最近、「おむつのテープLサイズがどこにも売ってない」「どのお店を回っても棚が空いている」といった声がSNSや口コミで増えています。
赤ちゃんの成長に合わせてサイズアップしたいのに、必要なサイズが見つからないと焦ってしまいますよね。
この記事では、「おむつテープLサイズが売ってない理由」と「今どこで買えるのか」「代わりにどうすればいいのか」をわかりやすく解説します。
おむつテープLサイズが売ってない?現状の品薄状況
まず、実際に「売ってない」と言われているのは、赤ちゃん用おむつの中でも“テープタイプのLサイズ”です。
ドラッグストアやベビー用品店を見ても、S・Mサイズまでは揃っているのに、Lだけがないという店舗が増えています。
SNSでは、「パンパース さらさらケア テープ Lサイズがどこにもない」「メリーズ テープ Lサイズが棚から消えた」などの投稿も目立ち、2024年頃から徐々に“品薄状態”が広がっているようです。
ただし、完全に販売終了したわけではなく、「在庫が少ない」「店舗によって入荷が不安定」というのが実態です。
つまり、“廃盤”ではなく“流通が減っている”という状況が正確な表現といえます。
売ってない理由①:パンツタイプへの需要シフト
ここ数年で、赤ちゃんのおむつはテープタイプからパンツタイプへ大きく移行しています。
特にLサイズになるころには、赤ちゃんが立ったり歩いたりし始めるため、パンツタイプのほうが着脱しやすく、動きにフィットするという理由で人気が高まっています。
メーカーもこの動きを受け、パンパース さらさらケア テープ LサイズのようなテープLの生産量を減らし、パンツタイプに注力する傾向が強まっています。
実際、パンパースやムーニーなど主要ブランドの公式サイトでも「Lサイズ以降はパンツタイプがおすすめ」と明記されていることが多いです。
こうした“消費者の使い方の変化”と“メーカーの生産戦略の変化”が重なり、テープLサイズの供給が減っているのです。
売ってない理由②:店舗の仕入れ縮小と棚割りの変化
もうひとつの理由は、小売店側の事情です。
ドラッグストアやスーパーでは、限られた棚スペースに“売れ筋商品”を優先的に並べます。
Lサイズのテープおむつは購入者が少ないため、在庫回転率が低く、店舗によっては取り扱いをやめているケースもあります。
その結果、「S〜Mサイズのテープ」と「L〜ビッグサイズのパンツ」が中心という構成に変わっているのです。
また、メーカーのパッケージ変更やリニューアルのタイミングで、旧製品が一時的に棚から消えるケースもあります。
これが「売ってない」「廃盤になったのでは?」と誤解されやすい原因にもなっています。
売ってない理由③:少子化と需要全体の減少
少子化の影響で、赤ちゃん用紙おむつの国内生産枚数は年々減少しています。
統計によると、2017年をピークに生産量は右肩下がり。
需要自体が減っている中で、各メーカーは在庫やラインを効率化し、販売ボリュームの少ないサイズやタイプを絞り込んでいます。
つまり、市場全体の縮小が、特定のサイズ・タイプに品薄をもたらしているとも言えます。
その中でも特にLサイズのテープタイプは「使用期間が短い」「購入層が限られる」という理由で優先度が下がっているのです。
売ってない理由④:SNSでの「欠品情報」の拡散
近年はSNSの情報拡散力も無視できません。
「どこのお店にもない!」という投稿が相次ぐと、消費者の不安が高まり、一時的な“買い占め”や“まとめ買い”が起きることがあります。
その結果、実際に一部店舗で一時的な欠品状態が発生し、さらに「やっぱり売ってない」という印象が強まっていくのです。
つまり、情報が情報を呼ぶ形で“品薄感”が増幅している側面もあります。
テープLサイズが手に入りにくいブランド例
特に品薄が目立つのは、人気ブランドの以下のシリーズです。
・パンパース さらさらケア テープ Lサイズ
・ムーニー テープ Lサイズ
・メリーズ テープ Lサイズ
・グーンプラス テープ Lサイズ
