「最近、スーパーで完全メシの汁なし担々麺を見かけない…」「もしかして終売？」
そんな声がSNSや口コミサイトでちらほら見られるようになりました。あの“栄養もおいしさも両立する”と話題だった完全メシの人気メニューが、なぜ店頭から消えたのか。今回は、販売終了の真相や再販の可能性、そして代わりに楽しめる商品についてじっくり掘り下げていきます。
完全メシ汁なし担々麺とは？ブランドの特徴と人気の理由
まずは、完全メシというブランド自体を少し振り返っておきましょう。
日清食品が手がける「完全メシ」は、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」に基づいて設計された“栄養バランス完全食”シリーズ。
たんぱく質、脂質、炭水化物の三大栄養素はもちろん、ビタミンやミネラル、必須脂肪酸など33種類の栄養素を1食でバランスよく摂れるという点が最大の特徴です。
そんなシリーズの中でも「冷凍 完全メシ 汁なし担々麺」は特に人気が高く、コク深い芝麻醤の香りとピリッとした花椒の刺激がやみつきになる逸品として話題を集めていました。
もちっとした平打ち麺に濃厚なたれが絡み、冷凍食品とは思えない本格的な味わいが支持されていたのです。
「終売？」と噂される理由
実は、日清食品から「完全メシ 汁なし担々麺が終売します」といった公式発表は出ていません。
しかし、いくつかの理由から「終売では？」と噂されるようになっています。
1. 店頭での取り扱いが減った
以前はスーパーやコンビニの冷凍食品コーナーでよく見かけた完全メシシリーズですが、最近は棚から姿を消しているという声が増えています。
特に「冷凍 完全メシ 汁なし担々麺」は、一部のオンラインショップを除き、実店舗での取り扱いが激減しているのが現状です。
2. 新シリーズ「完全メシ DELI 濃厚芝麻醤味の汁なし担々麺」への移行
2024年以降、日清食品は「完全メシ DELI」という新たな冷凍シリーズを展開しています。
そのラインナップの中に「濃厚芝麻醤味の汁なし担々麺」が存在しており、旧モデルにあたる「冷凍 完全メシ 汁なし担々麺」が実質的に置き換えられた可能性が指摘されています。
パッケージデザインや味の方向性が似ており、後継リニューアルと考えるのが自然です。
3. 販路の再編と戦略転換
完全メシは、もともと“おいしさと栄養バランスの両立”を打ち出した実験的ブランド。
そのため、通常の冷凍めんより価格が高く、約500円前後というプレミアム帯に位置していました。
この価格帯は、一般の冷凍食品と比べるとやや手を出しにくい部分があり、日清食品としても販路やラインナップを見直すタイミングだったと考えられます。
公式サイトでは「終売」ではなく「仕様変更」
日清食品の公式サイトでは、現在も「冷凍 完全メシ 汁なし担々麺」の商品ページが残っています。
このことから、“完全に終売”というよりは、生産・出荷を一時的に縮小している段階、もしくは「DELIシリーズ」へと仕様変更した状態と見るのが正確でしょう。
また、2025年6月時点でも「冷凍 完全メシ DELI 濃厚芝麻醤味の汁なし担々麺」を紹介する実食レビューが複数のメディアに掲載されており、ブランドとしての“汁なし担々麺”カテゴリー自体は継続中です。
つまり、「完全メシの汁なし担々麺がなくなった」のではなく、「旧モデルが姿を消し、新モデルに移行した」というのが実態に近いのです。
販売終了の背景にある3つの理由
では、なぜこのタイミングで仕様変更・実質的な販売終了が起きたのでしょうか。
背景を3つの視点から見てみましょう。
1. 健康志向とのバランス
完全メシは栄養設計が優れている反面、「汁なし担々麺」というメニュー自体は味が濃く、脂質や糖質が高くなりがちです。
ブランドのイメージである“健康×栄養バランス”との整合性を保つのが難しく、他のシリーズ（グラノーラ・カレー・スムージーなど）に比べると方向性の調整が必要だったと考えられます。
2. 冷凍食品市場での競争激化
冷凍食品の汁なし担々麺市場は、各社が定番品を投入する激戦区です。
