せっかくお気に入りのデザインを見つけたのに、いざ届いて着てみたら「きつくてお肉が乗ってしまう」「水に入ったらブカブカで脱げそう……」なんて経験はありませんか?
洋服と同じ感覚で選ぶと、実は一番失敗しやすいのが水着なんです。水着は「水の中」という特殊な環境で着るもの。陸上での試着時とは、生地の質感がガラリと変わります。
今回は、通販でも迷わない正確なサイズの測り方から、サイズ選びの境界線に立った時の判断基準、そして体型を美しく見せるコツまで、プロの視点で徹底解説します。これを読めば、もうサイズ選びで後悔することはありません。
なぜ水着のサイズ選びは洋服より難しいのか?
水着選びが難しい最大の理由は、素材の「伸縮性」と「水による変化」にあります。
多くの水着にはポリウレタンという伸びる素材が使われていますが、これは水に濡れると水分を含んで重くなり、さらに水圧がかかることで、陸上にいるときよりも「緩く」感じられる性質を持っています。
つまり、部屋で着た時に「少しきついかな?」と感じるくらいが、実は水中ではベストなフィット感になることが多いのです。逆に、試着した瞬間に「楽ちんでちょうどいい」と感じるサイズは、水に入ると生地が余ってシワが寄ったり、泳いでいる最中にめくれたりする危険があります。
また、メジャーを使って自分の体を正しく測る習慣がないことも、サイズミスを誘発する原因のひとつです。まずは「水着は濡れると伸びる」という大前提を頭に入れておきましょう。
迷ったらどっち?大きいサイズと小さいサイズの判断基準
「Mだと少しきつい気がするけれど、Lだと胸元が余るかも……」そんなサイズ選びの境界線にいる時、どちらを選ぶべきか悩みますよね。
結論から言うと、基本的には「小さい方(ぴったりめ)」を選ぶのが正解です。
水着の生地は非常に伸びが良く、数回着用するうちに自分の体のラインに馴染んできます。また、先述の通り水に濡れると緩くなるため、迷ったらタイトな方を選んでおけば、水中でのトラブルを防げます。
ただし、例外もあります。それは「特定の部位だけが極端にサイズオーバーしている場合」です。
例えば、バストはMサイズ相当なのに、ヒップだけがLサイズ相当という場合、無理にMサイズを着るとお尻の生地が引き伸ばされすぎて、生地が薄くなり透けてしまったり、繊維がダメージを受けてすぐにダメになってしまったりします。
このように部位によってサイズが分かれる場合は「大きい方の部位」に合わせてサイズを選び、小さい方の部位はストラップの調整やパッドの追加で補うのが、最も賢い選び方です。
失敗を防ぐための正しいヌードサイズの測り方
自分の今の体型を正確に知ることが、通販での買い物成功率を100%に近づける唯一の方法です。鏡の前で、以下の3点を正確に測ってみましょう。
バスト(胸囲)の測り方
まず、ブラジャーを外した状態、あるいは薄手のカップ付きインナーを着た状態で測ります。胸の最も高い位置(トップバスト)にメジャーを水平に回します。この時、背中側でメジャーが下がっていないか、鏡でしっかり確認してください。
ウエスト(胴囲)の測り方
おへその少し上、胴の一番細い部分を測ります。お腹を凹ませたりせず、リラックスした状態で息を吐ききったタイミングで計測するのがコツです。
ヒップ(腰囲)の測り方
お尻の一番突き出ている部分を水平に測ります。自分では見えにくい場所なので、横向きになって鏡を確認しながら、メジャーが斜めになっていないかチェックしましょう。
これらの数値をメモしておき、各ブランドが提示している「適応サイズ表」と比較します。水着の商品ページにある「身幅」や「着丈」といった「仕上がり寸法」は、生地が伸びる前の平置きサイズなので、自分のヌードサイズとは全く別物であることに注意してください。必ず「適応ヌード寸法」を見るようにしましょう。
使用シーンによって「ベストなフィット感」は変わる
どんな場所で、何をするために水着を着るのか。その目的によっても選ぶべきサイズ感は変わってきます。
- レジャー・ビーチ用の場合ホテルのプールや海でリラックスして過ごすなら、締め付けすぎない標準的なサイズがおすすめです。デザイン性を重視して、肩紐が調整できるタイプや、アンダーの締め付けをリボンで変えられるものを選ぶと、多少のサイズ変化にも対応しやすくなります。
