近所のスーパーで「明日香のわらび餅が見当たらない…」と感じた方、多いのではないでしょうか。夏場になると定番の和スイーツとして人気の「明日香野のわらび餅」。ぷるんとした食感ときな粉の香ばしさで、毎年楽しみにしている人も少なくありません。ところが、最近「売ってない」「見つからない」「販売終了したの?」という声が増えています。この記事では、わらび餅明日香が店頭から消えた理由や販売時期、再び購入できる方法まで詳しく解説します。
明日香のわらび餅とは?人気の理由をおさらい
明日香野(明日香食品株式会社)は、スーパーのチルド和菓子コーナーではおなじみのメーカーです。中でも「元祖透明わらび餅」は同社を代表する人気商品。透明感のあるわらび餅に、香ばしいきな粉や黒蜜を添えた一品で、全国のスーパーマーケットで長年販売されています。
食感のやわらかさと喉ごしの良さに加え、パッケージの見た目も涼しげで、夏の季節菓子として根強いファンが多いのが特徴です。実際、明日香野によると「年間1億粒以上」ものわらび餅を製造しているとのことで、まさに夏の風物詩とも言える存在になっています。
わらび餅明日香が売ってない?販売停止のうわさの真相
SNSや口コミサイトでは、「わらび餅が全然見当たらない」「販売終了したのでは?」といった声が多く見られます。これにはいくつかの理由があります。
まず明日香野の公式発表によると、「元祖透明わらび餅」は毎年9月末をもってその年の販売を終了すると明言されています。つまり、秋以降に店頭から姿を消すのは「終売」ではなく、「シーズン販売終了」が理由です。
同社の公式Facebookでは「今年のわらび餅は9月末で販売終了となります。来年もよろしくお願いいたします」との投稿も確認されています。つまり、販売停止ではなく季節商品のため、秋から春までは店頭に並ばないだけなのです。
販売時期はいつ?わらび餅が買えるシーズンを解説
わらび餅明日香の販売は、例年**春から夏の終わり(おおよそ3月~9月)**が中心です。特に6月〜8月にかけては、スーパーのチルドスイーツコーナーにずらりと並びます。8月下旬には「ご愛顧感謝キャンペーン」や「20%増量パック」などの企画も実施される年があり、この時期が最も購入しやすいタイミングです。
一方で、10月以降は徐々に取扱店舗が減り、在庫がなくなり次第販売終了となるケースが多く見られます。そのため、秋や冬に「売ってない」と感じても、それは販売期間外であることがほとんどです。
地域や店舗による違いも?「見つからない」原因のひとつ
もうひとつの要因は、地域や店舗によって取扱状況が異なることです。明日香野の公式サイトには、主な取扱店として以下のようなスーパーが掲載されています。
- イオン
- イトーヨーカドー
- アピタ・ピアゴ
- ベイシア
- イズミヤ
- オーケーストア
- 原信・ナルス
- 阪急オアシス
- いなげや
このように全国的に流通しているものの、店舗ごとに仕入れや棚のスペースが異なるため、同じチェーンでも地域によっては扱っていない場合があるのです。また、東日本と西日本では黒蜜の有無など仕様が異なり、販売エリアごとに商品ラインナップが分かれています。
「去年は売っていたのに今年は見かけない」という人は、店舗の仕入れ方針やエリア限定仕様が影響している可能性があります。
原材料価格の高騰と環境対応による影響
もうひとつ注目すべき点として、近年の原材料費高騰があります。2023年2月、明日香野は「商品の一部規格変更」を発表し、その理由として「原材料価格の上昇」や「環境対応」を挙げています。
具体的には、トレーの素材変更(環境配慮型への切り替え)や、製造コストの調整などが行われたと説明されています。
こうした製造・包装の見直しは、一時的に流通量や取扱店数に影響を与えることもあります。とはいえ、明日香野は「社会的役割を果たしながら販売を継続する」と明言しており、販売自体を中止するわけではありません。
つまり、「販売停止」ではなく「安定供給やコスト調整のための一時的な変化」が背景にあると考えられます。
わらび餅明日香を買える場所と購入方法
では、実際に「今すぐ食べたい」と思ったとき、どこで買えるのでしょうか。
公式オンラインショップは存在しませんが、以下のような方法で購入可能です。
- スーパーのチルドコーナーをチェック
前述のイオン、イトーヨーカドー、ベイシアなどでは、シーズン中に入荷されやすい傾向があります。和菓子コーナーまたはデザート売場を探してみましょう。 - ネットスーパー・通販サイトを利用
楽天市場の「ベイシアネットスーパー」などで、明日香野のわらび餅が販売されていることがあります。季節により在庫状況が変わるため、検索時期を変えて確認してみるのがおすすめです。 - メーカーのSNSで最新情報をチェック
FacebookやX(旧Twitter)の公式アカウントでは、販売時期やキャンペーン情報が随時更新されています。「今年の販売終了」「来年の販売開始」などのアナウンスが確認できることもあります。
明日香のわらび餅が人気を保ち続ける理由
販売時期が限られているにもかかわらず、毎年話題になる理由はやはりその「味と食感」にあります。とろけるような透明感のあるわらび餅に、ほどよく甘い黒蜜と香ばしいきな粉。スーパーで気軽に買えるのに、本格的な和菓子の味わいが楽しめるのが魅力です。
また、見た目にも清涼感があり、冷やして食べると夏バテ気味の時でもつるんと喉を通ります。お手頃価格で、家族や職場のちょっとしたデザートにもぴったりです。
この「日常の贅沢感」こそ、明日香のわらび餅が長年愛され続ける理由と言えるでしょう。
再販の時期と今後の展望
過去の傾向から見ると、わらび餅明日香は**翌年の春(3月~4月頃)**に再び店頭に登場する可能性が高いです。公式サイトのニュースページでは、例年2月頃に新年度商品の告知やキャンペーン情報が公開されています。
そのため、「また食べたい!」という方は、春先になったらスーパーの和菓子売場をチェックしてみてください。季節限定の商品だからこそ、再登場のタイミングを知っておくと確実です。
なお、明日香野ではわらび餅以外にも、みたらし団子・あん団子・草餅など季節ごとのチルド和菓子を多数展開しています。冬場はこれらがメインになり、春から夏にかけてわらび餅が主役に切り替わるというサイクルです。
まとめ:わらび餅明日香が売ってないのは販売終了ではなく季節要因
結論として、「わらび餅明日香が売ってない」と感じる理由の多くは、次のように整理できます。
- 毎年9月末でシーズン販売が終了している
- 秋~冬は生産・出荷を停止しているため店頭に並ばない
- 地域・店舗によって取扱の有無が異なる
- 原材料や包装資材の調整で流通量が変動することがある
つまり、「販売停止」ではなく「販売シーズンの終了」というのが実際の理由です。
春から夏にかけての期間中は、全国のスーパーで例年通り販売される見込みが高いので、来年のシーズンを楽しみに待ちましょう。
明日香野のわらび餅は、季節が来るたびに再び出会える“夏の定番”。
次に店頭で見かけたときは、迷わず手に取ってみてください。きっと、変わらぬぷるぷるの食感と、懐かしい味わいが待っています。

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