「ジョイらくピカが店頭から消えた…?」そんな声がSNSでも増えています。キッチン周りをサッと拭けて便利だったのに、最近まったく見かけない。この記事では、人気の「ジョイらくピカ」がなぜ終売になったのか、そして今後どんな代替商品を選べばいいのかを詳しく解説します。
ジョイらくピカとは?その特徴と人気の理由
「ジョイらくピカ」は、P&Gの食器用洗剤ブランド「ジョイ」から派生したウェットシートタイプの掃除用品です。
正式名称は「ジョイ W除菌 らくピカッ ウェットシート 27枚入」。キッチンや食卓、コンロ周りの油汚れをサッと拭き取れる便利さが魅力でした。
“ジョイ”ブランドならではの除菌力と洗浄力を活かしつつ、食卓や調理台にも使えるということで、発売当初から主婦層を中心に好評を得ていました。洗剤を使わずに手軽に拭けるため、「小さな子どもがいる家庭でも安心して使える」といった口コミも見られました。
発売は2021年頃。家事時短ニーズと衛生意識の高まりを背景に、家庭用除菌シート市場に参入した形でした。
ジョイらくピカは本当に終売?販売終了の事実を確認
結論から言うと、「ジョイらくピカ」はすでにメーカー製造終了・販売終了となっています。
複数の大手通販サイトでは以下のような表示が確認されています。
- ヨドバシカメラ公式通販:「販売を終了しました」
- クリエイトSDオンライン:「メーカー製造終了しました」
- 楽天市場の一部店舗:「【無くなり次第終了】ジョイ W除菌 らくピカッ ウェットシート 27枚入」
さらに、P&G公式サイトの「ジョイ」ブランドページには現在この製品が掲載されていません。食器用洗剤や食洗機用洗剤などは掲載されていますが、「らくピカ」シリーズは削除されています。
これらの状況から見ても、「ジョイらくピカ」は公式に終売となったと考えられます。
終売の理由を考察:なぜジョイらくピカは姿を消したのか?
メーカーから正式な発表は出ていませんが、販売終了の背景にはいくつかの要因が考えられます。
1. 市場競争の激化とブランド整理
ウェットシート市場は、花王・ユニリーバ・ライオン・ニチバンなど多くの企業が参入する激戦区です。
「除菌」「抗菌」「香り」「大判タイプ」など、競合が豊富な中で「ジョイ」ブランドの優位性を発揮しにくかった可能性があります。
また、P&Gは食器用洗剤としての「ジョイ」ブランドを主軸に据えており、掃除シートという周辺カテゴリーを整理したとも考えられます。実際、「ジョイ ジェルタブ」など他のジョイ派生製品も近年終売になっています。
2. 原材料・コストの上昇
2021年以降、プラスチックや紙、不織布などの原材料価格が急上昇しました。
ウェットシートは包装・湿潤剤・アルコール・防乾対策などコスト要素が多く、利益率が下がりやすい製品です。販売ボリュームが限られる場合、採算が合わず終了になるケースも多く見られます。
3. 需要構造の変化
コロナ禍をきっかけに除菌シート需要が急増しましたが、2023年以降はやや落ち着いています。
一時的な需要に対応するために発売された製品が、市場安定後に整理されるのはよくあるパターンです。ジョイらくピカもその波に乗った短命なヒット商品だった可能性があります。
4. ブランド再編の一環
P&Gは世界的に「製品ラインナップの最適化」を進めており、重複・類似カテゴリの商品を削減する傾向にあります。
ジョイブランドの中でも「スプレー型」や「逆さジョイ」などが拡充されており、「ウェットシート型」は後継製品の位置づけを失ったと考えられます。
まだ買える?在庫状況と販売店舗情報
「ジョイらくピカ」はすでに生産が終了しており、店頭在庫や一部ネットショップに残る分が最後になります。
- Amazonや楽天市場では、一部の出品者が在庫販売を継続中。
- 価格は通常時の倍近くに上がっているケースもあり、在庫限りのプレミア価格になりつつあります。
- ドラッグストアやスーパーの店頭ではほぼ見かけなくなっており、在庫があっても旧ロット品が多い印象です。
購入を検討する場合は、出品者情報や製造年月日、パッケージの状態をしっかり確認することをおすすめします。特にウェットシートは乾燥していると性能が落ちるため、長期在庫品には注意が必要です。
ジョイらくピカの代替商品おすすめ
終売後も「ジョイらくピカのように、キッチンをサッと拭ける除菌シートが欲しい」という声は多いです。
そこで、使用感が近い代替商品をいくつか紹介します。
1. 花王 キッチン泡ハイター 除菌シート
キッチン周りの除菌・脱臭に強い定番ブランド。厚手でしっかり拭け、食卓や調理台にも使えます。香りが控えめなのも人気。
2. レック 激落ちくん キッチンクリーナーシート
マイクロファイバー構造で油汚れをしっかりキャッチ。無香料タイプもあり、食品を扱う場所でも安心して使えます。
3. ダイソー・セリアなどのプライベートブランド除菌シート
コスパ重視なら100円ショップのキッチンシートもおすすめ。性能は限定的ですが、日常のちょっと拭きには十分。
4. ジョイコンパクト+クロスで代替
ウェットシートにこだわらず、「ジョイコンパクト」「ジョイ泡スプレー」などを使い、布クロスやキッチンペーパーで拭き取る方法も有効です。
食器用洗剤としての高い洗浄力を活かせば、除菌・脱脂効果も十分得られます。
終売から見えるP&Gの戦略と消費者への影響
今回のジョイらくピカ終売は、単なる販売停止にとどまらず、P&Gのブランド戦略転換の一例といえます。
「ジョイ」はこれまで「時短」「除菌」「泡スプレー」など家庭の時流に沿った製品を展開してきました。その中で、使い捨てシートというサブカテゴリーが持つコスト・市場規模・環境負荷を考慮し、撤退した可能性があります。
消費者にとっては「便利だったのに」という惜しむ声がある一方、近年はエコ志向・詰替え志向が高まり、「繰り返し使える」製品への関心が強まっています。
この流れを踏まえれば、ジョイらくピカの終売は時代の変化を象徴する動きともいえるでしょう。
まとめ:ジョイらくピカの終売は残念だが、代替は十分にある
「ジョイらくピカ」は、2021年の発売から短い期間で多くの家庭に支持された製品でした。
しかし、競争の激化やコスト上昇、ブランド戦略の見直しにより、現在はメーカー製造終了・在庫限りの終売品となっています。
今後は、花王 キッチン泡ハイター 除菌シートやレック 激落ちくん キッチンクリーナーシートなど他社のキッチン除菌シート、またはジョイ泡スプレーやジョイコンパクトを使うことで、十分に同等の便利さを得られるでしょう。
消費者としては少し寂しいニュースですが、これを機に「使い捨てからサステナブルな家事スタイルへ」見直す良いタイミングかもしれません。
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