「アルビオンの乳液って種類が多くて、どれを選べばいいかわからない…」
そんな声、実はとても多いです。エクサージュ モイスト アドバンス ミルク、フラルネ、アンフィネス パンプ マトリクス ミルク、ホワイトライズ ミルク…と並ぶ名前を見ても、それぞれ何が違うのか、どう使えばいいのか迷いますよね。さらに、「スキコン(薬用スキンコンディショナー)」との相性も気になるところ。この記事では、アルビオンの乳液を肌タイプや目的別に整理しながら、「結局どれが自分に合うのか」を分かりやすく解説します。
そもそもアルビオンの乳液は「先行乳液」
まず押さえておきたいのが、アルビオン独自のスキンケア理論です。
一般的なスキンケアは「化粧水→乳液→クリーム」という順番ですが、アルビオンでは逆。「洗顔後すぐに乳液→そのあと化粧水」という“先行乳液”方式を採用しています。
なぜかというと、洗顔後の肌は水分と油分のバランスが乱れていて、角層が硬くなりがちだから。そこでまず乳液を使って角層を柔らかく整え、そのあとに化粧水をなじませると、成分がより浸透しやすくなるという考え方です。
つまり、アルビオンの乳液は「保湿」よりも先に「肌を整える」役割が強いということ。スキコンを使う人も、乳液を先に使うことでその効果をより引き出せるようになっています。
乳液選びのポイントは「肌タイプ」と「目的」
アルビオンの乳液は種類が多いですが、シリーズごとに狙う肌質や仕上がりが異なります。まずは自分の肌タイプと目的を整理することから始めましょう。
自分の肌タイプをチェック
- 乾燥肌:洗顔後すぐにつっぱる、粉をふくことがある
- 混合肌:Tゾーンはテカるのに、頬はカサつく
- 脂性肌:全体的に皮脂が多く、ベタつきやすい
- 敏感肌・ゆらぎ肌:季節や環境で赤みやかゆみが出やすい
季節によっても肌の状態は変わります。冬は乾燥対策重視、夏は軽めのテクスチャーに切り替えるのがポイントです。
人気シリーズ別に特徴を比較
ここからは、代表的な乳液シリーズを肌タイプ別・目的別に紹介します。
フラルネ(FLARUNE)
2023年に登場した新シリーズで、肌の“個性”に着目。軽やかでなじみの良いテクスチャーが特徴です。
- フルリファイン ミルク M:ノーマル~オイリー肌向け。軽めでベタつきにくい。
- フルリファイン ミルク EM:ノーマル~ドライ肌向け。しっとり柔らかい仕上がり。
毛穴やキメを整えたい人、メイクノリを良くしたい人に人気があります。特にスキコンとの相性が良く、乳液→スキコンの順で使うことで、肌の水分バランスがより整うと言われています。
エクサージュ モイスト アドバンス ミルク
アルビオンの定番中の定番。保湿力に定評があり、乾燥肌の人に根強い人気があります。
- Ⅰ:さっぱりタイプ(オイリー~ノーマル肌向け)
- Ⅱ:しっとりタイプ(ノーマル~ドライ肌向け)
- Ⅲ:こっくり濃密タイプ(乾燥肌~超乾燥肌向け)
とろみがありながらもベタつかず、使い続けるほどにふっくら感が増すのが特徴。冬の乾燥対策や、スキコンと合わせて「うるおい重視」で使いたい人におすすめです。
エクサージュホワイト ホワイトライズ ミルク(医薬部外品)
美白ケアを重視したい人にはこちら。メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを防ぐ薬用乳液です。
- Ⅱ/Ⅲの2タイプで、しっとり度合いを選べます。
「乾燥とくすみ、どちらも気になる」という人にぴったり。透明感を重視したい季節にも使いやすいです。
アンフィネス パンプ マトリクス ミルク
