「最近、アキュビュー トゥルー アイが店頭で見つからない」「通販でも在庫が減ってきた」と感じている人はいませんか?
長年人気だったワンデーコンタクトレンズ「アキュビュー トゥルー アイ」が終売(販売終了)になったという情報が広がり、愛用者の間で話題になっています。
この記事では、販売終了の背景と理由、現在の販売状況、そして代替レンズの選び方について詳しく解説します。
アキュビュー トゥルー アイとは?その特徴をおさらい
まずは「アキュビュー トゥルー アイ」がどんなレンズだったのか、簡単に振り返っておきましょう。
この製品はジョンソン・エンド・ジョンソン社が展開する「アキュビュー」シリーズの中でも、世界初のシリコーンハイドロゲル素材を採用した1日使い捨てコンタクトレンズとして登場しました。
高い酸素透過性により長時間装用しても目が疲れにくく、UVカット機能も備えていることから、登場当初は「目にやさしい高性能レンズ」として注目を集めました。
特にドライアイ気味の人や長時間パソコンを使う人から支持され、定番モデルとして長年愛用されてきた製品です。
しかし、そんなアキュビュー トゥルー アイも、今や終売の流れにあります。
アキュビュー トゥルー アイが終売?実際の販売終了状況
現在、「アキュビュー トゥルー アイ」は完全に販売停止されたわけではありません。
ただし、一部の度数(度数範囲)についてはすでに販売終了しており、今後段階的にすべての度数が終売となる見込みです。
具体的には、以下のようなスケジュール・変更が告知されています。
- 2024年2月末をもって、マイナス度数の一部(-5.25〜-12.00)およびプラス度数(+0.50〜+5.00)の販売を終了
- ベースカーブ(BC)8.5 mm・9.0 mmの両方が対象
- マイナス度数の軽度(-0.50〜-5.00)は当面販売継続
- 今後も生産縮小が進み、最終的には全度数が販売終了となる可能性が高い
販売店によっては「在庫限り」「なくなり次第終了」と案内しており、すでに一部の度数では入手が困難になっています。
特に通販サイトでは、価格が上昇したり、数量制限を設けているケースも見られます。
販売終了の理由は?メーカーの意図を読み解く
なぜアキュビュー トゥルー アイが終売に向かっているのか。
その背景には、製造体制の見直しと製品ラインの再編という2つの大きな要因があります。
1. 世界的な生産体制の見直し
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、2023年以降コンタクトレンズ事業の生産ラインを再構築しています。
原材料や物流コストの高騰、製造設備の刷新などを背景に、製造効率の改善のため一部旧型レンズを段階的に終了させているのです。
その対象の一つが、2009年から販売されていたアキュビュー トゥルー アイでした。
2. 新世代レンズへの移行
技術進化に伴い、アキュビューシリーズでは「ワンデー アキュビュー オアシス」などの上位モデルが主流となりました。
オアシスシリーズはアキュビュー トゥルー アイよりも水分保持力や装用感が向上しており、メーカーとしても新製品への移行を推進しています。
つまり、**アキュビュー トゥルー アイ**は製品ライフサイクルを終え、次世代モデルへのバトンタッチを迎えたといえるでしょう。
3. 度数の需要減少
販売データ上、極端に強い近視(-6.00以上)や遠視(+度数)は需要が少なく、在庫リスクが高い領域です。
そのため、まずは販売数の少ない度数から縮小し、段階的に終売を進めていると考えられます。
今後の販売スケジュールと在庫動向
すでに一部の販売店では終売済みの度数もありますが、2025年時点で販売が続いている範囲も存在します。
ただし、これは“在庫分のみ”であり、再生産は行われていません。
つまり、市場在庫が尽きれば完全に入手できなくなるということです。
特にBC8.5/-5.25以上や+度数ユーザーは早めの対応が必要です。
在庫を見つけたら早めにまとめ買いを検討しておくと安心でしょう。
ただし、度数や装用条件の変更がある場合は、必ず眼科で相談し、無理な買い置きを避けることが重要です。
終売製品を長期保管する際は、使用期限や保存環境にも注意してください。
トゥルー アイ愛用者が取るべき対応とは?
