最近SNSなどで「伊藤園の抹茶ラブが売ってない」「見かけなくなった」といった声を見かけるようになりました。
かつてコンビニやスーパーで手軽に買えた印象のあるこの商品、いったい何が起きているのでしょうか?
この記事では、抹茶ラブの販売状況や終売の噂の真相、そして再販・新展開の情報まで、わかりやすく整理して紹介します。
抹茶ラブとは?伊藤園の“体験型抹茶ドリンク”ブランド
伊藤園の「matcha LOVE(抹茶ラブ)」シリーズは、国産抹茶100%を使用した無糖タイプの抹茶飲料ブランド。
最大の特徴は「パウダーインキャップ方式」。ボトルのキャップ部分に抹茶粉末が入っており、飲む直前に振って作ることで、できたての風味と香りを楽しめる“体験型抹茶ドリンク”です。
容量は190mlと小ぶりで、無糖・低カロリー。
まさに「本格的な抹茶を気軽に味わえる」ことをコンセプトにしており、抹茶好きの間で人気を集めていました。
「売ってない」「見かけない」と言われる理由
それでは、なぜ「抹茶ラブが売ってない」と感じる人が増えたのでしょうか。
実際に販売終了なのか、あるいは別の理由があるのかを整理してみます。
1. 店舗ごとの取扱い減少
まず考えられるのは、販売チャネルの偏りです。
一部のスーパーやコンビニでは、他の緑茶や無糖茶に比べて回転率が低く、棚のスペースが限られているため、入荷が不定期になっているケースがあります。
ドラッグストアやディスカウントストアではもともと取扱いが少なく、地域によっては全く見かけないことも。
一方で、Amazonや楽天市場などの通販では在庫が確認できる場合もあり、「店舗にはないがネットでは買える」という状況が生まれています。
2. 一部仕様・フレーバーの製造終了
ECサイトでは「在庫限り」「メーカー製造中止」の表記が見られるものもあり、旧仕様や特定フレーバーが終了したことが確認されています。
例えば「matcha LOVE 京都宇治抹茶(190ml)」や初期デザイン版の抹茶ラブは、販売終了商品として扱われています。
このため、「見つからない=終売?」と誤解されることが増えたと考えられます。
3. リニューアル・新仕様への切り替え時期
伊藤園は2025年10月に、「matcha LOVE 抹茶(クリアパッケージ)」という新仕様を発売しました。
パッケージを透明にし、抹茶の色の変化を目で楽しめる設計へ刷新。中身も改良されており、より鮮やかな抹茶の風味を感じられるようになっています。
つまり、旧仕様の在庫が減るタイミングで一時的に流通が滞り、「売ってない」と感じる人が増えたわけです。
販売終了ではなく、リニューアル展開中
現時点で、伊藤園の公式サイトには「matcha LOVE 抹茶(190ml)」が製品ページとして掲載されています。
また、新作フレーバーとして「matcha LOVE 柚子と抹茶」「matcha LOVE 生姜と抹茶」などのラインナップも発表されており、ブランドそのものが終了したわけではありません。
つまり、抹茶ラブは完全な終売ではなく、リニューアル移行中と捉えるのが正確です。
旧仕様(初期ボトルデザインや特定フレーバー)は終了していても、新パッケージ版や新味が順次登場しています。
なぜ販売が不安定なのか?背景にある市場事情
「売ってない」という声が出やすい背景には、日本の飲料市場特有の事情もあります。
1. 小容量×高価格の難しさ
抹茶ラブは190mlで税別230円という設定。
一般的なペットボトル茶(500mlで150円前後)と比べるとやや高価です。
品質を重視したプレミアム商品である反面、価格面で日常的に手に取る人が限られ、結果として量販店では取扱いが少なくなりやすいのです。
2. 抹茶需要の二極化
抹茶ブームは続いていますが、「甘い抹茶ラテ系」と「無糖・本格抹茶系」に市場が二分しています。
抹茶ラブは後者にあたるため、ライト層よりも抹茶通向け。
結果的にターゲットが限定的になり、一般流通で見かけにくくなっている面もあります。
3. リニューアル前後の在庫調整
伊藤園は多品種展開を行う企業です。
製造ラインの切り替えやパッケージ変更に伴い、旧商品を一時的に出荷停止にする期間が存在します。
これが「売ってない」と感じられる直接的な原因のひとつといえるでしょう。
現在の入手方法と再販情報
では、今「抹茶ラブ」を手に入れたい場合はどうすればいいのでしょうか。
1. 通販サイトでの購入
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは引き続き販売があります。
ただし、旧仕様は「在庫限り」表記が多く、価格が上がっていることも。
一方で、新仕様(matcha LOVE 抹茶(クリアパッケージ))は今後の流通拡大が予定されています。
2. コンビニ・スーパーでの取り扱い再開
新パッケージ版は2025年10月から全国発売されているため、順次店頭でも見かけるようになる見込みです。
ただし、全国一斉ではなく地域ごとに導入時期がずれる可能性があるため、近隣店舗での確認が確実です。
3. 他のmatcha LOVE(抹茶ラブ)シリーズを試す
「抹茶ラブが見つからない」ときは、同シリーズの別フレーバーを探すのもおすすめです。
「matcha LOVE 柚子と抹茶」「matcha LOVE 生姜と抹茶」などは季節限定ではありますが、取扱店によっては在庫がある場合もあります。
似たテイストの代替商品もチェック
もし抹茶ラブが見つからない場合、他の抹茶飲料を試すのも一案です。
抹茶ラブほどの“振って作る体験型”は珍しいですが、味の方向性に合わせて代替できる商品は複数あります。
今後の展望と再販の可能性
伊藤園の公式発表では、matcha LOVE(抹茶ラブ)ブランドは今後も継続・拡大予定です。
特に「体験型」「国産抹茶100%」「クリアパッケージ」など、視覚的にも楽しめる方向へ進化しているのが特徴。
また、訪日外国人の増加で“日本らしさ”を感じる抹茶ドリンク需要が高まっており、輸出展開も強化されつつあります。
この流れを考えると、今後さらに新シリーズや限定コラボが登場する可能性も十分あります。
まとめ: 抹茶ラブは終売ではなく“進化中”のブランド
ここまでの内容を整理すると――
- 「抹茶ラブが売ってない」と感じるのは、旧仕様の終了や流通切り替えの影響
- シリーズ自体は伊藤園の公式サイトにも掲載され、ブランドとして継続中
- 2025年秋からは新パッケージ版が登場し、全国展開が進んでいる
- 一部店舗では在庫がまだ安定していないが、通販では購入可能
- 再販というより“リニューアル継続”の形で今後も展開予定
つまり、抹茶ラブは「販売終了」ではなく「再始動中」。
少し時間をおけば、また新しい姿で店頭に並ぶはずです。
伊藤園の抹茶ラブが売ってない理由は?今後も注目の抹茶ブランドに
結論として、「伊藤園の抹茶ラブが売ってない理由」は一時的な仕様切り替えと流通調整によるもの。
完全終売ではなく、むしろリニューアルを経て新しいフェーズに入っています。
見かけなくても諦める必要はありません。
公式発表によると、matcha LOVE(抹茶ラブ)シリーズは引き続き展開される予定で、今後さらに多彩な抹茶体験を提供してくれるはずです。
抹茶好きなら、ぜひ新しい「抹茶ラブ」の登場を楽しみに待ちましょう。
