2024年に登場した最新モデル「iPhone16」シリーズ。発売当初から注目を集めたものの、最近では「終売になったのでは？」という声が広がっています。この記事では、iPhone16の販売終了の真相や在庫状況、今後の販売スケジュールについて徹底的に解説します。
iPhone16シリーズの登場とラインナップ整理
まず、iPhone16シリーズがどのように展開されていたのかをおさらいしておきましょう。
iPhone16とiPhone16 Plusは、2024年9月9日に発表され、9月13日に予約開始、9月20日に発売されました。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ピンク、ティール、ウルトラマリンの5色で、鮮やかなラインナップが話題に。
さらに翌年の2025年2月には、廉価モデルとして「iPhone16e」が追加され、シリーズは「16／16 Plus／16e」「Pro／Pro Max」という計5モデル構成となりました。
搭載チップはA18、ディスプレイは6.1インチ（16）と6.7インチ（16 Plus）。ストレージは128GB、256GB、512GBが用意され、性能面ではiPhone15シリーズから順当に進化した印象です。発売時点では「定番の完成形」と評されるほど完成度が高く、Appleの中核モデルとして人気を集めていました。
iPhone16シリーズは本当に終売？最新の販売状況を整理
では、話題になっている「終売」の真相はどうなのでしょうか。ここからは、Apple公式や各キャリア、家電量販店などの動きをもとに整理します。
iPhone16 Proシリーズは正式に販売終了
最も早く販売終了が確認されたのが「iPhone16 Pro」と「iPhone16 Pro Max」です。
2025年9月、Appleが新型「iPhone17」シリーズを発表したタイミングで、公式オンラインストアから16 Proシリーズが姿を消しました。海外では「discontinued（販売終了）」の表記が確認され、日本のApple公式サイトでも同時に購入ページが削除。
この動きは、例年のモデルサイクルと一致しており、プロモデルが1年ごとにリニューアルされることを考えれば自然な流れです。
一方、国内キャリアでは9月上旬時点で「在庫なし」「販売終了」との表示が相次ぎ、特にドコモやソフトバンクのオンラインショップでは、入荷予定が未定のまま販売ページが閉鎖されました。
通常モデルは容量によって“部分的終売”
iPhone16とiPhone16 Plusについては、「全モデルが終売」ではなく、一部ストレージ容量の販売終了が確認されています。
Apple公式および家電量販店の在庫状況を見ると、iPhone16（128GB）は引き続き販売継続中ですが、256GB・512GBモデルは販売終了。iPhone16 Plusも512GBモデルが終売となり、128GB・256GBのみが残っています。
これはAppleの在庫戦略によるもので、上位容量モデルの販売を早期終了させることで、次世代モデルへの切り替えをスムーズに行う狙いがあると見られています。
iPhone16eは継続販売中
2025年2月に登場した「iPhone16e」は、現在もApple公式・キャリア双方で販売継続中です。価格が抑えられたエントリーモデルとして人気が高く、シリーズ全体の“後継ポジション”を担う存在になっています。
各キャリア・販売店の在庫傾向
実際にiPhone16シリーズを探してみると、販売チャネルごとに在庫のばらつきが見られます。
- Apple Store：iPhone16／iPhone16 Plus（128GB・256GB）のみ販売中。Proモデルは全て販売終了。
- ドコモ／au／ソフトバンク：Proシリーズはすでに終売。通常モデルも在庫僅少の店舗が多く、「予約受付終了」「在庫限り」の表示が増加。
- 家電量販店（ヨドバシ・ビックなど）：在庫表示がまちまちで、地方店舗には少量在庫が残るケースもあるが、都心部ではほぼ完売状態。
- 中古・整備済品市場：Proモデル中心に価格上昇傾向。販売終了直後はAランク中古が12万円前後で推移。
このように、店舗によって在庫状況が異なるため、購入を検討する際はオンラインストアだけでなく、複数の販売チャネルを並行してチェックするのがおすすめです。
