みなさん、こんにちは。最近ビジネスや観光でホテルを予約しようとしたら、「あれ?東横インの料金が以前より上がっているかも……」と感じたことはありませんか?
実際、ここ数年で東横インの宿泊料金は少しずつ変化しています。特に大規模なイベントがある時期には、驚くほど高くなっていることも。
でも、それはただの「値上げ」だけが理由ではないんです。実は、ホテル業界全体を取り巻く環境の変化や、東横イン自身の経営戦略の転換が背景にあるのです。
この記事では、東横イン 値上げ の実際の中身や理由、そして私たちがこれからも賢く利用するための具体的な対策を詳しくお伝えしていきます。
今、実際に何が起こっているの?値上げの具体的な中身
まずは、みなさんが気になっている「値上げ」の実態から見ていきましょう。
東横インの料金変化には、主に2つのパターンがあります。
1つ目は、公式な戦略としての価格改定です。
2022年6月、東横インは燃料価格高騰や諸経費上昇を理由に、同年7月1日以降の宿泊料金を改定すると発表しました。この時、具体的な値上げ率は公表されていませんでしたが、実はもっと大きな戦略転換が進んでいました。
日経新聞の報道によれば、東横インは従来の価格戦略を見直し、3年をめどに平均客室単価を約7%引き上げる計画を明らかにしています。これまでは空室に応じて値下げする「柔軟な価格設定」を行っていましたが、これを段階的にやめて、定価での提供に切り替えていく方針なんです。
2つ目は、季節やイベントによる価格変動です。
特に顕著なのは大規模イベント開催時の価格高騰で、2025年に開催された大阪・関西万博では、大阪市内の東横インの料金が開催期間中に約2倍に跳ね上がったという報告があります。これは特別な需要による一時的な現象ですが、私たち利用者にとってはまさに「値上げ」と感じられる状況です。
なぜ値上げするの?背景にある5つの理由
では、なぜ東横インは価格見直しに踏み切ったのでしょうか?その理由は複合的で、主に次の5つが挙げられます。
運営コストの上昇
これは最も直接的な理由です。燃料費、光熱費、食材費、消耗品費など、ホテルを運営する上で必要なあらゆるコストが上昇しています。特に深刻なのは人件費で、業界全体で人手不足が続いているため、人材確保のためにはより高い給与水準を提示せざるを得ない状況です。
市場競争の激化
国内ホテル市場には近年、多くの外資系ホテルチェーンが参入してきています。これらのホテルはサービスや設備で差別化を図っており、東横インも従来の「低価格・シンプル」というスタンスだけでは競争力を維持するのが難しくなってきています。
コロナ後の経営回復戦略
コロナ禍で大きな打撃を受けたホテル業界ですが、現在は需要が回復し、東横インの客室稼働率も約70%まで戻っています。この回復をチャンスと捉え、「とにかく部屋を埋める」という戦略から「適正な価格で利益を確保する」という戦略に転換しているのです。
サービス投資の原資確保
東横インは近年、客室のリニューアルやサービス向上に力を入れています。例えば、一部の店舗ではより快適なベッドの導入や、Wi-Fi環境の強化などが進められています。これらの投資を持続可能なものにするためには、ある程度の収益確保が必要なのです。
価値に見合った価格設定への転換
これが最も根本的な考え方の変化かもしれません。以前の東横インは「生活必需品」としての位置づけから、安定した低価格を提供することに重きを置いていました。しかし現在は、提供するサービスの価値に見合った適正な価格(値頃感)を設定し、持続可能なビジネスモデルを構築することに注力しています。
知っておきたい!ポイント制度の大変更
料金が変わる中で、私たちがこれまで以上に活用したいのがポイント制度ですが、実はここにも重要な変更が予定されています。
東横インは、長年親しまれてきたプラスチック製の「無料シングル宿泊券」を2028年3月31日をもって廃止することを決めました。主な理由は転売や偽造被害の増加に対応するためです。
でもご安心ください!変更点をしっかり理解すれば、特典を損なうことなく、むしろより便利に利用できるようになります。
新しい制度のポイントはこちら:
- 「10回宿泊で1泊無料」の特典自体は継続されます
- 特典管理は全て東横INNクラブカードまたはデジタル会員証内のポイントに一本化
- ポイントには有効期限がないため、計画的に貯めて使えます
- 2026年6月(予定)からは、ポイントを使って他人の宿泊をプレゼントできる新システムが始まります