これらはいずれも大手メーカーの定番シリーズですが、店舗によってはLサイズのテープのみ在庫を置かない場合があります。
同じブランドでも、パンツタイプLはしっかり入荷しているのに、テープタイプだけが見つからない…という現象はまさにこの理由です。
代替策①:パンツタイプへの切り替え
最も現実的な選択肢は、パンツタイプへの移行です。
テープタイプからパンツタイプに変えるタイミングは、「はいはい期〜たっち期」が目安とされています。
パンツタイプは動きやすく、着替えの時間も短縮できるので、Lサイズ以降ではむしろこちらのほうが便利と感じる保護者も多いです。
「夜だけテープ」「昼はパンツ」と使い分ける家庭も増えています。
代替策②:他ブランド・他シリーズを試す
「テープがいいけど、いつものブランドが売ってない」という場合は、他メーカーを試すのも一つの手です。
サイズ感や肌触り、吸収性などは多少違いますが、Lサイズのテープタイプ自体は他ブランドでもまだ販売されています。
例として、以下のような選択肢があります。
・グーン はじめての肌着マジック テープL
・ナチュラルムーニー オーガニックコットン テープL
・メリーズ ファーストプレミアム テープL
ネット通販であれば在庫を比較しながら選べるため、複数のブランドを試すことも可能です。
代替策③:オンラインショップで購入する
実店舗では見つからなくても、ネット通販には在庫が残っているケースが多くあります。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECモールでは、各ブランドのLテープが不定期に再入荷していることがあります。
また、メーカー公式ストアやベビー用品専門のオンラインサイト(アカチャンホンポ・西松屋オンラインなど)でも販売されていることがあります。
店舗受け取りや定期便を利用すれば、安定的に入手できる場合もあります。
ただし、人気サイズや限定シリーズは価格が上がることもあるため、定価より高いものは慎重に確認しましょう。
代替策④:早めの在庫確保と備蓄
Lサイズへの切り替え時期は個人差がありますが、在庫の変動が激しいため、必要になりそうなタイミングで早めに確保しておくのが安心です。
特に、オンラインで在庫が復活したタイミングを逃さず、1〜2パック程度の余裕を持ってストックしておくと慌てずに済みます。
また、赤ちゃんの体重が増えてきたら「パンツタイプに移行する余地もある」と想定し、急な品薄にも対応できるようにしておきましょう。
今後の展望:完全な終売ではなく「流通の最適化」
現時点で、テープタイプLサイズを完全に生産終了したというメーカー発表は確認されていません。
しかし、パンツタイプへの移行が進む中で、Lサイズのテープタイプは今後も「店舗では見つけにくい」「オンライン中心の販売になる」傾向が続くと考えられます。
また、メーカーの製品リニューアルや新パッケージへの切り替え時期には、一時的に旧型が品薄になることもあります。
そのため、「見つからない=終売」ではなく、「販売形態が変わった」と捉えるのが正確です。
まとめ:おむつテープLサイズが売ってないときの最適解
・テープLサイズは、パンツタイプへの需要シフトと店舗の仕入れ方針により、流通が減少している。
・完全な販売終了ではなく、「見つかりにくい」だけのケースが多い。
・ネット通販ではまだ在庫があり、ブランドやシリーズを変えれば入手可能。
・パンツタイプへの切り替えを前向きに検討すると、使いやすさもアップする。
赤ちゃんのおむつ選びは、成長とともに変化していくものです。
「いつものサイズが売ってない!」と焦る気持ちは誰にでもありますが、少し視野を広げて探せば、きっと解決策が見つかります。
今後も「おむつテープLサイズ」の在庫状況は変動する可能性がありますが、慌てず柔軟に対応していきましょう。

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