終売の背景：なぜiPhone16シリーズは早くも整理されたのか
今回の終売には、いくつかの背景が考えられます。
1. 新型iPhone17シリーズへの生産切り替え
Appleは毎年9月に新シリーズを発表するサイクルを維持しており、旧モデルは生産ラインを早期に切り替えます。iPhone16シリーズも例外ではなく、A18チップからA19チップへと移行するタイミングで、上位モデルを生産終了としたものです。
2. 在庫の最適化と価格戦略
Appleは過剰在庫を抱えないよう、需要が集中する容量（128GB）に絞って販売を続ける傾向があります。これにより、販売数を一定に保ちつつ新型モデルの導入を円滑に進めることができます。
また、値下げによって在庫を整理する戦略も取られています。実際、iPhone16（128GB）は発売当初の124,800円から114,800円に値下げされ、買いやすい価格帯になりました。
3. iPhone16eの登場による整理
廉価モデル「iPhone16e」の登場により、従来のiPhone16（128GB）と価格・仕様が重なる部分が増えました。そのため、Appleはラインナップをシンプルにし、エントリーモデルとProモデルを中心に展開する方向へと移行したと考えられます。
値下げと中古市場の動き
終売報道の影響で、価格にも大きな変化が出ています。
Apple公式による値下げ後、家電量販店やキャリアでも同様の価格改定が行われ、特にiPhone16 Plus（128GB）が13万円台から12万円台前半へと下がりました。
一方で、中古市場ではProモデルの終売直後に取引価格が上昇。中古AランクのiPhone16 Pro 128GBは12万円前後で推移しており、コレクター需要も見られます。
「今が買い時」と判断する声も多く、値下げモデルと終売モデルの“境界線”を狙う動きが加速しています。
今後の販売スケジュールと買い替えタイミング
では、今後の販売スケジュールはどうなるのでしょうか。
- iPhone16／iPhone16 Plus（128GB・256GB）：2025年末頃までは継続販売の見込み。
- iPhone16e：少なくとも次期モデル発表（2026年春〜夏想定）までは販売継続。
- iPhone16 Pro／iPhone16 Pro Max：公式販売終了済み。キャリア在庫がなくなり次第、完全に終売。
したがって、「Proモデルを新品で手に入れたい」という場合は、今後は中古や整備済み品を探すしかありません。
一方で、価格が下がったiPhone16（128GB）は、今が最もお得な購入タイミングといえるでしょう。
iPhone16終売後に検討したい選択肢
終売が進む中、次に選ぶモデルとしては以下の3つの方向性が考えられます。
- 最新のiPhone17シリーズを購入
最新チップとカメラ性能を重視するなら、最上位モデルが最適です。 - 価格重視ならiPhone16（128GB）またはiPhone16e
性能とコスパのバランスが良く、長く使える選択肢。 - 中古でiPhone16 Proを探す
終売による希少性もあり、人気が再燃中。信頼できる中古ショップを選ぶのがポイントです。
まとめ：iPhone16の終売は「完全終了」ではない
iPhone16シリーズは、Proモデルを中心に終売が進んでいるものの、通常モデルは一部容量で継続販売中です。
終売＝入手不可というわけではなく、まだApple Storeやキャリアで手に入るモデルもあります。
ただし、次期モデル登場により在庫整理が進むのは確実。購入を検討しているなら、早めの判断が吉です。
今後もAppleのラインナップは毎年更新されます。iPhone16が終売を迎えるのは“自然な世代交代”の一環ですが、今だからこそお得に入手できるタイミングともいえるでしょう。
iPhone16終売まとめと今後の動向
- Proシリーズはすでに販売終了
- 通常モデルは容量限定で継続販売中
- 値下げにより今が買い時
- 次期モデル登場後は中古・整備済み市場が主戦場に
iPhone16の終売は、Appleのサイクルの中で避けられない流れですが、在庫や価格の変化を見極めれば、まだ十分に魅力的な選択肢です。
今後の販売スケジュールや在庫動向を注視しながら、自分に最適な一台を選んでみてください。
コメント