スーパーの卵売り場で、つい足が止まっていませんか?「また上がった?」「いつもと違うパックを買おうかな…」そんな風に感じた経験、最近増えているのではないでしょうか。
かつて「物価の優等生」と言われ、家計の味方だった卵が、今や家計を圧迫する存在に変わりつつあります。この記事では、玉子の値上げが止まらない本当の理由を探り、私たちの家計にどのような影響があるのか、そして具体的にどうすれば賢く買い物できるのかまで、詳しくお伝えしていきます。
玉子の値上げが止まらない?その現実と衝撃
まずは今、卵価格がどのような状況にあるのか、最新のデータから見てみましょう。
2025年12月、全国のスーパーで販売されている卵10個入りパックの平均価格はついに256円という過去最高値を記録しました。これは、卵価格の急騰が社会現象として注目された「エッグショック」と言われた2023年のピーク価格(248円)をも上回る水準です。年単位で見ても、東京におけるMサイズ卵のキロあたり年間平均価格は324円と、1989年の調査開始以来の最高値を更新しています。
店頭で感じる価格上昇率は前年比で約2割。私たち消費者の購買行動にも明らかな変化が出ています。小売店の販売データを見ると、販売数量は前年比で94%まで減少しており、高値による買い控えが進んでいるのです。首都圏では特にその傾向が強く、販売数量が84~86%まで落ち込む週もありました。
「卵離れ」が進む中で、私たちはどのように対応しているのでしょうか。
消費者行動の変化
- 小容量パックへのシフト:一度の支出額を抑えるため、割安感のある10個パックではなく、6個パックを選ぶ人が増えています。
- [栄養強化卵](https://www.amazon.co.jp/s?k=高タンパク質 栄養強化卵&tag=new39-22)への注目:通常卵との価格差が縮まったことで、「少し高くても栄養価の高いものを」と、[栄養強化卵](https://www.amazon.co.jp/s?k=高タンパク質 栄養強化卵&tag=new39-22)やこだわり卵を選ぶ人が増加しています。
- 代替食材の検討:どうしても高すぎると感じる家庭では、鶏肉や豆腐、豆類など他のタンパク源への移行も始まっています。
なぜ止まらない?卵価格高騰の複合的な要因
では、なぜこれほどまでに玉子の値上げが止まらないのでしょうか。その背景には、単一ではなく、複数の要因が絡み合っていることが分かります。
飼料価格の高騰と円安の影響
養鶏にかかる最大のコストは鶏のエサ、つまり配合飼料です。この飼料価格が2019年と比較して約1.5倍にまで高騰しています。世界的な穀物相場の乱高下に加え、円安の影響で輸入飼料の価格がさらに上昇しているのです。
畜産農家の方々は長い間、このコスト上昇を価格に十分に転嫁できずに苦しんできました。中には「やっと少し(価格が)上がってくれた」と感じている生産者もいるほどです。
鳥インフルエンザの猛威による供給不安
もう一つの大きな要因が、高病原性鳥インフルエンザの流行です。2024年秋から2025年初めにかけての発生では、全国で採卵鶏の約6.5%(841万羽) が殺処分されました。
卵は生鮮食品であり、一度供給が減るとすぐに市場価格に反映されます。特に年末年始やクリスマス、お正月など、卵の需要が高まる時期に供給不安が重なると、価格はさらに押し上げられることになります。
その他の要因
- 物流・燃料コストの上昇:輸送にかかる費用も小売価格に反映されています。
- 海外需要の増加:日本の卵の安全性と品質が評価され、香港を中心とした東南アジアへの輸出が増えています。これにより、国内での需給バランスにも影響が出ています。
家計を守る!玉子を賢く購入する7つの方法
価格が上がり続ける中で、どうすれば家計を守りながらも栄養豊富な卵を食卓に取り入れられるでしょうか。具体的な購入方法から保存のコツまで、実践的なアドバイスをお届けします。
購入場所を変えるだけでお得に!
