「オートザムって昔あったけど、今も聞くことあるな」と思った人も多いのではないでしょうか。
実はこのブランド、1989年にマツダが立ち上げた販売チャンネルで、軽自動車や小型車を中心に展開していました。
この記事では、そんなオートザムの評判や人気の理由、口コミから見える実際の評価までをじっくり掘り下げていきます。
オートザムとは?マツダが仕掛けた挑戦的な販売チャンネル
オートザム(Autozam)は、1989年に誕生したマツダの小型車専用ブランドです。
当時のマツダは「5チャンネル戦略」と呼ばれる複数ブランド展開を行っており、オートザムはその中で最もカジュアルで親しみやすいポジションにありました。
・ユーノス…高級志向
・アンフィニ…スポーティ志向
・オートラマ…輸入車系(フォードなど)
・マツダ店…従来型ライン
・オートザム…軽・コンパクト専門
つまり、オートザムは「街のカーショップ的な立ち位置」で、若者や女性層にも入りやすいブランドを目指していたのです。
店舗は小規模ながらも地域密着で、軽自動車・小型車を中心にラインナップを展開。
スズキからOEM供給を受けたモデルも多く、「身近なマツダ」として一定の支持を集めました。
代表的な車種たち:個性派ぞろいのオートザムモデル
オートザムと聞いて真っ先に思い出す人が多いのが「AZシリーズ」。
特に**Autozam AZ-1**は、今でも“伝説の軽スポーツカー”として語り継がれています。
Autozam AZ-1
・1992年発売の2シーター軽スポーツクーペ
・ガルウィングドア(上に跳ね上がるドア)を採用
・657ccターボエンジン搭載
・販売台数は約4,400台と超レアモデル
軽自動車ながらスーパーカーのような外観で、今でも中古市場で高値で取引されています。
ただし、車内は非常にタイトで荷物スペースも最小限。
「趣味車としては最高」「日常使いには向かない」と、評価が真っ二つに分かれるのがこの車の面白いところです。
Autozam Revue
AZ-1と並んで印象深いのが「Autozam Revue(レビュー)」です。
1990年に登場した小型セダンで、丸みのある可愛らしいデザインが特徴。
女性ユーザーを中心に人気を集め、「小さくても実用的」「取り回しがいい」と好評を博しました。
1.3L/1.5Lのガソリンエンジンを搭載し、コンパクトながらも大人4人が快適に乗れる居住性を実現。
キャンバストップ仕様などもあり、遊び心あるモデルでした。
このレビューのプラットフォームは、後に初代デミオへと受け継がれ、マツダの小型車進化の礎になったといわれています。
実際の口コミ・ユーザー評価をチェック
オートザムの車は販売終了からすでに20年以上経っていますが、愛好家の間では今も根強い人気があります。
SNSや中古車レビューサイトには、以下のようなリアルな声が多く見られます。
ポジティブな口コミ
・「デザインが独特で、今でも通用する個性」
・「AZ-1は走るのが楽しい!エンジン音も刺激的」
・「レビューは小さいのに室内が広い。街乗りにちょうどいい」
・「周りとかぶらないから所有欲を満たしてくれる」
ネガティブな口コミ
・「AZ-1は狭すぎて荷物が入らない」
・「古い車なのでメンテナンスが大変」
・「内装がチープで現代車と比べると不便」
総じて、**“個性重視の人には最高、実用派には不向き”**という評価が多い印象です。
オートザムの車は、日常の足というより“趣味で楽しむクルマ”として評価されています。
人気の理由:なぜ今も注目されるのか
オートザムはすでに消滅したブランドですが、なぜ今でもファンが多いのでしょうか。
その理由は大きく3つあります。
1. デザインの独創性
AZ-1のガルウィングドアや、レビューの丸みを帯びたボディラインなど、他にはない独創的なデザインが特徴。
「マツダらしい遊び心」を感じるスタイルは、今見ても新鮮です。
2. 稀少性とコレクターズ価値
AZ-1の生産台数はわずか4,000台強。
中古市場では状態の良い個体が少なく、コレクターズアイテムとして人気が高まっています。
希少車としてのステータスも、オートザム再評価の大きな要因です。
3. マツダの挑戦の象徴
当時のマツダは、5ブランド戦略という前例のない試みに挑戦していました。
オートザムはその中でも「若者にクルマをもっと身近に」という思想のもとに生まれ、今でもそのスピリットが語り継がれています。
現存するオートザム店舗とサービス内容
「オートザムってもうないのでは?」と思う人も多いでしょう。
実は、オートザムの店舗自体は現在も全国各地に存在しています。
マツダの販売網再編により、現在のオートザム店は「マツダ正規ディーラーの一形態」として残っており、主に以下のようなサービスを提供しています。
・マツダ車の新車販売(デミオ=MAZDA2、CXシリーズなど)
・中古車販売・下取り査定
・車検・点検・整備サービス
・保険・ローン相談
つまり、かつての「オートザム」というブランド名は残っているものの、販売車種はマツダの現行モデルに一本化されています。
看板に「Autozam」の文字が残っている店舗では、地域密着型の整備工場として長年の信頼を築いているケースも多いです。
現代の車文化におけるオートザムの存在意義
オートザムの車たちは、現代の視点で見ても非常にユニークです。
例えばAZ-1のような“軽でありながらガルウィング”という大胆な発想は、今の時代ではコストや安全基準の関係で実現が難しいでしょう。
だからこそ、あの時代のオートザム車は「日本が一番クルマづくりで遊べていた時代の象徴」として、ファンの間で語り継がれています。
SNSでは「#オートザムAZ1」「#マツダレビュー」などのタグで、レストア車両やイベント出展車の写真も多く共有されています。
当時のオーナーが「今でも手放せない」と語ることも珍しくありません。
まとめ:レビューオートザムの評判は?
オートザムは、単なるマツダの一販売チャンネルではなく、「クルマの楽しさ」を凝縮した存在でした。
**Autozam Revueは実用性とかわいさを兼ね備え、Autozam AZ-1**は軽スポーツカーの金字塔として語り継がれています。
口コミから見えてくるのは、「不便だけど愛せるクルマ」「他にない個性があるブランド」というユーザーの本音。
実用一点張りの現代車とは違う“情緒と遊び”が、オートザムの魅力そのものです。
マツダが挑戦したオートザムの精神は、今も確かに受け継がれています。
この記事を読んで興味を持ったなら、街の「Autozam」看板を探してみてください。
きっと、あの頃のクルマ文化の息づかいを感じられるはずです。