「日清中華 汁なし担々麺 大盛り」「マルハニチロ 四川風」「味の素 四川風汁なし担々麺」など競合が多く、売場スペースの確保が難しい状況でした。
価格面でも、通常の冷凍麺が200円台に対して、完全メシシリーズは倍近い価格。
消費者が「健康を意識しても、そこまで高いなら他のを買おう」と思ってしまう構造がありました。
3. ブランド再編と流通最適化
日清食品は2023年以降、「完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い汁なし担々麺」などのコラボラインを展開しています。
これは、既存ブランドとの統合によって“完全メシ”を広く認知させる戦略の一環。
冷凍食品よりも手軽に試せるカップ麺型へシフトし、購買ハードルを下げる方向に舵を切ったとも考えられます。
再販・リニューアルの可能性はある？
完全メシシリーズは「カレー」「グラノーラ」「パン」「焼そば」など、リニューアルを繰り返して進化してきたブランドです。
そのため、「汁なし担々麺」も完全になくなったわけではなく、今後また形を変えて戻ってくる可能性があります。
実際、2025年現在も「完全メシ DELI 濃厚芝麻醤味の汁なし担々麺」がオンライン限定で販売中。
この新バージョンでは、辛さや痺れを調整できる唐辛子パックが付属し、味の再現度も高くなっています。
ユーザーからも「花椒が効いていて本格的」「冷凍とは思えないクオリティ」と好評です。
つまり、“旧モデルが消えて終わり”ではなく、“リニューアルして進化中”と捉える方がポジティブでしょう。
代わりにおすすめの完全メシ商品
「汁なし担々麺が買えなくなったけど、完全メシを続けたい」という人のために、代替としておすすめのラインナップを紹介します。
● 冷凍 完全メシ DELI 濃厚芝麻醤味の汁なし担々麺
旧モデルの実質的な後継。味も栄養バランスも健在で、通販で購入可能です。
もちっとした麺と香ばしい芝麻醤ソース、花椒の痺れが特徴。冷凍庫にストックしておくと便利です。
● 完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い汁なし担々麺
カップ麺タイプの派生商品。
お湯を注いで3分で完成する手軽さながら、1食で19g以上のたんぱく質を摂取できる高栄養バランスメニュー。
「担々麺の味が好き」という人はこちらでも満足できるはずです。
● 他の冷凍汁なし担々麺系商品
もし“完全メシ”ブランドにこだわらないなら、他社の冷凍担々麺も選択肢です。
「日清中華 汁なし担々麺 大盛り」や「味の素 四川風汁なし担々麺」などは、辛さ・ごまの風味・麺の太さなどが豊富で、自分好みを見つけやすいでしょう。
消費者のリアルな声と今後の展開
SNSを見てみると、「完全メシの担々麺が見つからない」「通販でしか買えない」といった声が多くあります。
一方で、「DELI版の方がおいしい」「花椒が効いていて本格的」といった肯定的な反応も目立ちます。
つまり、完全メシ 汁なし担々麺は“終売ではなく進化中”というのが現状です。
ブランド全体としても、完全メシは今後さらに多様なカテゴリーへ拡大していくことが予想されます。
冷凍食品だけでなく、ドリンクやスナックなど、“完全栄養”を日常的に取り入れられる形へ広がりを見せています。
完全メシ汁なし担々麺の終売まとめ：真相と選択肢
・公式に「終売」とは発表されていない
・店頭からは姿を消したが、「DELI」シリーズとして継続中
・ブランド戦略と流通再編により、実質的にリニューアル移行
・通販では現在も入手可能
・代替として「完全メシ DELI 濃厚芝麻醤味の汁なし担々麺」や「U.F.O.版」が有力
結論として、「完全メシ 汁なし担々麺」は完全に終わったわけではありません。
形を変えながら、より食べやすく、よりおいしく進化している段階といえるでしょう。
これからも日清食品の完全メシシリーズは、私たちの食生活に“おいしい栄養バランス”という新しい価値を届けてくれるはずです。
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