「ブリタって種類が多くて、どれを選べばいいの？」
初めて浄水器を買おうとすると、ポット型・ボトル型・蛇口型といくつかのタイプが並んでいて迷ってしまいますよね。どれも「水道水をおいしくする」という目的は同じですが、使い方や生活スタイルによって向き不向きがあります。
この記事では、ブリタの主要3タイプを比較しながら、それぞれの特徴や選び方のポイントをわかりやすく解説していきます。
ブリタとは？世界中で愛される浄水ブランド
ブリタはドイツ生まれの浄水器ブランドで、1960年代から世界中で愛用されています。日本では「ポット型浄水器」でおなじみですが、持ち運びに便利な「ボトル型」や、キッチンに取り付ける「蛇口型（タップ型）」など、さまざまなスタイルが選べるのが特徴です。
浄水カートリッジには「マイクロカーボン」や「イオン交換樹脂」などが使われており、水道水に含まれる塩素やカルキ臭、微粒子などをしっかり除去。水本来の味を引き出しながら、毎日安心して飲める水に整えてくれます。
ブリタの種類は主に3タイプ
ブリタのラインナップは大きく分けて次の3つです。
- ポット型（家庭用）
- ボトル型（携帯用）
- 蛇口型（タップ直結型）
それぞれの特徴を、メリット・デメリットを交えて詳しく見ていきましょう。
ポット型：手軽で家庭用にぴったり
ブリタの定番といえば、やはりポット型。冷蔵庫で冷やしておいしく飲めるタイプです。
ポット型は本体の上から水道水を注ぐだけで、内部のカートリッジがろ過してくれます。数分で浄水ができあがるので、朝のコーヒーや料理にもすぐ使えます。
ポット型のメリット
- 水を注ぐだけで使える手軽さ
- 一度にたっぷり浄水でき、家族でも使いやすい
- 冷蔵庫のドアポケットに入るサイズもある
- 電気不要でエコ
特に人気が高いのは「ブリタ リクエリ」や「アルーナ XL」など。ろ過水容量は約1〜1.7L前後で、1日数リットルを使用する家庭にぴったりです。
ポット型の注意点
- 大きいモデルは冷蔵庫で場所を取る
- 水を入れてからろ過完了まで数分かかる
- カートリッジは2〜3か月ごとに交換が必要
カートリッジ交換の頻度を守らないと、ろ過性能が下がるだけでなく雑菌の繁殖にもつながるため、交換時期をしっかり管理することが大切です。
ボトル型：外出先でもおいしい水を
「ブリタ ボトル型」は、持ち運びできる浄水ボトルタイプです。
オフィスや学校、公園、ジムなど外出先で水を補給したい人にぴったり。
本体に水を注ぐと、飲むたびに内蔵のカートリッジを通ってろ過される仕組み。市販のペットボトルを買う代わりに、環境にもお財布にもやさしい選択です。
ボトル型のメリット
- 外でも水道水を安心して飲める
- ペットボトルの購入を減らせる
- 持ち歩きやすく、デザインもおしゃれ
- 約600ml前後で軽量
特に「ブリタ アクティブ」「フィル＆ゴー」シリーズが人気で、カートリッジ1個でペットボトル300本分の水をろ過できるとされています。
ボトル型の注意点
- 容量が少なく家庭用には不向き
- 頻繁に洗浄・補充する手間がある
- ろ過スピードはポット型より遅め
ただ、「外出先で手軽においしい水を飲みたい」「ペットボトルを減らしたい」といったニーズには最適です。特に一人暮らしやオフィス勤務の方におすすめのタイプです。
蛇口型：キッチンで常時使える便利タイプ
蛇口型（タップ型）は、キッチンの蛇口に直接取り付けるタイプ。水を出すたびにそのまま浄水されるので、料理や飲み水などあらゆるシーンで使えます。
ブリタの「オンタップ」シリーズは、取り付けも比較的簡単で、工具がなくても設置できるモデルが多いです。
蛇口型のメリット
- 水をひねるだけで常に浄水が使える
- 料理・飲用の両方に使いやすい
- 容器に水をためる手間がない
- 大量に使う家庭でも便利
浄水性能も高く、カートリッジ交換の目安は1日10L使用で約4か月。ポット型よりも頻度が少なく済みます。
蛇口型の注意点
- 設置できる蛇口の形状が限られる
- 取り付けスペースの確認が必要
- 初期費用がやや高め
便利さは抜群ですが、設置可能かどうか事前にチェックするのを忘れずに。特にシャワー混合栓タイプなどは取り付け不可の場合もあります。
どのブリタがいい？生活スタイル別おすすめ
では実際、どのタイプが自分に合っているのでしょうか。
迷ったときは、使うシーンを思い浮かべて選ぶのが一番です。
家族で料理や飲料水に使いたいなら
→ ポット型
毎日のご飯やお茶、コーヒーなど幅広く使いたい人に最適。冷蔵庫で冷やして飲む習慣があるなら、このタイプ一択です。
一人暮らし・オフィス・外出先重視なら
→ ボトル型
小型で軽いので、通勤・通学や外出が多い人にぴったり。出先の水道で水を補充するだけで、おいしい水がいつでも飲めます。
料理中心で常に浄水を使いたいなら
→ 蛇口型
蛇口から直接ろ過された水が出るので、調理中もストレスなし。水量の多い家庭やキッチン中心の使い方をする人におすすめです。
カートリッジ交換とコストの目安
ブリタを使ううえで欠かせないのが、カートリッジ交換。
交換時期を守ることで浄水性能を維持できます。
- ポット型：2〜3か月ごと（1日2〜3L使用）
- ボトル型：2か月ごと（使用頻度による）
- 蛇口型：4か月ごと（1日10L使用）
カートリッジ1個あたりの価格は約1,000円前後。
年間コストで見ると、ポット型で約7,000円ほど、蛇口型は約3,000〜5,000円前後が目安です。
どのタイプもランニングコストはペットボトルを買うより安く、長期的には経済的です。
まとめ：ブリタはどれがいい？ポット型・ボトル型・蛇口型を比較して最適解を紹介
ここまでブリタの3タイプを比較してきましたが、最適解は「どこで、どんなシーンで水を使いたいか」で決まります。
- 家族でたっぷり使いたいなら ポット型
- 外出先やオフィスで手軽に使いたいなら ボトル型
- キッチンで日常的に浄水を使いたいなら 蛇口型
どのタイプも、水道水をよりおいしく安全にするという目的は同じ。
自分の生活スタイルに合わせて選べば、ブリタは日々の暮らしを確実に快適にしてくれるアイテムです。
毎日の「水」を変えるだけで、飲み物の味も気分も変わる。
あなたにとっての“ちょうどいいブリタ”を、ぜひ見つけてください。