ハリ・弾力を求める方向けのエイジングケアライン。肌の土台を支える“マトリクス”にアプローチし、ふっくらとしたハリ感を与えます。
「最近、頬のラインが下がってきた」「疲れて見える」という30代以降の方に特に人気。夜のスキンケアで使うと、翌朝の肌がなめらかに整う実感があるという口コミも多いです。
スキコンとの相性を考えるなら「乳液の順番」が大事
スキコン(薬用スキンコンディショナー)は、ハトムギエキスを中心にした薬用化粧水で、「肌あれを防ぐ」「皮脂バランスを整える」「キメをなめらかに整える」といった特徴があります。
アルビオンの基本的な流れは次のとおりです。
- 洗顔後すぐに乳液(先行乳液)を使う
- そのあとにスキコンをなじませる
- 最後に美容液やクリームで仕上げる
この順番を守ることで、乳液が角層を柔らかく整え、スキコンの成分がより肌になじみやすくなります。
もし他社の化粧水を使う場合は、スキコンほどの相性は得られにくいので注意が必要です。
季節やライフスタイルに合わせて使い分けよう
アルビオンの乳液は、同じシリーズ内でも「さっぱり」「しっとり」「コクあり」と複数のテクスチャーがあります。
季節ごとに使い分けることで、肌の調子を一定に保ちやすくなります。
- 春夏:皮脂が多くなる季節。軽めのMタイプやⅠタイプを選ぶ
- 秋冬:乾燥しやすい季節。しっとり系のEMタイプやⅢタイプがおすすめ
- 旅行や忙しい時期:乾燥しやすい環境では、モイスト アドバンス ミルクⅢなどのコクありタイプを常備
同じシリーズでも季節で使い分けると、肌のバランスが崩れにくくなります。
アルビオン乳液の使い方のコツ
- 洗顔後すぐに使う
顔を拭いたら、できるだけ早く乳液をつけましょう。時間をおくと乾燥が進みます。 - コットン使用が基本
ポンプ3回分をコットンに取り、顔の中心から外側に向かってやさしくなじませます。 - スキコンをすぐ重ねる
乳液のあと、間をおかずにスキコンを重ねることで、肌がもちもちに整います。 - 使う量をケチらない
少量すぎるとムラづきしやすく、効果を感じにくくなります。公式推奨量を守ることが大切です。
よくある疑問Q&A
Q. 乳液は1種類でいいの?
→ 季節や肌の調子に合わせて2種類ほど持っておくのが理想です。夏は軽め、冬は保湿重視タイプに切り替えましょう。
Q. スキコンを使わないと効果は半減?
→ そんなことはありませんが、スキコンは乳液後の化粧水として最も相性が良い設計。ライン使いすると、よりバランスが整いやすくなります。
Q. 他社の化粧水と組み合わせてもOK?
→ 可能ですが、アルビオン独自の「先行乳液理論」を完全には活かせない場合があります。スキコンと合わせると効果的です。
アルビオン乳液はどれがいい?まとめと選び方のコツ
最後にもう一度まとめましょう。
- 乾燥肌・しっとり派:モイスト アドバンス ミルクⅢ/フルリファイン ミルク EM
- 混合肌・軽め派:フルリファイン ミルク M/モイスト アドバンス ミルクⅡ
- 美白・透明感重視:ホワイトライズ ミルクⅡ・Ⅲ
- ハリ・弾力ケア:アンフィネス パンプ マトリクス ミルク
そして、スキコンとの併用なら「乳液→スキコン」の順番を守ることがポイント。
肌をやわらげてからスキコンを重ねることで、うるおいと透明感がぐっと高まります。
アルビオンの乳液は、どれも肌を「やわらかく、なめらかに整える」ための第一歩。迷ったときは、季節と肌タイプで選びながら、自分の肌に一番しっくりくるテクスチャーを探してみてください。
そのひと手間が、翌朝の肌を見違えるように変えてくれます。