- フィットネス・ジム用の場合本格的に泳ぐなら、かなり「ぴったりめ」を選びましょう。水の抵抗を最小限に抑える必要があるため、肌に隙間なく密着するサイズが理想です。少しでも緩いと、水がウェアの中に入り込んで重くなり、動きを妨げてしまいます。
- 競泳・レース用の場合競技用の水着は、コンプレッション(着圧)効果を狙って作られているため、初めて着る人は「これ、本当に入るの?」と驚くほどきつく設計されています。これは筋肉の振動を抑えてパフォーマンスを上げるための仕様です。
目的に応じて、フィットネス水着やセパレート水着など、適切なカテゴリーから選ぶことが大切です。
体型の悩みを解消する!タイプ別の選び方ガイド
数値だけでは測れない、人それぞれの体型の悩み。サイズ選びのコツと合わせて、デザインでカバーする方法を知っておくと、より自信を持って水着を着こなせます。
バストのボリュームに悩みがある場合
小胸さんの場合、バストサイズに合わせて全体をサイズダウンすると、今度は丈が足りなくなったり、ヒップがきつくなったりします。そんな時は、サイズはヒップに合わせつつ、デザインでカバーしましょう。フリルがついたデザインや、厚手のパッドを入れられるポケット付きのタイプが重宝します。
逆にバストが大きい方は、バストの数値を最優先にサイズを選んでください。アンダーがしっかり固定されるワイヤー入りや、首の後ろで結ぶホルターネックではなく、肩に重さを分散させる幅広ストラップのタイプを選ぶと、安定感が増して形も綺麗に見えます。
下半身やウエスト周りが気になる場合
ぽっちゃり体型を気にして、つい大きすぎるサイズを選んでしまう方が多いですが、これは逆効果です。大きすぎる水着は水中で生地が余り、かえって太って見えてしまいます。
お腹周りが気になるなら、適正サイズのワンピース型や、お腹を隠せるタンキニを選び、視覚効果を利用しましょう。サイドに切り替えデザインが入っているものや、シャーリング(寄せ加工)があるものを選べば、立体感が出てウエストが引き締まって見えます。
骨格タイプ別のヒント
- 骨格ストレートさん筋肉にハリがあるタイプなので、装飾が多すぎないシンプルなデザインが似合います。ジャストサイズを選ぶことで、持ち前の健康的な美しさが引き立ちます。
- 骨格ウェーブさん下半身にボリュームが出やすいため、ハイウエストのショーツで脚長効果を狙いつつ、上半身にはフリルやパフスリーブなどボリュームのあるデザインを持ってくると、全体のバランスが完璧になります。
- 骨格ナチュラルさん骨組みがしっかりしているので、少しラフなデザインや、露出の少ないラッシュガードを組み合わせたスタイルがとてもスタイリッシュに決まります。
お気に入りのサイズを長く保つためのお手入れ術
せっかく見つけたジャストサイズの水着も、お手入れを間違えるとすぐに生地が伸びて「サイズが変わった」ようになってしまいます。
最大の敵は、プールの「塩素」と、濡れたまま放置することによる「酸化」です。
水着を脱いだら、まずはその場ですぐに真水でしっかりとすすいでください。塩素を洗い流すだけで、生地の劣化スピードは劇的に変わります。また、帰宅後に洗濯機に入れる際は、必ず洗濯ネットに入れ、おしゃれ着用の洗剤で優しく洗います。
干す時は「陰干し」が鉄則です。直射日光は繊維を傷め、色あせや生地の伸びの原因になります。さらに、ハンガーに吊るして干すと水分の重みで肩の部分が伸びてしまうため、平干しにするのがベストな方法です。
水着のサイズ選びで失敗しない!大きい・小さいどっち?測り方と体型別コツのまとめ
水着のサイズ選びは、自分の体を正しく知ることから始まります。
まずは正確なヌードサイズを計測し、ブランドの適応サイズ表と照らし合わせること。そして、もしサイズ選びに迷ったら「水に濡れると少し緩くなる」ことを考慮して、ぴったりめのサイズを検討してみてください。
「大きいか小さいか」という数字の判断だけでなく、自分の体型の特徴に合わせたデザインを組み合わせることで、水着姿はもっと美しく、快適になります。
最後に、着用後のケアを丁寧に行うことも忘れずに。お気に入りの一着を正しいサイズで長く愛用して、最高の夏を楽しみましょう!
もし、特定のメーカーのサイズ感についてもっと詳しく知りたい場合は、水着 レディースのカスタマーレビューをチェックしてみるのもおすすめです。実際の着用感(「小さめだった」「伸びが良い」など)は、購入者の生の声が非常に参考になりますよ。
