「ミスドのもっちゅりん、もう買えないの?」
そんな声がSNSで次々と上がっています。発売開始からすぐに話題となったあの“もっちゅりん”が、いつの間にか店頭から姿を消している——。一体なぜ終売してしまったのでしょうか?
ここでは、販売終了の真相や再販・復活の可能性について、最新情報をもとに徹底的に掘り下げていきます。
もっちゅりんってどんなドーナツだった?
2025年6月4日に全国のミスタードーナツで発売された「もっちゅりん」は、創業55周年を記念して登場した限定シリーズです。
ミスドといえばポン・デ・リングのもちもち食感が有名ですが、「もっちゅりん」はそのさらに先を行く“もっちゅり食感”をコンセプトに開発された新食感ドーナツでした。
生地には国産のもち粉と米粉を配合。油で揚げたあとに特製コーティングを施すことで、外はふんわり、中は弾むような弾力を実現。和スイーツのような上品さと、ドーナツならではの満足感を両立させた一品でした。
ラインアップは以下の4種類。
どれも“和”をテーマにした味わいで、価格は205円〜226円ほど。販売開始当初から「もちもちが進化してる!」「新食感すぎてクセになる」と話題になり、連日長蛇の列ができる店舗もあったほどです。
もっちゅりんが終売といわれる理由
発売からわずか数週間で「売っていない」「どこも品切れ」との声が相次ぎ、SNSでは「幻のドーナツ化」していました。では、なぜそんなことになったのでしょうか。
人気が爆発しすぎた
まず一つ目の理由は、単純に人気が高すぎたこと。
6月上旬の発売直後から需要が供給を大幅に上回り、各店舗で早々に完売が続出しました。ミスド公式も「予想を上回る反響により一部店舗で品切れが発生している」と謝罪コメントを出したほどです。
朝イチで並ばないと買えない、ネットオーダーも“準備中”のまま——そんな状況が全国で起こっていました。
想定より早い販売終了
公式の発表では「7月中旬ごろまで順次販売終了予定」とされていました。
しかし、実際には6月末〜7月初旬で販売を終えた店舗が多数。「当店での販売は終了いたしました。再販の予定はございません」と掲示する店舗も見られました。
つまり、もっちゅりんは“予定よりも早く”販売を終えてしまったのです。
限定商品の宿命
もうひとつの理由は、もっちゅりんが“期間限定商品”として企画されていた点です。
ミスドの周年記念シリーズは、これまでも短期間の販売を前提にしたものが多く、もっちゅりんもその一環でした。つまり、「一定期間で終わる前提」だったということ。
需要の集中もあいまって、結果的に早期終売=実質完売状態となったわけです。
販売終了の背景にある「ミスドの戦略」
ここで少し視点を変えて、なぜミスドはこうした限定商品を打ち出すのかを考えてみましょう。
① 限定性が話題を呼ぶ
限定販売や周年記念商品は、ミスドにとってブランドの活性化施策でもあります。
「今しか食べられない」という限定感がSNSで拡散され、店舗への来店動機を高める。もっちゅりんもまさにその成功例でした。
一方で、製造ラインや原材料の供給量には限界があるため、急な需要増には対応しきれなかったと考えられます。
② 新しい“食感”の実験
ミスドはこれまでも「ポン・デ・リング」や「むぎゅっとドーナツ」など、食感の革新をテーマに新商品を展開してきました。
もっちゅりんもその流れの延長線上にあり、“もち”のさらなる進化を試みたテスト的要素を含んでいたとみられます。
つまり、一定期間でユーザーの反応を測る試験的な意味合いがあったのかもしれません。
③ 和素材ドーナツの新たな可能性
今回のシリーズでは、きなこ・みたらし・あずき・黒糖など、日本人になじみ深い和素材が中心。
これはミスドが「洋風ドーナツ」だけでなく、「和×ドーナツ」の新領域に挑戦していることの表れとも言えます。
今後、この方向性が次の限定商品や新定番に反映される可能性も十分にあります。
SNSでは「もう一度食べたい!」の声が続出
もっちゅりんの販売終了が広がるにつれ、SNS上では惜しむ声が絶えません。
「やっと食べられたと思ったらもう終わってた」
「全種類制覇できなかった…」
「復活してほしい!」
中には「一日で3軒ハシゴした」「冷凍して保存している」なんて声もあるほど、ファンの熱量が高いシリーズでした。
この反応は、ミスドの開発陣にとっても大きなフィードバックになるはずです。
終売は本当?それとも一時的?
