最近、「屋台十八番が売ってない」「スーパーで見かけなくなった」という声がネット上で相次いでいます。昔から親しまれてきたマルちゃん正麺の袋麺シリーズだけに、ファンとしては少し不安になりますよね。今回は、屋台十八番がなぜ見かけなくなったのか、本当に販売終了してしまったのか、そして今後の再販予定はあるのかを詳しく調べてみました。
屋台十八番とは?昔ながらの味わいが人気の袋ラーメン
まず、屋台十八番とは東洋水産(マルちゃん)が製造・販売している袋麺シリーズです。1988年に登場して以来、どこか懐かしい屋台風の味と、もちっとした麺が特徴で、しょうゆ、みそ、しおなどの定番フレーバーが揃っています。
このシリーズは長年にわたり多くの人に愛されてきましたが、最近「店頭で全然見ない」「地元のスーパーから消えた」といった声が増加しています。果たしてこれは販売終了なのでしょうか?
売ってないと言われる理由①:販売エリアが限定されている
実は、「屋台十八番が売ってない」と感じる最大の理由は、販売地域が限られていることにあります。
東洋水産の公式サイトを見ると、「屋台十八番 なま味 しょうゆ」や「屋台十八番 みそ」などの商品には「販売エリア:北海道・東北」と明記されています。つまり、このシリーズは全国販売ではなく、北海道・東北限定商品なのです。
そのため、関東や関西、中部地方などのスーパーでは基本的に取り扱われていません。東京や大阪の人がスーパーで探しても、棚に並んでいないのは当然のことなのです。
売ってないと言われる理由②:地域限定ブランドのため全国展開されていない
屋台十八番は「マルちゃん正麺」や「赤いきつね」「緑のたぬき」といった全国定番ブランドとは違い、ご当地ブランドとして位置づけられています。北海道や東北では昔から親しまれており、「地元の味」として根付いている一方で、他地域ではほとんど知られていません。
かつては全国展開していた時期もありましたが、消費者の嗜好や流通コストの観点から、より地域密着型の商品にシフトしたと考えられています。マルちゃんとしても「地域の味を守る」方針のもとで、屋台十八番を地元ブランドとして展開しているようです。
売ってないと言われる理由③:流通の関係で見かけにくい
屋台十八番は大手スーパーや全国チェーンのコンビニよりも、地元密着型のスーパーやドラッグストアで扱われることが多い商品です。そのため、たとえ販売エリア内であっても、店舗やタイミングによっては棚に並ばない場合もあります。
加えて、最近では他ブランドの新商品や限定フレーバーが次々登場しており、限られた棚スペースの都合で一部の味が一時的に置かれなくなることも。これが「最近売ってない」と感じる原因の一つにもなっています。
販売終了の噂の真相:公式では「販売終了」と発表されていない
「屋台十八番 販売終了」で検索すると、SNSや掲示板で「もう作ってないのでは?」という声が見つかりますが、東洋水産から販売終了の公式発表は出ていません。
むしろ、最近も屋台十八番ブランドの新商品が登場しています。たとえば、2025年8月には「屋台十八番 なま味 青森煮干中華」が北海道・東北限定で新発売されました。これは、ブランド自体が今も現役である証拠です。
つまり、「全国で見かけない=廃盤」ではなく、「販売地域が限られている=一部地域では売っていない」という構図なのです。
再販予定や全国展開の可能性はある?
現時点では、東洋水産から「全国展開」や「再販拡大」の予定は発表されていません。ただし、屋台十八番の新商品が定期的に登場していることから、ブランド自体が活発に動いていることは確かです。
また、ネット上では「昔食べていた味をもう一度食べたい」「全国でも買えるようにしてほしい」といった声も多く見られます。こうした消費者の反応次第では、今後限定復活や期間限定での全国販売といった展開がある可能性もあります。
どうしても食べたい人向け:入手方法まとめ
屋台十八番を食べたいけれど、近所で売っていないという方に向けて、入手手段をいくつか紹介します。
- 通販サイトを利用する
楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどで屋台十八番を扱う店舗が複数あります。特に「屋台十八番 なま味 しょうゆ」「屋台十八番 みそ」などの定番フレーバーは比較的在庫が安定しています。
ただし、送料込みでやや高めになる場合もあるため、複数袋まとめ買いするのがおすすめです。 - 北海道・東北の物産展をチェック
デパートやイベント会場で行われる「北海道物産展」「東北フェア」では、屋台十八番が並ぶことがあります。見つけたらぜひまとめ買いしておくと良いでしょう。 - ふるさと納税やご当地ショップも狙い目
一部の自治体では、地元企業として東洋水産製品をふるさと納税の返礼品に採用していることもあります。また、北海道アンテナショップ(東京・有楽町など)でも時期によって取り扱われることがあります。
「売ってない」と感じたら地域限定を疑おう
屋台十八番が売ってない理由をまとめると、以下のようになります。
- 北海道・東北限定のため、他地域では流通していない
- 店舗や時期によって在庫がない場合がある
- 一部地域では棚落ちしているが、製造自体は継続中
つまり、「売ってない=販売終了」ではなく、「自分の地域に入ってこないだけ」というケースがほとんどなのです。全国のマルちゃんファンとしては少し残念ですが、裏を返せば北海道・東北の人たちは今も変わらぬ味を楽しめているということですね。
屋台十八番が売ってないのはなぜ?まとめと今後の展望
屋台十八番が売ってない理由は、全国的な終売ではなく販売地域限定による流通の違いでした。
ブランド自体は今も健在で、新しい味も登場しています。
再販や全国販売の予定は未定ですが、消費者の声が大きくなれば再び広く展開される可能性もゼロではありません。
どうしても食べたい場合は、通販サイトや物産展、北海道・東北のアンテナショップをチェックしてみましょう。懐かしいあの味を再び味わえるチャンスは、意外と身近にあるかもしれません。
屋台十八番が売ってないと感じた方は、ぜひ一度オンラインで探してみてください。地域限定とはいえ、愛され続けているロングセラー商品。これからも細く長く、多くのファンに支えられていくことでしょう。
