する人にとっては、この“やわらかめの芯感”がむしろ扱いやすさにつながるでしょう。
コントロール性と球離れ:正確なプレーを支える安定感
ライゾニック65の特徴の一つがコントロールのしやすさ。
シャトルの接地時間がわずかに長く、しっかりと乗せて打つ感覚があります。
これにより、ネット前のタッチショットやドロップなど、繊細なプレーでも安定してコントロールが可能です。
球離れに関しては、テンション次第で印象が変わります。
25ポンド前後だと心地よい反発と掴み感のバランスが良く、操作性も高い。
逆に30ポンド近くまで張ると、弾きが強くなりすぎてコントロールが難しく感じる人もいます。
そのため、**中テンション帯(24〜27ポンド)**で使うと、ライゾニック65の特性を最も活かせると感じます。
耐久性:細ゲージながら長持ちする安心感
細い0.65mmガットというと「すぐ切れそう」と思う方も多いですが、ライゾニック65は意外とタフです。
多くのユーザーが「耐久性が高い」「練習でも長持ちする」と評価しています。
コーティングによって毛羽立ちやすさが抑えられており、目ズレもしにくい構造です。
頻繁に練習する中級〜上級プレーヤーでも、1〜2週間以上は十分に使えるという意見もあります。
もちろんスマッシュを多用するプレースタイルでは切れるのが早まることもありますが、同クラスのガットと比べてもコスパは高いといえます。
打球音とフィーリング:派手すぎず心地よいトーン
打球音は、金属的な高音というよりも、控えめで澄んだトーン。
「バシッ」と響く音よりも「パシン」と抜けの良い音が出るタイプで、体育館でも耳に残りすぎない心地よさがあります。
この音のバランスが、ライゾニック65の人気の理由のひとつです。
強打系のガットのような派手さはないものの、一定のテンションで均一な音が出るため、打点のズレが分かりやすいという利点もあります。
張りやすさと扱いやすさ:メンテナンス性も良好
ストリンガーの間でもライゾニック65は「張りやすい」と評判。
表面の滑りが良く、摩擦が少ないため、クロス部分でのテンションロスが起こりにくい設計です。
また、張り上げ後の目ズレも比較的少なく、練習中にこまめにガットを直す手間が減ります。
張り直しをする際もテンションの落ち方が緩やかで、しばらく使っても弾きが極端に変化しないのも魅力。
初心者でも扱いやすい一方で、上級者が細かい調整をしたいときにも応えてくれる柔軟性があります。
他ガットとの比較:ライゾニック65の立ち位置
多くのプレーヤーが比較対象とするのが、ヨネックスの「BG66フォース」や「ナノジー98」などの0.66mm前後のモデル。
それらと比べるとライゾニック65は「柔らかめで扱いやすく、価格が安い」という立ち位置にあります。
打球感の鋭さではBG66フォースに一歩譲るものの、反発性とソフトさのバランスは非常に良好。
また、ガットの価格差を考えるとコストパフォーマンスではトップクラスといえるでしょう。
メーカーの知名度や流通量を抜きにしても、実際に打ってみるとその完成度の高さを実感できます。
ライゾニック65はどんな人におすすめ?
ライゾニック65は、次のようなプレーヤーに特に向いています。
- スピード重視のプレーをする人
- コントロール性やタッチショットを重視する人
- 練習量が多く、耐久性とコスパを求める人
- 柔らかめの打感が好みの人
一方で、スマッシュ主体のハードヒッターや、打感が硬いガットを好む人は、やや物足りなさを感じるかもしれません。
その場合はテンションを上げて張るか、もう少し太め(0.68mm以上)のモデルを選ぶと良いでしょう。
使用者のリアルな声から見える評価
実際のユーザーレビューを見てみると、全体的に高評価が多く、特に次のような感想が目立ちます。
- 「反発が良くて打球スピードが上がった」
- 「柔らかい打感で手首の負担が減った」
- 「価格が安いのに性能が高い」
- 「練習用にも試合用にも使いやすい」
中でも、「音が控えめで落ち着いている」「安定して打てる」といった声が多く、万人受けするガットであることがうかがえます。
逆に「もう少し硬さがほしい」「打ちごたえが軽い」といった意見もあり、プレースタイルによる好みの差がはっきり出るモデルです。
ライゾニック65の総評:バランス型ストリングの優等生
総合的に見ると、ライゾニック65は「バランス型の完成度が高いガット」と言えます。
飛びすぎず、硬すぎず、柔らかすぎない——そんな絶妙な中間点に位置するストリング。
反発性・コントロール性・耐久性の三拍子がそろい、価格面でも優秀です。
また、特に初心者から中上級者まで幅広く対応できる点も強み。
「とりあえず失敗しないガットを使いたい」という人にもおすすめできます。
ライゾニック65の実際の使い心地を徹底レビュー!性能と使いやすさのまとめ
最後に、この記事で紹介したポイントを整理します。
- 0.65mmの細ゲージで軽快な反発と柔らかい打感
- コントロール性が高く、タッチプレーに強い
- 耐久性があり、練習でも長持ちする
- 打球音は控えめで落ち着いたトーン
- コスパが良く、初心者〜中上級者まで幅広く使える
「ライゾニック65」は派手さこそないものの、使えば使うほど良さが分かるタイプのストリングです。
扱いやすく、安定感があり、長く付き合える一本。
自分のプレースタイルを見直したいときにも、試してみる価値は十分にあります。