「終売」とはいえ、ミスドの場合は“完全終了”とは限りません。
公式ではあくまで「順次販売終了予定」としており、「再販は未定」とするにとどめています。
実際、過去にも期間限定商品が翌年に復刻された例はいくつもあります。
たとえば、「ポン・デ・ダブル宇治抹茶」や「ミスド×祇園辻利」シリーズなどは、人気を受けて数年ぶりに再登場しました。
この流れを踏まえると、もっちゅりんも将来的に“復活枠”として再販される可能性は十分に考えられます。
再販・復活の可能性を探る
もっちゅりんが再び食べられる日は来るのでしょうか?
現段階では公式発表はありませんが、いくつかの観点から“再登場の可能性”を推測してみましょう。
1. ミスドの復刻傾向
ミスドは人気限定商品を定期的に再発売する傾向があります。
過去の例では、SNSで話題になったシリーズほど翌年以降に復刻される確率が高い。
もっちゅりんもSNS上で「再販希望」の声が圧倒的に多く、販売戦略上も再投入の余地があります。
2. 技術的な難易度
もっちゅりんの“もっちゅり食感”はもち粉と米粉の配合や加熱工程がカギとなっており、生産効率が低いとも言われていました。
もし再販する場合、この工程を安定化できるかどうかがポイントになりそうです。
人気があっても生産コストや手間がかかりすぎれば、定番化は難しいのが現実です。
3. 記念商品としての再登場
もっちゅりんは「55周年記念」商品。
このような記念商品は、数年後の節目に“復刻版”として再登場するケースもあります。
たとえば「60周年」など、節目のタイミングで「再登場!」というサプライズがあってもおかしくありません。
再販を逃さないためのポイント
「もう一度食べたい!」という人は、次の3つを意識しておくと良いでしょう。
- 公式サイトやSNSをチェック
ミスド公式のニュースリリースやX(旧Twitter)は新作情報が最も早く出ます。
再販が決まれば必ず公式アカウントで告知されます。 - ミスドネットオーダーを活用
最近ではオンライン注文や店舗受け取りが主流。
人気商品は早朝に予約が埋まることもあるので、こまめにチェックしておくのがコツです。 - 限定シリーズは早めに行動
ミスドの限定商品は基本的に早期終了が多い傾向。
発売初週〜2週目が最も入手しやすく、終盤になると販売店舗が減ることがほとんどです。
次回の限定商品でも“早め行動”を意識すると後悔しません。
もっちゅりんの終売が残したもの
もっちゅりんは、ミスドの中でも特に記憶に残る限定シリーズとなりました。
「もちもちのその先へ」という挑戦的なコンセプトは、多くのファンに衝撃を与え、短期間ながらも確かな印象を残しました。
そして、今回の販売終了を通じて浮かび上がったのは、ミスドというブランドの“企画力と実験精神”。
限定商品でありながら、ファンの心をここまで動かす力があるのは、老舗ブランドならではの信頼と創意の結果でしょう。
ミスドのもっちゅりんが終売!その真相と次なる期待
ミスドのもっちゅりんは、確かに現在は販売を終了しています。
しかしその人気ぶりやSNSでの盛り上がりを見る限り、「一度きりで終わり」とは思えません。
再販、あるいは新たな進化形ドーナツとして再登場する可能性は十分にあります。
“もっちゅり”という言葉が一時の流行で終わるのか、それとも次のミスドの定番になるのか——。
その答えは、次の限定シリーズにきっと表れるはずです。
今はただ、またあのもちっとした食感に出会える日を楽しみに待ちましょう。

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