最近、「くるりんカッターが売ってない」「どこにも置いてない」という声がSNSや検索で増えています。以前は100円ショップでも気軽に買えた便利グッズですが、いまはなかなか見つからないようです。この記事では、くるりんカッターの販売状況や販売終了の理由、代替品、そして再販の可能性まで、最新の情報をもとに分かりやすく解説します。
くるりんカッターとはどんな商品?
くるりんカッターは、和歌山県のメーカー「小久保工業所」が製造するキッチンアイテムです。野菜や果物を“らせん状”にカットできる、手動式の簡単カッターとして人気を集めていました。ABS樹脂製のシンプルな構造で、中央の軸を刺してクルクル回すだけ。包丁を使わずに、きゅうりやじゃがいも、大根、にんじんなどを面白い形にカットできるのが魅力です。
見た目も楽しく、料理の彩りを増やしたり、お弁当の飾り切りに使ったりする人が多くいました。特に「トルネードポテト」や「野菜チップス」作りに便利という声も多く、家庭で簡単に“映える料理”ができると話題になったグッズです。
くるりんカッターが売ってない?その理由を調査
ここ数年、ネット上では「くるりんカッターが売ってない」「ダイソーに行ったけど見つからなかった」といった投稿が増えています。実際に、以前は100円ショップやホームセンターで簡単に手に入ったのに、今は店舗で見つけにくくなっています。その原因をいくつかの角度から見ていきましょう。
1. 100円ショップでの取り扱い終了
一番大きな理由は、100円ショップでの取り扱い終了です。もともとくるりんカッターは「ダイソー」や「セリア」などの100均で販売されていましたが、現在は多くの店舗で扱われていません。100円ショップでは、商品の入れ替えが頻繁に行われるため、人気が落ちたり、仕入れコストが上がったりすると販売を終了するケースが多くあります。
特にプラスチック製品は、原材料費や物流コストの高騰で採算が合いにくく、100円では販売しづらくなっていることも背景にあるようです。
2. 生産コストや価格改定の影響
くるりんカッターはもともと100円台の商品でしたが、近年は製造コストの上昇により、定価を維持できなくなったと考えられます。メーカー公式サイトでは製品情報が残っていますが、店舗への出荷数は減少傾向にあります。オンラインショップでも「販売終了」「在庫限り」といった表記が見られ、継続的な生産が難しくなっている可能性があります。
3. トレンド商品のサイクル
くるりんカッターの人気は、SNSでの“映え料理ブーム”とともに高まりました。しかし近年では新しいキッチングッズが次々登場しており、かつてのような注目度は下がっています。100円ショップでは「季節アイテム」や「トレンドグッズ」を重視する傾向があるため、流行が落ち着くと棚から外されることも多いのです。
4. 終売(廃番)の可能性
小久保工業所の公式ページでは、明確に「生産終了」とは書かれていませんが、実店舗での流通が極端に減っていることから、“事実上の終売状態”と見る声もあります。特に100均経由で販売されていた商品は、メーカー側の意向だけでなく、卸先の発注状況にも左右されるため、一定期間の休止や再販を繰り返すケースもあります。
どこで買える?現在の販売店情報
「くるりんカッターを探しても売ってない」という人でも、いくつかの方法で入手できるチャンスはあります。
1. ネット通販をチェック
まず確実なのがオンラインショップです。
- Amazon では「くるりんカッター」と検索すると、在庫がある店舗が見つかります。送料を含めると100円ショップよりやや高めですが、確実に購入可能です。
- 楽天市場 でも複数のショップが取り扱っており、まとめ買いが可能な場合もあります。
- ヨドバシカメラ では小久保工業所の正規品として販売されており、税込113円前後の価格で掲載されています。
このように、ネット通販なら在庫が残っていることが多く、店舗で探すより効率的です。
2. キャンドゥ・ホームセンターで探す
100円ショップの中では、キャンドゥで取り扱いが確認された時期もあります。店舗によって在庫が異なるため、問い合わせてみるのがおすすめです。また、ホームセンターや家電量販店でも、キッチン雑貨コーナーにひっそり並んでいる場合があります。
代替品・似た商品もチェックしよう
「どうしてもくるりんカッターが見つからない」という場合は、同じような機能を持つツールを探すのもおすすめです。
- スパイラルカッター
じゃがいもや大根をらせん状にカットできる器具で、くるりんカッターと同様の仕組み。ネットやホームセンターで数百円から販売されています。 - トルネードポテトメーカー
屋台風の“くし刺しポテト”が作れる商品。くるりんカッターより少し大きめで、調理の幅を広げたい人に人気です。 - 野菜スパイラライザー
ハンドルを回すタイプの多機能スライサー。パスタ状のカットも可能で、健康志向の人やダイエットメニューにも活用されています。
いずれも“クルクルと回してらせん状に切る”という共通点があり、用途に合わせて選ぶことができます。
再販の可能性はある?
完全な販売終了ではなく、「一時的な流通停止」「店舗での仕入れ停止」である可能性も高いのがくるりんカッターの特徴です。小久保工業所の公式サイトに製品情報が残っていることから、金型や製造ライン自体は維持されていると考えられます。
そのため、以下のような再販の可能性もあります。
- キッチン雑貨の需要が高まる季節(春の新生活シーズンなど)に再入荷する
- 100円ショップがリニューアルラインナップとして再登場させる
- ネット通販で限定的に再販される
特に「トルネードポテト」や「デコ弁」ブームが再燃した場合、再び注目される可能性があります。気になる方は、定期的にネット通販をチェックするのがおすすめです。
購入時の注意点と正規品の見分け方
現在、ネット上では「くるりんカッター」に似たコピー品も流通しています。購入する際は、以下の点を確認しましょう。
- メーカー名が「小久保工業所(KOKUBO)」であるか
- 型番が「KK-247」またはJANコード4956810802395であるか
- 商品説明に“日本製”と明記されているか
特に、正規品は安全性と耐久性が確保されており、ABS樹脂で手を切りにくい設計になっています。安価な模倣品の場合、刃の部分が弱かったり、回転軸が外れやすかったりするため注意が必要です。
まとめ:「くるりんカッター」が売ってない時の対処法
くるりんカッターが売ってない理由は、主に「100円ショップでの販売終了」「流通量の減少」「価格上昇」「トレンド変化」などが重なった結果と考えられます。現在は一部ネット通販でのみ購入可能な状況です。
とはいえ、完全に入手不可能というわけではありません。
Amazonや楽天市場では在庫がある場合も多く、ヨドバシなど大手通販サイトでは今も販売が続いています。どうしても欲しい人は、ネットでの注文が最も確実です。
また、代替品としてスパイラルカッターやトルネードポテトメーカー、野菜スパイラライザーなども選択肢に入ります。用途に応じて比較し、自分に合ったアイテムを探してみましょう。
くるりんカッターは、料理をちょっと楽しくするユニークなツール。もし再販や再入荷が行われたら、また話題になるかもしれません。気になる方は、定期的にネットでチェックしてみてください。

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