「iPhone14ってもう終売なの?」
最近、SNSや家電量販店の店頭でそんな声を耳にするようになりました。
実際、アップル公式サイトから姿を消し、キャリアでも在庫が見つかりにくくなっているiPhone14。
本当に販売が終了してしまったのか、それともまだ買える場所があるのか。
今回は、最新の在庫状況や終売の理由を整理しながら、今後の選び方まで詳しく見ていきましょう。
iPhone14は本当に終売?公式サイトの現状から読み解く
まず結論から言うと、iPhone14とiPhone14 Plusはアップル公式ではすでに販売終了しています。
アップル公式サイトのiPhoneラインナップを開くと、現在は「iPhone17」「iPhone17 Pro」「iPhone16」「iPhone16e」「iPhone Air」などが並び、iPhone14シリーズの名前はありません。
ただし、完全に消えたわけではありません。
アップルの「整備済製品(リファービッシュ)」として、再整備されたiPhone14が不定期に販売されています。新品ではありませんが、正規保証付きで状態も良好なため、公式経由で購入できる最後のチャンスといえるでしょう。
キャリア別の在庫状況|ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル
続いて、日本の主要キャリア4社の動きを見てみましょう。
ドコモ(NTT DOCOMO)
かつてはiPhone14の在庫が残っていましたが、現在は多くの店舗で販売終了扱い。
一部量販店には128GBモデルの在庫がわずかに残っているケースもありますが、256GB・512GBなどはすでに取り扱い終了が進んでいます。
公式オンラインショップでも「在庫なし」表示がほとんどで、今後の再入荷は見込めません。
au(KDDI)
auは公式ページで明確に「販売終了製品」としてiPhone14/iPhone14 Plusを掲載。
新規契約・機種変更どちらでも注文できない状態となっています。
かつての割引キャンペーンもすでに終了しており、auでの入手はほぼ不可能です。
ソフトバンク
ソフトバンクも同様に在庫切れが進行。
公式オンラインストアではiPhone14シリーズがラインナップから外れ、検索してもヒットしません。
中古・未使用品として残っている可能性はあるものの、新品の入手は難しい状況です。
楽天モバイル
楽天モバイルでは比較的在庫整理が早く、2025年春にはすでに販売を終了。
現在はiPhone15やiPhone16シリーズへ移行しています。
ただし、楽天市場の店舗によってはSIMフリーモデルが在庫限りで販売されているケースもあるため、探す価値はあります。
家電量販店・オンラインショップではどうか
ヨドバシカメラやビックカメラなどの量販店では、店舗在庫として少数が残っている場合があります。
特に人気のミッドナイトやスターライトなど定番カラーは早期に完売しており、在庫が残っているのは色や容量に偏りがあるのが現状です。
一方、Amazonや家電量販店のオンラインストアでは、「未使用品」や「整備済み品」の販売が続いています。
価格は発売当初の定価よりもやや下がり、7万円台から購入できるケースも。
ただし、並行輸入品や中古品を装った出品も見られるため、販売元の信頼性を確認することが重要です。
海外ではなぜiPhone14が早く終売したのか
日本より先に「iPhone14が消えた」と報じられたのはヨーロッパ圏です。
背景には、EU(欧州連合)でのUSB-C充電ポート義務化があります。
iPhone14シリーズは従来のLightningポートを採用しており、この法規制に対応できないため、2024年末をもって販売が終了しました。
Appleはこの法改正を受け、USB-C対応のiPhone15シリーズ以降を主力とする戦略へ切り替え。
結果として、iPhone14/iPhone14 Plus/iPhone SE(第3世代)が欧州公式サイトから早期に削除され、日本でも数ヶ月遅れて同様の流れとなったのです。
終売の理由|世代交代と戦略的整理
iPhone14が終売となった最大の理由は、新モデルへの世代交代です。
Appleは毎年秋に新機種を発表し、その際に旧モデルを整理します。
iPhone14シリーズの場合、後継となるiPhone15シリーズが登場した時点でPro系が早期終了。
さらに、2025年2月に「iPhone16e」が登場したことで、iPhone14とiPhone14 Plusが販売ラインから外れました。
また、Appleの製品ラインナップは近年「現行モデルを5機種程度に絞る」方針を取っています。
多すぎる選択肢を減らし、価格帯と機能のバランスを整理する目的があると言われています。
iPhone14の価値はまだある?スペック面から考える
終売になったとはいえ、iPhone14の性能は現在でも十分通用します。
A15 Bionicチップを搭載し、バッテリー持ちや処理速度は高水準。
カメラ性能も日常使いには申し分なく、動画撮影やSNS投稿にも強いモデルです。
特に「iPhone14 Plus」は大型ディスプレイと長時間バッテリーが魅力。
Proシリーズほど高価でない点から、コスパ重視ユーザーには根強い人気があります。
ただし、USB-C非対応やDynamic Island非搭載といった仕様面で、最新機種と比べると古さは否めません。
この点をどう評価するかが、購入を検討する上でのポイントになります。
今から買うならどこが狙い目?
新品を確実に手に入れたいなら、アップルの整備済製品ページを定期的にチェックするのが最も安全です。
数は限られますが、保証付きで販売されるため安心感があります。
また、家電量販店のオンラインストアでは、店舗在庫が反映されることがあります。
リアルタイムで検索し、近隣店舗で受け取り可能なら早めの購入をおすすめします。
中古・未使用品を検討する場合は、販売元の保証内容を必ず確認しましょう。
AppleCareに加入できるかどうか、バッテリー最大容量、修理履歴などをチェックしておくと安心です。
終売後も安心?サポート期間と今後の使い方
Appleは旧モデルでも長期的なソフトウェアアップデートを提供しています。
過去の傾向から見て、iPhone14も発売から約5〜6年はiOSアップデート対象になる見込みです。
つまり、少なくとも2028〜2029年頃までは安心して使い続けられる可能性があります。
サポート終了が近づくと、修理対応や部品供給が難しくなる場合がありますが、現時点ではその心配は不要です。
むしろ、価格が落ち着いた今こそ「型落ちの優等生」として選びやすいタイミングとも言えます。
iPhone14終売まとめ:買うなら今がラストチャンス
iPhone14の終売は、Appleの新モデル戦略とEUの法改正が重なった結果といえます。
日本では公式販売が終了し、キャリアもほぼ在庫なし。
しかし、整備済み品や店舗在庫、中古市場ではまだ入手可能です。
今後、iPhone14を新品で手に入れられるチャンスは日に日に減っていくでしょう。
もし「Lightning端子で十分」「価格を抑えて高性能モデルを使いたい」と考えているなら、まさに今が購入のラストチャンスです。
iPhone14は終売となっても、その完成度の高さとバランスの良さで、まだまだ現役。
後継機に興味がある人も、価格と機能のバランスを見比べて、自分に最適な一台を選んでみてください。

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