- [ドラッグストア](https://www.amazon.co.jp/s?k=ドラッグストア 特売 チラシ アプリ&tag=new39-22)をチェック:意外かもしれませんが、日配品の販売を強化している[ドラッグストア](https://www.amazon.co.jp/s?k=ドラッグストア 特売 チラシ アプリ&tag=new39-22)は、価格戦略の一環として卵を安く販売しているケースがあります。価格が特に高い時期は、スーパーとの価格差が大きくなる傾向があるので要チェックです。
- 曜日特売を活用:多くのスーパーでは購買頻度を上げるために、火曜日に卵の特売を実施しています。月曜に在庫調整を行い、週末の企画前の火曜日が狙い目です。
- 産直店や農場直売所の利用:流通経路が短いため、中間コストが抑えられ、新鮮で比較的安価に購入できる可能性があります。
サイズと容量で賢く選ぶ
- 料理によるサイズの使い分け:目玉焼きやゆで卵など「形を活かす料理」には、単価の安いSSサイズやSサイズがお得です。反対に、玉子焼きやオムレツ、炒り卵など「かき混ぜて使う料理」では、MサイズやLサイズの方が中身が多いので効率的です。
- 支出管理なら小容量パック:家計のキャッシュフローを考えて、6個入りパックを選ぶことで一時的な出費を抑えることができます。
保存方法で鮮度と栄養をキープ
- [冷蔵庫](https://www.amazon.co.jp/s?k=卵 保存 ケース 冷蔵庫&tag=new39-22)のコツ:[冷蔵庫](https://www.amazon.co.jp/s?k=卵 保存 ケース 冷蔵庫&tag=new39-22)のドアポケットは避け、開閉時の衝撃や温度変化が少ない庫内の奥に保管しましょう。卵は尖った方を下に、丸い方を上にして置くと、鮮度が長持ちします。
- 賞味期限の正しい理解:卵の賞味期限は「安心して生で食べられる期限」です。期限を過ぎても、中心部を70℃で1分以上加熱すれば安全に食べられます。生食には期限内のものを、期限が近づいたら加熱調理に回すといった使い分けが重要です。
冷凍保存の意外な事実
生のままやゆでたままの冷凍は食感が著しく劣化するのでお勧めできません。冷凍するなら、[錦糸卵](https://www.amazon.co.jp/s?k=冷凍 調理 卵 冷凍可能 容器&tag=new39-22)や[炒り卵](https://www.amazon.co.jp/s?k=冷凍 調理 卵 冷凍可能 容器&tag=new39-22)など、しっかり加熱調理した状態で保存しましょう(約1ヶ月保存可能)。作り置きしておけば、忙しい日の時短食材としても重宝します。
消費スタイルの見直し
価格が高い時期は、メインのおかずとして大量に使うのではなく、野菜や豆腐などと組み合わせてかさ増ししたり、料理のつなぎやトッピングとして少量を効果的に使うことで、栄養と満足感をキープできます。
未来を見据えた私たちの選択:玉子の値上げと向き合うために
卵価格がすぐに元の水準に戻ることは、残念ながら簡単ではなさそうです。鳥インフルエンザの発生リスクは継続しており、世界的な穀物需給や為替相場の動向も不透明です。生産者側も飼料高に苦しみ、持続可能な生産体制の維持が課題となっています。
このような状況で私たちにできることは、情報に基づいた賢い選択と、無駄のない消費です。
どこで、いつ、どのように卵を購入し、最後まで使い切るのか。その一連の行動を見直すことが、家計を守る第一歩です。そして、適正な価格で卵を購入することは、苦境に立つ生産者を支えることにもつながります。
かつての「物価の優等生」は、生産者のたゆまぬ努力と効率化によって支えられてきたものです。今、そのバランスが大きく変わろうとしています。
新しい価格水準の中で、卵をどう捉え、どう食生活に取り入れていくのか。それは、私たち一人ひとりの「食の選択」が問われる時でもあるでしょう。
[玉子の値上げが止まらない?](https://www.amazon.co.jp/s?k=平飼い 卵 1パック&tag=new39-22) という現実と向き合いながらも、賢く対応することで、これからも卵の栄養と美味しさを食卓に届けていきたいものですね。