1. 自分の度数が販売終了対象かを確認
まずは、現在使っているレンズのパッケージを確認しましょう。
BC(ベースカーブ)と度数が、販売終了対象範囲(-5.25~-12.00、+0.50~+5.00)に含まれているか確認するのが第一歩です。
2. 在庫があるうちに確保
対象度数に該当する場合、早めに販売店で在庫を確保するのが現実的な対策です。
ただし、ネット通販では転売価格が上がっている場合もあるため、正規販売店で購入することをおすすめします。
3. 眼科で代替レンズを相談
終売後に焦らないためにも、今のうちに代替レンズのフィッティングを行いましょう。
アキュビューシリーズ内でも素材や設計が異なるため、同じメーカーでも装用感が変わることがあります。
違和感を防ぐには、必ず眼科で試着・処方を受けてから切り替えることが大切です。
アキュビュー トゥルー アイの代替レンズ候補
アキュビュー トゥルー アイから切り替える際に候補となるのは、同じくジョンソン・エンド・ジョンソン社製の**ワンデー アキュビュー オアシス**シリーズです。
ワンデー アキュビュー オアシス
- シリコーンハイドロゲル素材を採用
- アキュビュー トゥルー アイよりも保湿成分が増量され、乾燥しにくい
- UVカット性能も継続
- 長時間装用やデジタルデバイス使用にも対応
アキュビュー トゥルー アイの「酸素透過性の高さ」と「つけ心地の軽さ」を重視していた人にとって、もっとも自然な後継モデルといえるでしょう。
ワンデー アキュビュー オアシス MAX 1-Day
さらに最新の「ワンデー アキュビュー オアシス MAX 1-Day」は、光環境に合わせたブルーライト軽減機能を持つ新世代モデルです。
長時間パソコン・スマホを使う人や、乾燥を感じやすい人に向いています。
その他の選択肢
同じシリコーンハイドロゲル素材を使った他メーカー製品(アルコン、ボシュロムなど)もありますが、レンズ径やベースカーブが異なるため、必ず眼科で確認を。
「同じ1DAYだから大丈夫」と自己判断せず、医師の指示に従うことが安全です。
代替レンズを選ぶときのポイント
切り替え時は、以下のポイントを意識しましょう。
- 素材の違い:シリコーンハイドロゲル素材のレンズを選ぶことで、アキュビュー トゥルー アイに近い装用感を得やすい
- ベースカーブと直径:同じBC/DIAでもメーカーで装用感が異なるため、必ず試着を
- 度数の細かさ:度数展開が同じか確認(特に遠視用や強度近視用)
- 乾燥対策機能:ドライアイや長時間使用が多い人は保湿性能を重視
この4点を意識することで、スムーズな移行が可能になります。
終売による影響を最小限にするために
長く使っていた製品が終売になると不安になりますが、焦る必要はありません。
重要なのは、情報を正しく把握し、余裕を持って次の製品に切り替えることです。
アキュビュー トゥルー アイは確かに優秀なレンズでしたが、代替モデルはさらに快適性・安全性が向上しています。
むしろ今回の移行をきっかけに、自分の目の状態や生活スタイルに合った新しいレンズを見つけるチャンスとも言えます。
アキュビュー トゥルー アイ終売まとめ:早めの確認と代替準備を
最後に、今回のポイントを整理します。
- アキュビュー トゥルー アイは一部度数が2024年に販売終了済み
- 今後、全度数で終売が進む可能性が高い
- 終売理由は「生産体制の見直し」と「新製品への移行」
- 在庫は減少傾向、購入は早めが安心
- 代替は「ワンデー アキュビュー オアシス」シリーズが最有力
- 切り替え時は眼科でフィッティングを受けるのが安全
アキュビュー トゥルー アイは、多くのユーザーに愛された名作レンズです。
しかし時代とともに素材や技術が進化し、新しいモデルが生まれています。
終売を前向きな「進化のステップ」と捉え、あなたの目に合った新しいレンズを探してみてください。

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