保有している無料宿泊券がある方への対応:
- 新しい無料券の発行は2026年9月30日で終了
- 手持ちの無料券は2028年3月31日まで利用可能
- 期限内にホテルフロントで申請すると、ポイントへの返還も可能(反映に約1ヶ月かかります)
- 過去の紙製宿泊券は返還・払い戻し対象外なので注意が必要
この変更は、不正を防ぎつつ、会員がより柔軟に特典を利用できる環境を整えるためのもの。デジタル化による利便性向上と考えると良いでしょう。
これからも賢く使う!5つの割引対策
では、価格が変わる中で、私たちはどのようにして東横インを賢く利用すれば良いのでしょうか?ここでは5つの具体的な対策をご紹介します。
ポイント制度の徹底活用
これは最も重要な対策です。東横INNクラブカードの「10泊で1泊無料」制度は、実質10%の割引に相当する強力な特典。ビジネス出張などで定期的に利用する方は絶対に登録すべきです。また、今後は全てデジタルポイントに統一されるため、紛失リスクも減り、より管理がしやすくなります。
閑散期・平日の利用を検討する
観光シーズンや週末(特に土曜日や祝前日)は価格が上昇する傾向があります。可能であれば、平日や閑散期に宿泊を計画することで、大幅な費用削減が期待できます。ビジネス利用の方は、出張時期を少し調整するだけで、会社の経費削減にもつながるかもしれません。
早めの予約を心がける
大型イベントや観光シーズンが分かっている場合は、できるだけ早く予約を入れましょう。多くのホテルと同じく、東横インも需要が高まるにつれて料金を上げていく傾向があります。早割プランがない場合でも、早めに予約することで価格改定前の旧料金で宿泊できる可能性があります。
立地の選択を見直す
都市の中心部や主要駅から徒歩圏のホテルは便利ですが、その分料金も高くなりがちです。少し離れた郊外店や、新幹線駅・空港に直結した「駅ナカ」ホテルを検討してみてはいかがでしょうか?特に東横インは今後、地価の影響が少ない郊外駅前を中心に出店を拡大する計画を発表しているため、これらの新規店舗は価格面で有利かもしれません。
複数の予約サイトを比較する
公式サイトだけでなく、複数の旅行予約サイトもチェックしてみましょう。時期や店舗によっては、特別割引が適用されている場合があります。ただし、ポイントを貯めたい場合は、公式サイトでの予約が確実なので、その点は考慮に入れて比較してください。
未来の東横インはどうなる?今後の展望
価格見直しが進む東横インですが、今後の方向性はどのようなものになるのでしょうか?
同社の発表によれば、単純な値上げではなく、「価値の向上と適正な価格設定」を両立させる方針が続きそうです。具体的には、客室設備の更新やサービス品質の向上に継続的に投資し、その価値に見合った料金を設定していくというスタンスです。
また、出店戦略にも変化が見られます。これまで以上に郊外駅前への出店を加速させ、より安定した価格でサービスを提供できる立地を選んでいくようです。これは、都心部の地価高騰に対応するだけでなく、地方都市での需要拡大も視野に入れた戦略と言えるでしょう。
デジタル化の推進も今後の大きなテーマです。ポイント制度のデジタル化はその第一歩で、今後は予約システムやチェックイン・チェックアウトのさらなる効率化も進められる可能性があります。
まとめ:変化を知り、賢く活用しよう
ここまで、東横イン 値上げ の実態と背景、そして私たちが取り得る対策について詳しく見てきました。
繰り返しになりますが、現在進んでいる価格見直しは、単なる「値上げ」というよりも、業界環境の変化に対応した経営戦略の転換と捉えることができます。一時的なコスト上昇への対応だけでなく、持続可能なビジネスモデルを構築し、中長期的にサービス品質を維持・向上させるための選択と言えるでしょう。
私たち利用者としては、この変化を理解した上で、ポイント制度の徹底活用や宿泊時期・立地の工夫など、できる対策を講じることが重要です。特に、2028年までに物理的な無料宿泊券を適切にポイントへ移行することは忘れないようにしましょう。
ホテル業界全体が変化する中で、東横インもまた新たな段階に入っています。価格設定は変わるかもしれませんが、ビジネスホテルとしての利便性や機能性は引き続き維持されていくはずです。これからも、変化に振り回されず、賢く活用していきたいですね。
次の出張や旅行で東横インを利用する際は、ぜひこの記事でご紹介した情報を役立ててみてください。
